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ニイガタビト

洋菓子から米菓へ。キャリアをつなぐUターン
- 東京での経験を活かし、自分らしい商品づくりに向き合う日々 -

2026.03.25 掲載

株式会社栗山米菓 マーケティング部

小杉 優さん

新潟市北区出身。新潟の製菓専門学校を卒業後、東京へ渡り、7 年間にわたって製菓に関わる仕事に携わってきた。働き始めて 5 年ほど経った頃から、次第に「いつか新潟に帰りたい」という思いが芽生え、過労による休養をきっかけに、2024 年にUターンを決意。同年 11月、株式会社栗山米菓に入社し、現在は実家で暮らしている。

走り切った東京生活の先に選んだ、Uターンという選択

【Q.新潟へのUターンを決めたきっかけは何でしたか?】

東京で働き始めて 5 年ほど経った頃から、漠然と「いつか新潟に戻りたい」と考え始めました。そんな中、朝が早くハードな仕事が続いたことで疲労が重なり、休養を取ることになりました。
自分では意識していませんでしたが、きらびやかで競争心の強い人が多い環境に身を置く中で、周囲と比べて無理に背伸びをしてしまい、知らず知らずのうちに心身ともに疲れていたのだと思います。

東京での仕事にはやり切った感もあり、「自分がこれまでに培ってきた知識や経験を活かせば、新潟でも違った角度から働けるのではないか」と考えるようになり、2024 年にUターンを決意しました。

【Q.Uターンを考えるうえで、不安や迷いはありましたか?】

正直なところ、不安はとても大きかったです。東京で 7 年間積み重ねてきたキャリアや人脈を手放すことに、「本当にこの選択でいいのだろうか」と何度も迷いました。すべてをまた一から始めることへの怖さもありましたが、最終的には覚悟を決めて腹をくくった、というのが率直な気持ちです。

また、職探しに対する不安もありました。新潟で働いた経験がなかったため、自分がやりたいと思える仕事が見つかるのかという点は大きな心配でした。ただ、「これまでとは違う環境に身を置きたい」という思いが強く、新潟といえば米菓というイメージや、米菓は老若男女問わず親しまれている食品であることから、米菓に関連する企業を探し始めました。
洋菓子と米菓は分野として大きく異なりますが、同じ食品業界であれば、これまでに培ってきた知識や経験を活かせるのではないかと考えました。そうした思いから、新しい分野ではありましたが、思い切って挑戦することを決めました。

周りと比べる働き方から、自分らしく働くという価値観へ

【Q.仕事内容を教えてください。】

入社後は商品開発業務を担当していました。マーケティングや営業、工場と連携しながら、新商品の生地や味付け、包装の方向性を検討し、形にしていく仕事です。他社製品を研究して参考にすることもあれば、差別化のポイントを考えることもあります。試作を重ねながら、より多くの方に喜んでいただける商品づくりに日々取り組んできました。

商品開発では、パッケージ裏面に記載する製品表示の原稿作成なども担当しています。これまで携わってきた製菓業務とは異なり、個々の工程にとどまらず、新商品の企画から完成に至るまで一連のプロセスに関われる点に、大きなやりがいと面白さを感じています。

また、先日マーケティング部へ異動となりましたので、商品開発での経験を活かしながら、新しい視点での挑戦をしていきたいと思います。

【Q.Uターン前と比べて、仕事に対する価値観に変化はありましたか?】

良い意味で、「人は人、自分は自分」と割り切って仕事に向き合えるようになりました。新潟に戻ってくる前は、どうしても周囲と比較してしまい、常に気を張りながら働いていたように思います。一方、地元である新潟に戻ってからは、肩の力を抜きながら、自分本来の力を発揮できていると感じています。
その大きな理由の一つが、人の良さです。実際に入社を決めた理由も、人の温かさでした。選考の段階から人事担当者の方が非常に丁寧で、圧を感じることなく寄り添ってくれる姿勢に、大きな安心感を覚えました。入社後も穏やかで思いやりのある方が多く、自分のパフォーマンス向上に集中できる環境が整っています。そうした環境が、仕事に対する価値観そのものを大きく変えてくれたと感じています。

日常に余白が生まれた、新潟での暮らし

【Q.実際に新潟で暮らしてみて感じる魅力を教えてください。】

地方ならではの楽しみ方ができる、とても魅力的な環境だと感じています。新潟にUターンしてから、これまで触れる機会のなかった新しい趣味を少しずつ開拓しています。最近では、陶芸教室に通い、豊かな自然に囲まれながら陶芸を体験しています。静かな時間の中で手を動かすことで、自然と気持ちが整い、デジタルデトックスにもなっています。

また、自然に触れたいという思いが以前にも増して強くなり、山へ紅葉やゴンドラを楽しみに出かけたり、バスツアーで県内各地を巡ったりすることも増えました。今後は、スキー場が身近にある環境を活かし、ウィンタースポーツにも積極的に挑戦していきたいと考えています。

仕事とプライベートにしっかりとメリハリをつけながら、自分の時間を楽しめること。そうした暮らし方ができる点こそが、新潟で暮らす大きな魅力だと思います。

【Q.反対に、新潟で暮らして苦労したことはありますか?】

約 8 年間ペーパードライバーだったこともあり、車社会である新潟での暮らしには、当初は戸惑いがありました。Uターン後に車を購入して運転を始めたのですが、ちょうど 10 月からのスタートだったため、間もなく冬の雪道運転に直面することになり、慣れない環境に苦労したのを覚えています。

それでも、少しずつ運転に慣れていく中で、不安は次第に解消されていきました。今では、行きたいときに行きたい場所へ気軽に移動できることが心地よく、車のある生活の快適さを実感しています。

自分だからこそできる、価値ある商品づくりへ

【Q.今後の夢や目標を教えてください。】

これまでのパティシエとしての経験を活かし、自分だからこそ提案できる、新しくて面白い商品づくりに挑戦していきたいと考えています。例えば、これまで当社では取り組んでこなかった切り口の商品など、固定観念にとらわれず、積極的にアイデアを形にしていきたいです。

当社では、新商品の味やデザインを含め、最終的にはすべて社長が確認します。その中で一つでも多くの商品を採用してもらえるよう、市場のリサーチや分析を重ねるとともに、自身の知識や感覚のアップデートにも継続して取り組んでいきたいと考えています。

【Q.Uターンを考えている方にメッセージをお願いします】

若いうちは、さまざまなものを見てみたい、知りたいと感じるものだと思います。そうした気持ちがあるのであれば、まずは県外で挑戦してみるのも、とても良い選択だと思います。県外での経験は必ず糧になりますし、自分自身を大きく成長させてくれるものだと、私自身の経験からも感じています。
そして、もし挑戦に少し疲れたときには、「Uターン」という選択肢があることを思い出してほしいです。無理をせず、いつでも戻ってきてください。これまでに得た経験や知識を活かして、地元に貢献できるチャンスがあります。

不安に感じることも多いかもしれませんが、新潟には本当に優しい人が多いと感じています。あまり深く考えすぎず、まずは一歩踏み出してみてください。

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