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ニイガタビト

「伝える」を柱に、新潟に恩返ししたい!
- 新潟だからこそ、のびのび子育て&やりたいこと実現! -

2019.07.31 掲載

フリーアナウンサー

水島知子さん

新潟市

 千葉県柏市出身。青山学院大学英米文学科卒業。広告代理店勤務後、アナウンサーとして佐渡テレビジョン、BSN新潟放送で勤務。『イブニング王国』や『金曜パラダイス』などの番組でメインMCを務め、現在はフリーで活動。現在の担当番組はBSN『ゆうなびラジオ』(水曜日)、『ワンダフル競馬』(テレビ)など。また、ヨガインストラクターとしても活動中。2018年、クラシックと絵本の読み聞かせイベントを各地で行う『まんまるミュージック』を立ち上げ、絵本の読み聞かせを担当して精力的に活動中。

海外への放浪の旅に出た大学時代

 「知ちゃんが、やりたいことをやりなさい。好きなように生きなさい」。母が最後に残してくれた言葉です。料理はもちろん、お菓子、洋服、セーター・・・何でも手作りしてくれた優しくて元気な母が突然病気で亡くなったのは、私が19歳で大学に入学した年でした。「自分がやりたいことって何だろう?」――私はその答えを求めて旅に出るようになりました。アルバイトをして、お金を貯めてはバックパッカーとして放浪の旅へ。エジプトでのキャンプ、カンボジアで見た美しすぎるアンコールワット、ラオスで感じた人の奥深さ・・・。「世界には魅力的な人がたくさんいる。私はその人たちの話を聞くことが好きだ!」と気がつきます。様々な人の話を聞く職業といえば、アナウンサー!ということで、私はアナウンサーを目指し就職活動をしました。しかし、キー局を受けて全敗した私は、その時、東京以外の地方で暮らすという意識が全くなく、他の業界に働く先を求めました。

東京OLからひとり佐渡へ

 広告代理店に就職が決まり、千葉の実家から東京の会社へ通勤する毎日が始まります。毎日片道約2時間かけての通勤は大変でしたが尊敬する上司に恵まれ、仕事が好きになりました。入社して3年は目の前の仕事を一生懸命やることに精一杯。しかし、ほんの少し余裕が出てきた4年目。母の言葉が思い出され「このままでいいのだろうか?」と思い、東京アナウンスアカデミーに通い始めます。そこに張り出された「佐渡テレビジョンアナウンサー試験」の文字に運命を感じました(笑)!今まで思いもよらなかった地方での暮らし。しかも、離島。知り合いが一人もいない島で暮らす自分を想像したとき、バックパッカーで旅をしていた時のような胸の高まりを感じずにはいられませんでした。
 今考えると無謀だと思うのですが、当時の私は、佐渡テレビジョン1社しか受けず、合格すると佐渡での暮らしを決断し、海を渡っていたのです。

大好きになった佐渡の人と暮らし

 「世界も広いけど、日本も広いな」。佐渡に暮らしてそう思いました。片道2時間かけて通勤していた私が、電車もない佐渡での生活。知り合いはいないので、休みの日は近所のホームセンターを何往復もする日々(笑)。しかし、すぐにカメラを持って島内を駆け巡る毎日が始まりました。古き良き日本の風景や文化が残る佐渡は宝の山。歴史も文化も自然も人も、私にとっては新鮮で魅力的過ぎて、あっという間に2年が過ぎました。
 最初は旅をしているような感覚でしたが、やがて「暮らす」ということを肌で感じていきました。私は豊かな自然の中でのびのびと育った「佐渡の人」が好きでした。もちろん、佐渡のおいしい食べ物も大好き!「好き」が見つかると、その土地で暮らすことがどんどん楽しくなってきます。2年後には佐渡が第二の故郷のようになっていました。

今度は新潟県本土でアナウンサーに

 「そろそろ結婚?それとも千葉へ帰るべき?」と迷っていた27歳の乙女(?)な私のもとに、BSNアナウンサー募集という情報が飛び込んできます。佐渡暮らしがあまりに楽しかった私は「新潟県でなら働いてみたい!」とこれまた運命を感じ、受験。ご縁があり、BSNでアナウンサーとして働くことになりました。ちょうど入社した年に『イブニング王国』という看板番組が始まり、中継やロケで県内を飛び回る日々が始まりました。お宝を探して突撃リポートしたり、農家巡りをしたり、とにかく発見の連続。次に始まった『金曜パラダイス』という番組でも「水島観光」や「おとな旅」など、大好きな旅のコーナーを担当させていただき、県内で本当に沢山の人々と出会い、お話を伺うことができました。
 その中で自分の住んでいる地域を自慢する時の、みなさんの生き生きした顔が忘れられません。もちろん雪国で大変なこともあるけれど、そこに住み続ける理由、思いがあるのです。話を聞けば聞くほど、新潟が好きになっていく自分がいました。

アクセスのよい新潟で結婚&出産

 そんな私が34歳で結婚。こんなに新潟好きだったら、新潟の方と結婚したと思いますよね?ところが、そこは様々な事情があり(笑)、夫は北海道・札幌市出身です。夫も新潟で働いていたので、私たちはそのまま新潟で暮らすことにしました。出産も、私の生まれ故郷の千葉県か、北海道かで迷った挙げ句、新潟でしました。千葉からも新幹線で、北海道からも飛行機で来られるので、両家にとって都合が良かったのです。そう、「新潟はアクセスがいい!」。これも暮らす上で私がとても便利だと思っているところです。

何もかもが近くにあり便利な新潟市での子育て

 「何でも近い!」。私は新潟市で暮らして、まずこう思いました。海も山も田んぼも、美味しい食べ物も、サッカー&野球観戦も、コンサートも、メディアも。片道2時間の通勤ラッシュを経験したからこそ、自然の恵みの近さ、暮らしやすいサイズ感に心底ありがたみを感じます。
出会うこと、体験することによって成長させて貰ってきた私は、子どもにもとにかく様々な経験をして欲しいと思っています。先日は、親子でホタルを見に行ってきました。山里に輝く幻想的な光。新潟市内から少し車を走らせれば、この風景が見られるなんて贅沢ですよね。

新潟に笑顔が広がるきっかけ作りで恩返し

 仕事面では、妊娠を機にフリーアナウンサーになりました。不安だらけでしたが、子育てを中心に考えて決断しました。ありがたいことに、今はBSN『ゆうなびラジオ』(水曜日)やBSNテレビ『ワンダフル競馬』のMCをはじめ、司会やナレーションなど、様々な方から声をかけていただき、お仕事をさせていただいています。フリーになってから改めて仕事のありがたみを痛感し、今は新人時代より、ピュアな心で仕事に向き合っています! 
 そして、以前ヨガに夢中になった時に資格を取得していたこともあり、新潟市中央区にあるYOGA SPAというヨガ総合施設で週に1回インストラクターとしてクラスを担当しています。クラス終了後、皆さんのリラックスした顔を見るのがたまらなく好きです。
 また私は今、絵本の読み聞かせも積極的に行っています。クラシックの音楽家たちと一緒に『まんまるミュージック』というチームを立ち上げ、0歳から楽しめるクラシックと絵本のコンサート『アマデウスからの贈り物』を定期的に開催しています。企画から運営まで全て行うのでかなり大変ですが、ママたちが喜んでくれる大人気イベントなので、やめられません(笑)。新潟で子育てを楽しんでもらう一つのきっけになったら嬉しいです。
 私は新潟で出会った人たちにたくさん助けてもらいました。これからは、その恩返しをしていきたいです。「伝える事」を柱として、新潟に笑顔が広がるきっかけ作りが出来ますように・・・!微力ですが出来ることを探しながら、自分自身が楽しんで頑張ります!

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