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ニイガタビト

古民家民宿・カフェからシェアサロンへ
- 佐渡・金井地区の祖父の家をリノベーション -

2023.02.03 掲載

古民家民宿オーナー

仲塚 周子さん

佐渡市

新潟県新潟市出身。大学卒業後は東京のシンクタンクで勤務。佐渡市の祖父の家が解体されると聞いて、リノベーションを決意。2015年に夫と子供と共に佐渡市に移住し、母屋で民宿を、2019年には一棟貸の宿を開業。2023年には独立支援型シェアサロンを開業予定。今後更なる地域活性化に寄与していく。

建築家カールさんとの出会いが移住を後押し

【Q.鮮やかなオレンジの外壁が印象的ですね。】

多くの古民家再生を手掛ける十日町市在住の建築家カール・ベンクスさんのデザインです。江戸時代に建てられた茅葺(かやぶき)の家を、構造や梁(はり)、柱などはそのままに、暮らしやすい空間に作り変えてもらいました。
ここは祖父の家ですが、その先祖はかつて庄屋を務めていたそうです。だから、当時の村の人たちが冠婚葬祭の際に集まっていたような広間があり、今はそれをカフェスぺース兼リビングダイニングとして使っています。リノベーションで2階部分を新たに設けて客室を作り、1組限定の民宿を、火・水曜はランチとおやつを提供するカフェを経営しています。


【Q.佐渡に移住した経緯を教えてください。】

東日本大震災のとき私たちは東京で暮らしていましたが、原発事故による停電や生活物資不足に直面して、都会暮らしの危うさを実感しました。ここでは、「自分たちの力だけでは燃料も食料も手に入れられない」と知ってしまったといえばよいでしょうか。
ちょうどその頃に祖父の家を解体しようという話が持ち上がり、長く受け継がれてきたものをなくしてはいけないという思いで「家を直そう」と決心しました。子どもの頃、お盆や正月、GWなどによく家族で訪れていた家で、自分のルーツはここだと思っていたからです。ただ、このときはまだ移住することまでは考えておらず、休みの日に訪れる拠り所にできたらと思っていました。
本格的に移住を意識したのは、カールさんと出会ってからです。家の改修にあたっていろいろ調べていた夫がカールさんについての本を読み、ダメ元で連絡してみたところ、カールさんのほうから「遊びに来ませんか」とお誘いが。十日町でカールさんにお会いして改修を引き受けていただき、プランを話し合っているうちに「佐渡で暮らしたい」という思いがどんどん大きくなりました。


【Q.民宿を始めたきっかけは何でしたか?】

それもカールさんの提案です。「ドイツでは、街道沿いの農家はゲストルームを持っていてお客さんを迎えるものだ」と聞き、やってみようと気持ちが動きました。また、工事中に近所の人たちから「お茶が飲める場所があるといいのに」と言われて、カフェもやろう!と決めました。
漆喰(しっくい)やペンキ塗りは私たちも手伝い、カールさんや大工さん、佐渡の人たちと作った家は2015年に完成。屋号の輿三兵衛にちなんで「YOSABEI」と名付けました。移住後は、私は民宿とカフェを担当し、夫は外で働く、共働きスタイルを取っています。

古民家民宿YOSABEIへのリンク

佐渡では「自分の力で生きていける」

【Q.暮らしてみて佐渡はいかがですか?】

景色も水も空気も食べ物も、五感で感じるものがすべてきれいです。そして、食の豊かさは予想以上でした。米も野菜も果物も肉も魚も牛乳もバターも島で作られていて、一つ一つがおいしいです。離島なので船が止まるリスクを考えて、店でも個人でも食材のストックを持ち、食べ物を保存する知恵もある。薪を割って燃料にし、畑を耕して食料を確保すれば、何かあっても生きていける。東京とは違い、佐渡での暮らしでは自分に裁量権があり、「自分の力で生きていける」と実感しています。
同じように仕事の裁量も自分で決めて、自分や家族のペースに合わせて進めています。移住時に0歳だった長女は小学生になり、佐渡で生まれた次女は4歳になりました。子どもに手を掛けたいときは仕事をセーブし、成長を見ながらできること・やりたいことを進めていくので、東京で感じていた板挟みや負担感のようなものを感じることはなくなりました。子どもたちも木の実を拾ったり、林の中を歩いたり、伸び伸びと自然いっぱいの環境を楽しんでいます。


【Q.もう一棟、宿泊施設を作ったそうですね?】

2019年に、かつて長屋門として使われていた棟を佐渡の大工さんにお願いして改装してもらい、キッチンやバストイレ付きの一棟貸しの宿を始めました。
当初は不安な気持ちもありましたが、夫婦でじっくり事業を計画し、何度もシミュレーションしながら形にしてきました。今では、他の人との接触なく安心して滞在できることもあり、コロナ禍にもかかわらず県内外から多くのお客様に来ていただいています。


【一棟貸の宿の紹介】 
明治頃に建築された長屋門を、佐渡島内の職人さん達とリノベーションした仲塚さんこだわりの宿泊棟では、貸切空間で薪ストーブを囲み、ご家族や友人同士でゆっくりと過ごすことができます。

カール・ベンクス古民家民宿 Yosabei Hiruma Café facebookへのリンク

佐渡にシェアサロンを開業

【Q.これからの抱負を教えてください。】

2023年に民宿や飲食とは違う、新しい事業を立ち上げます。美容師や理容師、マッサージ師、ネイリストなどが自由に使用できるシェアサロンサービスの提供です。完全個室の整体施術室、個別に区切った理・美容ブースにはシャンプー台やカット席、ドライヤーなどの備品を完備し、利用しやすい価格でスペースを貸し出します。独立開業したい人、子育てや介護と仕事を両立しながら自分のペースで仕事をしたい人たちに向けたサービスです。
場所だけでなく、移住や起業のノウハウも提供しますし、できるサポートは惜しみません。これがきっかけとなって、佐渡に移住しサロンを開業する人が増え、佐渡暮らしの豊かさを多くの人に味わっていただけたらと思っています。

シェアサロン「かみのまえサロン」へのリンク

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