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新しい働き方 第145回

わくわくを求めて、システム開発からドラム缶風呂まで!
- 長岡市でフルリモートワーク&仲間と複業起業 -

2020.12.25 掲載

株式会社ジョイゾー シニアシステムコンサルタント、合同会社ノンビンビーン CEO

星野 智久さん

長岡市

\星野さんってこんなひと/
◎出身など 長岡市(旧川口町)出身
◎移住時期 2011年
◎活動 東京の会社に籍を置きリモートワーク&空いた時間で複業
◎経歴   専門学校(長岡市)→2005年システム開発会社に就職・出向で東京へ(東京)→2011年Uターン・転職(長岡市)→2017年㈱ジョイゾーでフルリモートワークをスタート→2019年複業として会社設立
◎家族構成 夫婦、子ども2人、両親の3世代同居
◎にいがた暮らしのおすすめポイント
新潟ならではの自然環境と、東京まで90分(浦佐駅から新幹線で)とアクセスがよいところです。

ITエンジニアとして東京で6年働き、Uターン

 私は現在、生まれ育った長岡市川口に住みながら、東京のIT企業に籍を置きフルリモートワークで働いています。システムエンジニアとしてプログラミングをしたり、幕張メッセ等で開催されるIT系のイベントでプレゼンをしたりしています。
 IT業界に進んだきっかけは父親です。高校卒業後は漠然と大学に行こうと思っていたのですが、父親から「目的もないのに大学には行かせない」と宣言され、IT関係であればこれからの時代の手に職になるだろうと、情報系の専門学校を勧められました。特に関心があった訳ではなかったのですが、どうやら自分に向いていたようで、情報処理系の国家資格も取得し、県内のシステム開発会社にプログラマーとして就職。すぐに東京の企業に出向することになり6年間東京で働きましたが、出向先の会社がリーマンショックの影響で親会社に統合されたのを契機に退職。2011年に新潟県にUターンして県内の別のシステム会社に転職しました。
 今から振り返れば、もしずっと県内にいたら、お山の大将になって、小さくまとまって終わっていたかもしれません。東京に行って、優秀な人達がたくさんいることを知り、世界は広いと感じられたのは貴重な経験でした。

kintone(キントーン)登場にWEBエンジニアとして衝撃を受ける

 転職した会社でサイボウズ社のkintone(キントーン)という業務システム開発ソフトと出会い、衝撃を受けました。kintoneは、企業の売上や顧客情報、対応履歴といった業務管理を行うシステムを、プログラミングの知識がなくとも簡単につくれるサービスです。これまで、エンジニアが数ヶ月かけてプログラミングしていたシステムが、kintoneを使えばものの1時間でできてしまう。Webエンジニア廃業では…?と感じ、このサービスを猛勉強。サイボウズから、kintoneの活用を拡げるエバンジェリストに任命されました。現在働いている株式会社ジョイゾーはkintoneをカスタマイズするパイオニアとして知られていた企業で、この時期に一緒に仕事をしたことでつながりが生まれました。

ジョイゾーでフルリモートワークをスタート

 2017年に、ジョイゾーの社長・四宮さんからお声がけ頂いたこともあり入社。そのタイミングでIT系の情報の集まる東京への移住も考えました。ただ、最新情報のためだけに東京に住む必要があるのかなという思いもあり、2013年に結婚した妻に相談すると「あなたがやりたいことを応援するし、東京に行くならついて行くけれど、できれば生まれた新潟で生活がしたい」ということでした。社長に相談したところ、「最初からリモートのつもりだったけど」と言われ(笑)、そのまま長岡で暮らしながらフルリモートワークで働きはじめました。
 普段は、長岡市川口の自宅からリモートでZoomやkintone等のWebサービスを使ってお客さんと対話やチャットをしながらプログラムを組み、上司や同僚とミーティングをしています。リモートワークをしている社員も多いですし、浦佐駅から東京まで新幹線で約90分と、アクセスがとても良いので、とくに不自由はありません。新型コロナウイルス感染症が流行する以前は、月1回くらいの頻度でIT系のセミナーや発表会に参加するなど、東京にも頻繁に顔を出していました。

リモートワークだからできる、海外ワーケーションや、子どもとの時間づくり

 リモートワークをしてみて、どこにいても仕事ができることを実感。新型コロナウイルス感染症の拡大前は、ワーケーション(※)もしていました。最初は国内でしていたのですが、社長に海外でもできると言われて、ラスベガスやドバイ、カンボジアでもワーケーションをしてみました。仕事をしつつも、世界情勢や多様な価値観に触れることができ、とても刺激になりました。
 ミーティング等の予定を除けば、比較的自由に時間を使えるのもリモートのメリット。私は、夕方に子どもとの時間を作りたいので、予定がなければ16時過ぎには仕事をやめる事が多いです。そこまでに集中してやるべき作業が終わっていれば問題なし。残務があれば、子どもが寝静まった後に対応することも可能です。会社からも「作業のやりすぎや無理のしすぎはダメだけど、自分のやりたい時間にやれるようにするのはOK!ちゃんと調整してやればいい」と言ってもらえています。
※ワーケーション:リゾート地や温泉地などで余暇を楽しみつつ仕事を行うこと。

余裕ができた時間で、新潟の資源を活かした新たなチャレンジを

 昼間仕事を頑張れば、子供を寝かしつけた後に自分の時間ができます。私は、この時間を「お父さんゴールデンタイム」と名付けて(笑)、勉強などスキルアップする時間に使うようになりました。その中で、自分で何かチャレンジしたいという気持ちがむくむくと膨らんできました。そこで、起業家支援と地域活性化を掛けあわせた地域イベント「地域クラウド交流会」や、自然の中で思い切り遊ぶ川遊びや雪遊びのイベントを企画運営するようになりました。
 新潟には、東京にはない雪や広大なスペースなどの自然資源があります。新潟だからこそ、その資源を活用して自分がやりたいと思えることの選択肢が増えました。それに子どもたちに自然のなかで様々な体験活動をさせてあげられます。自分で企画したイベントに来てくれた人たちが笑顔になってくれて、後日「新潟最高!ファンになった」と言ってくれる人もいて嬉しかったです。

仲間と「わくわく」をビジネスに!プロダクト第一弾はドラム缶風呂!?

 ジョイゾーでは「複業で会社を作ります!」という社員がいて、社長からも「やってみなよ」と言われたこともあって、実は私も起業したいという気持ちをずっと持っていました。ただ、やってみたイベントに手応はあったものの、収益化は難しいとも感じていました。一方で、自分の活動に共感してくれる仲間との出会いがあり、この仲間たちと一緒にわくわくすることのビジネス化にチャレンジしてみたい…と強く思うように。その気持ちを仲間に打ち明け、2019年6月に「合同会社ノンビンビーン」を設立しました。
 この会社は全員が「複業」で関わり、毎週日曜の22時からWebミーティングをしています。メンバーの過半数が子供のいるパパなので「お父さんゴールデンタイム」が絶好のタイミングなんです。この会社で行う活動は、「儲かる」ではなく「わくわく」が基準。自分たちが最高にわくわくできるサービスには、絶対に共感者がいると思うからです。そんな中で生まれたプロダクト第1号がドラム缶風呂の販売やレンタルを行うサービス「バストラ」。ニッチなサービスですが、実際に注文ももらっているんですよ!

ワーケーションスポットや、人が出会う機会をつくりたい

 今後は、長岡にワーケーションスポットを作りたいです。まずは、ジョイゾーの社員が長岡に旅行しながら仕事もできる場所を考えていますが、観光で長岡を訪れた人にも、ついでに仕事をしてもらえるスペースになればと思います。また、将来的に地元の学生や、エンジニアの勉強をしたいという人たちが集まるような場所にしたいです。来てもらえれば、長岡の良さを体感してもらえますし、仲間と出会えるような場にしたい。長岡でも東京と同じ仕事ができて、一緒にチャレンジしてくれる仲間がいるなら、きっと、東京に住まなくてもいい、ここにいたいって思えるんじゃないでしょうか。
 これからの時代は、仕事の場所や方法を「自分で見つける」、「自分で作る」、「自分で探す」ことが大切になると思います。私は結果的に、自分にあった生き方のできる会社に入り、地元で生活しながら楽しく仕事ができています。Uターンしてきて自分の思い通りに生活や仕事をしている人はたくさんいます。Uターンを考えている人は、あまり悩まないで経験者に相談にしてみてください。そういった人の経験を聞いて、自分にあったUターンの選択肢を増やしていくことが大切だと思います。

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