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ニイガタビト

製菓の仕事で輝く人々
- 洋菓子激戦区、新潟で働く -

2013.05.22 掲載

朝日池総合農場

山田絵里佳さん

洋菓子店『L.P.S』

野潟澄孝さん

 新潟は県内各地に洋菓子店があり、多くのお客さんの人気を集めています。お店は商品の美味しさや見た目を追究し、そのお店ならではの個性を活かして勝負しています。
 今回は、洋菓子激戦区ともいえる新潟で製菓の仕事で活躍する方々からお聞きした、業界の特徴・就職のアドバイス・仕事への思いをご紹介します。

製菓業界の就職活動

 『にいがた製菓・調理師専門学校えぷろん』校長の出塚彩先生からお話を伺いました。
「新潟は様々な場所に洋菓子店があるので、製菓の仕事に就きたい人にとっては各地域に就職口があります。ただ、お店は製菓専門学校に求人票を送ることが多いため、学生でない人は情報収集が大変だと感じるかもしれません。
 ですが、店内に求人情報を置くお店もあるので、就職活動では直接お店に足を運びチェックすることが大切です。求人のないお店でも、働きたければオーナーに話すといいと思います。お店のファンなら採用しようと思うオーナーは、実は結構多いようです。」

ステップアップについて

「製菓の業界では、最初に働くお店で3年から5年程経験を積み、その後ステップアップのために別のお店に移るのが一般的です。独立を考えている人は貯金もしなければなりませんし、経営の知識も必要なので、実際には30代半ばでお店を出すことが多いです。新潟出身の人は一度県外に修行に出たとしても、自分のお店は生まれ育った地元で開く人がほとんどなので、郷土愛が人一倍強いと感じます。」

製菓業界を目指す人へのアドバイス

「製菓の仕事は長時間の肉体労働なので、体力をつけておく必要があります。また、仕事のほとんどが同じ作業の繰り返しなので、物事をコツコツと丁寧に続けられる力も求められます。
 将来、新潟でお店を開こうと考えている人は、一度東京のお店で働いてみるのも一つの方法です。多くのお客さんが訪れる忙しいお店で働き、経験値を積むことが大切だと思います。」

『にいがた製菓・調理師専門学校えぷろん』へのリンク

農場で洋菓子作りの技術を活かす

 上越市出身の山田絵里佳さんは、同市内にある『朝日池総合農場』が経営する直売所で洋菓子を製造しています。
「東京の製菓学校で学んだ後、都内の洋菓子店で接客から商品の製造まで一通り経験を積み、Uターンしました。
 『朝日池総合農場』が募集していたのは、切り餅や梅干し、ラッキョウなどの加工担当者でしたが、就職面接で洋菓子店での勤務経験があると伝えると、「農場の卵を使ってプリンを作れないか」という話が出ました。その後農場で働くことが決まり、現在は直売所で販売する洋菓子を作っています。その他、パッケージのデザイン、洋菓子以外の加工品の製造、農作業などにも携わるので、その都度勉強という気持ちで働いています。」

洋菓子を求めて直売所に来ていただけるように

「今の仕事では、他のスタッフと協力しながら商品開発に関われる点に特にやりがいを感じます。農場では直売所をさらに盛り上げるため、旬の食材を使った加工品の開発に力を入れている最中なので、私も洋菓子作りの技術を活かして貢献したいです。いずれは私が作った洋菓子を求めて直売所に来てくださるお客さんが増えるよう、頑張っていこうと思います。」

『朝日池総合農場』へのリンク

老舗和菓子屋の中に生まれた洋菓子店

 阿賀町津川出身の野潟澄孝(すみゆき)さんは、実家である和菓子屋『きりん堂』の店内に、洋菓子店『L.P.S』をオープンさせました。
「私が新潟市内のお店でパティシエとして修行していた頃、『きりん堂』を建て直すことになり、経営者である父から「建て直した店で洋菓子作りをやってみたらどうか」と勧められました。自分の力でやっていけるのか不安もありましたが、新しいものを吹き込むことで『きりん堂』を今よりも元気にしたい、地元の人が誇れるようなお店を作りたいという強い思いから、実家に戻り洋菓子のお店を立ち上げました。」

自由な発想を持って

「お店は、フランス語の“Libre(自由)”、“Penseur(思想家)”の頭文字と、私の名前のイニシャルを使って『L.P.S』という名称にしました。
 商品は、“率直に美味しいと思えるようなシンプルで分かりやすいもの”をコンセプトとしており、何気ない日常会話などから開発のヒントを得ています。実際に、ミルフィーユは崩れやすいという友人の一言から、クレープの皮で包んだミルフィーユを発案しました。
 また、苦手なものを美味しく仕上げる作業も商品開発になります。私自身、苦手だった苺大福が餡の改良により美味しいと感じるようになり、その後商品化しました。」

感動を与えるパティシエに

「昔馴染みのお客さんがこれまでと同じように親しんでくださるような、“今”と“昔”が融合したお店として、魅力ある商品を提供しようと日々頑張っています。
 今後はさらに、感動を与えられるパティシエになることや、作り手である私自身のこともお客さんに知っていただけるようになることが目標です。」

『L.P.S』へのリンク

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