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2022.01.20

新潟県

新潟でフリーランスをするなら?どんな職種がある?3事例

「にいがた暮らし」を検討している方のための情報キュレーションWebマガジン、にいがた暮らしINDEX編集部です!
新潟に住んだらどんなことをしよう?就職?それとも独立してフリーランスとして活動する?先に移住した先輩方にはどんな職種の人がいるのか見てみませんか。

 

※記事出典:ニイガタビト(にいがた暮らし)
記事の内容はニイガタビト取材当時の内容です。

 

 

■農業×デザインでクリエイティブに働く

最初にご紹介するのは、三条市へIターンした斉藤翔さん。建築設計士、グラフィックデザイナーを経て地域おこし協力隊として三条市へ赴任。今では6次産業化に取り組むウコン農家という多彩なキャリアを歩んでいます。
(記事本文はこちらから:https://niigatakurashi.com/people/45205/

 

青森県出身の斉藤さんは、群馬県の大学を卒業し、そのまま群馬県の建設会社に就職、図面設計や工事監理に従事していました。仕事自体には楽しさを感じていたものの、毎日遅くまで働く生活に疑問を抱いていたなか、コミュニティスペースで出会った「仕事もプライベートもイキイキと楽しむ先輩たち」との交流から、自身のキャリアを考え直すきっかけが生まれました。そのご縁で、ロゴ制作などのグラフィックデザインを行うようになり、2018年4月にフリーランスのグラフィックデザイナーとして独立することに。

 

 

グラフィックデザインの仕事を始めると、デザインをした後も事業に継続的に関わることが難しいことに気づき、もっと長くものづくりに関わることができないかと思うようになりました。そんな折、三条市の地域おこし協力隊の方との出会いをきっかけに、「三条スパイス研究所」や「燕三条 工場(こうば)の祭典」などの取り組みを知りました。お店やイベントの企画ディレクションという継続的に地域に関わる仕事に興味を持った斉藤さんは、三条市下田地区の地域おこし協力隊に着任、建築士やデザイナーの経験を生かしながら、自分がつくったものに長く携わるという働き方にシフトしました。

 

地域おこし協力隊としてさまざまな活動をする中で、先輩隊員を手伝う中で出会ったのが地元のウコン農家、山崎一一(かずいち)さんでした。山崎さんに農作業を教わりながらウコンの栽培を手がける中で、ウコンを活用した新商品を開発したいという想いが生まれました。斉藤さんは協力隊を約1年で卒業した後に起業し、自身の事業としてウコンの6次産業化を目指します。クラウドファンディングによるファン作りと資金集めなどを通じ、ノンアルコールのウコンシロップを商品化、師匠である山崎さんのお名前から「KAZUICHI」というブランドを立ち上げます。現在では、原料となるウコンの生産から主力商品であるウコンのシロップの製造・販売までを一貫して行うほか、コースターやステッカーなどのプロダクト開発も行っており、斉藤さんのデザイナーとしての経験が活かされています。

 

▼KAZUICHI オンラインショップ
https://kazuichi-ucon.stores.jp/

 

\デザイン×農業/

 

デザイン系の職種と農業が合わさると、商品開発やパッケージング、ブランディング、ECなどできることが無限大に広がります。農閑期や夜の時間にクライアントワークを行うデザイン系フリーランスの方も多くいらっしゃいます。

 

憧れの「半農半X」生活も夢じゃないかも?

 

新潟県は上越・中越・下越・佐渡とエリアが広く、生産できる農産物の種類も多いです。コメも地域によってブランド化されているほか、畑作、果樹など地域によって特色ある農産物が生産されています。

 

県内各地の農業の情報は「にいがた農業ナビ」もぜひ参考に。
https://www.pref.niigata.lg.jp/site/nogyo-navi/syunou-niigata.html

 

各地域での就農受入先や研修受入農家の情報も掲載されているので、農業系フリーランスを目指す方はまずはこちらをチェックしてみてください。

 

 

■人生経験がプラスされるフリーランスフォトグラファー

次にご紹介するのは、十日町市へJターンをしてフォトグラファーとして活動する中澤さやかさん。
(記事本文はこちらから:https://niigatakurashi.com/people/36854/

 

 

小千谷市出身の中澤さんは、高校卒業後に上京、専門学校を出た後は東京でフリーランスのフォトグラファーとして活動をしていました。十日町市出身で高校の同級生だった夫と東京で結婚し、理解を得ながら仕事を続けていましたが、妊娠・出産を機に生活が変化。フリーランスとして子育てをする上で、都会の待機児童問題は厳しかったそうです。小さなお子さんを抱えての通勤ラッシュや、近くに気軽に頼れる人がいない子育てに限界を感じた中澤さん。夫の転職をきっかけに新潟に戻ることになりました。

 

新潟に戻ってきてすぐに第二子を妊娠・出産しましたが、下のお子さんが1歳を迎えたタイミングで再度フォトグラファーとしての活動を再開します。2年のブランクと、活動資金もほぼないという状況、十日町でやっていけるのだろうかという不安もあったそう。
カフェでの短期のアルバイトを通じた人脈作りや、近隣のお店に名刺を置くなどの工夫を重ねたことに加え、復帰前からの繋がりや口コミなどを通じて徐々に仕事が軌道に乗ってきたとのことです。

 

十日町は大地の芸術祭の里。自然の中でアートに触れることもでき、山をひとつ越えれば海にも行けます。大人にとっては除雪が大変な冬も、子どもたちにとっては雪遊びのフィールド。そんな子育ての経験なども活かし、東京ではほとんど撮らなかった子どもの写真も中澤さんの得意な仕事になっています。
新潟では普段出かけた先で撮りたいと思う場所がたくさんあるのだとか。そうした場所を生かした作品で個展を開くことが中澤さんの夢の一つだそうです。

 

▼中澤さんのWebサイト「Spoon photography」
https://www.spoon-photography.com/

 

\新潟に住む良さを活かせる職種/

 

  • カメラマン
  • 動画クリエイター
  • フードディレクター

など

 

自然や食に恵まれた豊かな環境の中で子育てをしながら働けるのは、フリーランスとして活動をする上で重要な新潟の魅力ではないでしょうか。
首都圏よりも競争が少ないと思われがちな地方でのフリーランスも、人脈ゼロからの案件獲得はなかなか困難なもの。今までの人脈も活かしつつ、地域に入り込み新たなつながりを作りながら独立を目指すのがよいのではないでしょうか。

 

 

■フリーランスとして、東京の仕事を新潟で請け負う

最後にご紹介するのは、新潟市でUI/UXデザイナーとして活動する小柳 岳さん。
(記事本文はこちらから:https://niigatakurashi.com/people/54725/

 

 

田上町出身の小柳さんは2021年9月に新潟市にUターン、フリーランスのデザイナーとして活動しています。

 

大学休学中にマッチングアプリ「Pairs(ペアーズ)」の運営会社でインターンを経験、内定をもらい、大学を中退して同社へ入社します。UI/UXデザイナー(※)として活躍していた小柳さんですが、次第に自分はこれからどんなことをしていきたいのか考えるようになります。東京と新潟を繋ぐコミュニティ「Flags Niigata」の代表であり、20歳の頃からの知り合いであった後藤さんと話す中で、「何か新潟のために」という思いが生まれたそうです。また、コロナ禍での生活の変化などを機にその思いが一層強まり、2021年9月に退職、新潟にUターンしデザイナーとして独立しました。

 

小柳さんは、東京からの仕事をメインとしながらも、「自分と同じように、新潟に戻りたいけれど、二の足を踏んでいる人たちが新潟に帰って来るきっかけを自分たちがつくろう」という想い、そして「自分の武器であるデザインの手法やアプローチをコミュニティ、まちづくりにも活かしたい」という使命感を持ちながら、今後は新潟県内の企業の仕事も増やしていこうとしています。

 

※UI/UXデザイナー
ユーザーとプロダクトをつなぐ接点(UI)や、ひとつの製品・サービスを通じて得られる体験(UX)をデザインして、ユーザーの行動を導き、ユーザーがやりたいことを「楽しく・心地よく」実現するためにサービスや製品を設計し、創る人

 

▼Flags NIigataのWebサイト
https://flags-niigata.com/

 

\東京での仕事を持ってきやすいフリーランス職種/

 

小柳さんのように、東京でのつながりから仕事を受けながら、新潟で独立する移住者も増えています。やりやすい職種としては、インターネットで顧客やチームでのやりとりができるIT系の職種が現実的です。

 

  • Web系エンジニア・プログラマー
  • Web系デザイナー
  • Web系ライター
  • Web系マーケター

など

 

新潟県内は新幹線が通っているエリアが多いので首都圏へのアクセスもよく、対面での打合せや企業訪問もやりやすいため、フリーランスとして独立した後も首都圏からの仕事を請けやすいというメリットがあります。

 

 

●フリーランスにおすすめの段階的な移住の仕方

自分で仕事のスケジュールを調整しやすいフリーランス。移住をするまでのステップとしては、まず各地域で行なっている「お試し移住」体験をしてみるのが編集部のおすすめです。一般的なホテル泊などよりも安価に利用ができ、中長期の滞在が可能なので地域の様子を調べてみるにはピッタリです。

新潟県の移住ポータルサイト「にいがた暮らし」では、各市町村のお試し移住住宅を掲載しているので、場所選びの参考にしてみてくださいね。
https://niigatakurashi.com/trial_housing/

 

また、地域内でどんな方がフリーランスとして活躍しているかを調べるためには、現地のコワーキングスペースやカフェ、スタートアップ支援拠点などを訪れるのもよいでしょう。それほどマーケットが大きくない地方でビジネスを始める場合、地域内での競合調査やビジネスパートナー探しは事前に済ませておくと安心です。

 

▼地域のパートナー探しは「にいがた創業支援プラットフォーム」で
https://niigata-sougyo.com/

 

▼各地域にどんなコワーキングスペースがあるかは「にいがた暮らし」でもまとめています!
https://niigatakurashi.com/remotework/

 

 

●新潟県への移住相談ならまずはこちらへ

「にいがたくらしごとセンター」は、新潟に興味をお持ちの皆さまに、
新潟の「暮らし」と「しごと」に関する情報提供や、移住に向けた支援を行う総合相談窓口です。
https://www.niigatakurashigoto.com/

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