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2021.12.24

新潟県

新潟で移住のオススメは?暮らしを楽しむ移住者の地域への入り方

「にいがた暮らし」を検討している方のための情報キュレーションWebマガジン、にいがた暮らしINDEX編集部です!

 

地方移住がトレンドとなっている中で、どの地域に移住したらいいのかを迷われている方も多いのではないでしょうか。今回の記事では、地域で深く生業を営み、地域内での移住の道しるべとなっている先輩たちがオススメする地域への入り込み方を紹介していきます。

 

※記事出典:ニイガタビト(にいがた暮らし)
記事の内容はニイガタビト取材当時の内容です。

 

 

■ふるさとワーキングホリデーで出会った阿賀町

最初にご紹介するのは、阿賀町へIターン就職し、ベーカリーカフェ「奥阿賀コンビリー」で働く小山 萌(こやま もえ)さん。
(記事本文はこちらから:https://niigatakurashi.com/people/42969/

 

高校生の頃から「自分でカフェを開きたい」と思っていたという小山さんは岡山県出身。親や先生に言われるがままに岡山県内の大学に進学するも、決められたレールに乗っかって就職活動をすることに対してモヤモヤを感じていたそう。そんな中で参加するようになったNPOでのボランティア活動で地域でいきいき働き暮らす大人たちと出会い、「自分と誰かの居場所になるようなカフェをつくりたい」という夢への想いが高まっていったそうです。
カフェについての情報を収集する中で、ネット検索でたまたまたどり着いたのが、阿賀町の奥阿賀コンビリーだったそうです。東日本に行ったことがない小山さんは、もちろん新潟県にも阿賀町にも来たことがありませんでしたが、奥阿賀コンビリーが、総務省の「ふるさとワーキングホリデー※」という事業を通じてスタッフの受け入れをしていることを知り、その制度を利用して阿賀町に2週間滞在し、スタッフとして働きました。
短い滞在期間でしたが、豊かな自然環境や地元の方との交流、地域の祭りへの参加などを通じて「この町に来てよかったな」と思えたとのこと。そして、人々のつながりが強い阿賀町の中で、つながりの中心となっている奥阿賀コンビリーは、自らが理想とする場所そのものだと強く心を打たれたそうです。

 

 

お店からも「うちで働いてみないか」という誘いを受け、小山さんは大学を中退し、再度ふるさとワーキングホリデー制度を利用して阿賀町を訪れます。移住&就職の意志を固めた小山さんは、自身のキャリアプランを企画書にしてご両親にプレゼンし、お店のオーナーも小山さんのご実家を訪れ、説明。その熱意に両親も決断を認めてくれました。阿賀町への移住を進める際にも、町役場の移住担当者や職場の先輩などが移住準備のサポートをしてくれて、手続きや暮らしのアドバイスなども手厚く行ってくれたそうです。

 

※ふるさとワーキングホリデー
「都市に暮らす若い人たちが、一定の期間、地域に滞在し、働いて収入を得ながら、地域の人たちとの交流の場や学びの場などを通して、通常の旅行では味わえない、地域を丸ごと体感してもらい、地域とのかかわりを深めてもらおうという事業」
https://furusato-work.jp/

 

\阿賀町への移住なら/

 

阿賀町移住定住サイト「阿賀町で暮らそう」(https://www.town.aga.niigata.jp/kurasu/index.html

 

『田舎暮らしの本』2021年2月号で特集されている「住みたい田舎」ベストランキングに全国での総合部門22位にランクインしている阿賀町。雄大な阿賀野川を讃える新潟県の奥座敷であり、食文化や歴史に会津も色濃く混じる人口約1万人の町です。
最近は、町内にたくさん残る築百年を超える古民家を、地域のまちづくり会社「阿賀まちづくり(株)」(https://www.agamachidukuri.co.jp/)を中心に利活用が進んでいることにも注目されています。
関係人口創出事業として、地域資源に注目したイベントを毎月実施していますが毎回満員となるほどの人気ぶり。こうしたイベントをきっかけに、地域の方との交流を深めることが可能です。

 

 

■村上の普段の生活を良いと思ってもらいたい

次にご紹介するのは、村上市出身で、Uターンをして素泊まり宿を開業した髙橋 典子さん。

(記事本文はこちらから:https://niigatakurashi.com/people/40154/

 

髙橋さんは関東の大学に進学後、首都圏で働いていましたが、残業続きの日々、隣人の顔もわからないような都会の生活に疲れを感じていたそうです。そんな中、母親の急逝をきっかけに故郷である村上市へUターン。鮭の加工食品を製造販売し、町屋を使ったまちづくり事業にも取り組む株式会社きっかわに転職をしました。
村上市では、築100年を越える昔ながらの建物(町屋)を利活用し観光客数を増やしてきましたが、一気に人が来てさっと帰っていくというスタイルの団体ツアーでは、村上の良さが伝わらないのではと疑問を抱いた髙橋さん。村上の普段の生活の良さを伝えるために、地元の人との交流が生まれるゲストハウスに泊まってもらい、村上の普段の暮らしを体験してもらえたら、と考えるようになりました。当時村上にはゲストハウスがなく、空き家を活用した新事業として会社に提案しました。採用されなかったものの、諦め切れない髙橋さんは自ら立ち上げに向けて動き出すことに。会社からも支援してもらえたとのこと。
2018年に素泊まりの宿「よはくや」をオープンさせた髙橋さん。村上の普段の暮らしを感じ、新しいつながりや交流を生み出す場となっています。

 

宿にはあえて飲食スペースを設けず、近隣の飲食店を案内し、お店の方との交流を楽しんでもらっているそうです。地元の人同士だけでなく、お客さまとも顔の見える関係性を築くことに取り組まれています。現在は「ご紹介制」での滞在が可能とのことです。

 

 

 

\村上市への移住なら/

 

まちの案内所である、ゲストハウスなど交流型の宿をきっかけに移住地域を探してみるのもいいですね。

 

「よはくや」ホームページ(https://yohakuya.com/

 

村上市移住定住交流情報(https://www.city.murakami.lg.jp/life/1/12/195/)

 

村上市は、空き家バンクの物件掲載数が多く、それぞれ特徴のある地区に分かれているのがポイント。
・中心市街地である村上地区
・お隣の胎内市の商業環境も利用できる荒川地区・神林地区
・中山間エリアで農村暮らしを送れる朝日地区
・山形県境で川沿いに集落が発展する山北地区
など、多様な「田舎暮らし」が実現できる環境にあります。
市で、移住してきた方を対象に空き家の改修工事費用を最大100万円補助する制度があることも人気の一つになっています。

 

 

■移住に必要なのは、地域との関係性づくり

最後にご紹介するのは、柏崎市で生まれ、湯沢町で移住支援をする会社「きら星」を創業した伊藤綾さん。

(記事本文はこちらから:https://niigatakurashi.com/people/39542/

 

大学進学で新潟県を出てからは主に首都圏働いていた伊藤さんですが、育児中の過酷な生活環境に疑問を抱き、そんな社会を変えようとまちづくりの分野での起業を決意。Uターン起業を果たします。
湯沢町への移住の決め手については、「湯沢町の持つポテンシャルが移住の決め手でした。観光客が多く、県外からの外貨を稼いでいる。負の財産と言われがちですが、たくさんのリゾートマンションがあるのも魅力でした。温泉付きのマンションに月数万円で住めるところなんて、ほかにはないですよね。おまけに新幹線が通っていて新潟県内で最も東京に近く、湯沢から都内へ通勤している人もいるわけです」と伊藤さんは語ります。

 


(湯沢町のリゾートマンションの様子)

 

きら星では、湯沢町役場と連携し、地域の仕事の紹介や住まいのアドバイス、生活環境案内やコワーキングスペース等の運営を通じたコミュニティの創出など、移住に関することをワンストップで相談できる窓口の体制を整えています。
電話や現地訪問だけでなく、LINEやZoomなどのオンラインツールを活用し、移住希望者一人ひとりと向き合う柔軟な対応をしているそうです。
自らも移住者である伊藤さん。移住を検討している方へのアドバイスとしては、事前準備の段階で現地に知り合いをたくさん作ること、そのためには、イベントやお祭りへの参加や、お客さんとの距離が近いゲストハウスなどへの滞在などを通じ、事前に地域との関係性を作っておくことが重要だそうです。

 

\湯沢町で暮らそう!/

 

伊藤さんが運営する移住サイト「ロカキャリ」ホームページ(https://locacary.com/)

 

湯沢町移住定住ポータルサイト(https://livelife.town.yuzawa.lg.jp/

 

首都圏へ通勤する方に向けた新幹線通勤の補助制度など、湯沢町ならではの移住支援制度を設けているのが特徴です。中でも人気なのは、温泉付きの「リゾートマンション」を活用したお試し移住制度です。こちらはインターネットから予約ができ、1日あたり1,000円と気軽に滞在できるということで、問い合わせも増えているそうです。現地の暮らしを体験しながら仕事の相談や物件探し、学校の見学などができるお試し移住をきっかけに、移住へつながった方も多いとか。

 

 

●オススメの地域への入り方

阿賀町の小山さんが活用した、ふるさとワーキングホリデー。
村上の髙橋さんがつくった、町に溶け込む素泊まり宿。
湯沢の伊藤さんがオススメする、相談窓口の活用やイベントへの参加。

 

3人に共通して言えるのは、移住先での出会いで、その後の地域への入り方が大きく変わってくる、ということです。地域の水先案内人を見つけ、つながる。それが、移住を通じて理想の暮らしを実現するための近道なのかもしれません。

 

ネットで情報収集をするだけではなく、ぜひ、気になる地域のキーマンとつながってみてくださいね。

 

 

●新潟県への移住相談ならまずはこちらへ

「にいがたくらしごとセンター」は、新潟に興味をお持ちの皆さまに、
新潟の「暮らし」と「しごと」に関する情報提供や、移住に向けた支援を行う総合相談窓口です。

 

https://www.niigatakurashigoto.com/

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