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ニイガタビト

世界のおいしいものを伝えたい!
- 自分の料理教室をスタート! -

2018.08.30 掲載

vol2

料理教室Margarita(マルガリータ) 主宰

大宮 優子さん

加茂市

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Key word

加茂市出身。東京の服部栄養専門学校卒業後、都内で料理の道へ進む。7年間レストランで料理人として働き、その後世界一周の旅に出る。帰国後、自分らしく働ける食の仕事はなんだろうと模索し、都内の料理教室で働き始め、2014年には神奈川県の自宅で少人数制の料理教室を始める。親の介護を機に2016年に加茂市へUターン。2017年に加茂市寿町に料理教室Margarita(マルガリータ)をオープン。現在は、母とベネズエラ生まれの夫、そして犬と暮らす。

前回は料理の修業時代のこと、そして世界を巡った話をしました。今回は帰国後に見つけた新しい夢の話、プライベートで起きた出来事をお話しします。

料理の世界へ戻る

帰国後は料理の世界へ戻りました。旅の途中で各国の料理に触れ、やっぱり料理が好きなんだ、と再確認することができました。ただ、レストランではないな、と感じていました。
もっと私らしく働ける料理の道があるのではないか…。そう模索している時、「料理教室」と出会いました。人と接するのが好き、料理が好き、これは天職だ!おいしい料理を人に伝える仕事は私にぴったりでした。
世界にはたくさんのおいしい料理がある。それをみんなに伝えたい! そんな気持ちでしばらくは料理教室に勤務していました。

夫と出会う

帰国後も海外への興味がなくなったわけではありませんでした。旅行中、南米には行かなかったので、「いつか行ってみたい」と思っていましたし、やはり旅で感じた刺激をまた体験したい!という思いが強かったです。そんな時、夫に出会います。
ベネズエラ生まれの夫と付き合い、彼の周りにいるたくさんの南米人と接し、日本にいながら異文化交流しているうちに、「南米…行かなくていいか~」なんて気持ちになり、海外への熱い思いがちょっとずつ落ち着いてきました。
それと同時に料理に身が入り、「いつか自分でお店をやりたい」と思うようになっていきました。その頃は、それが料理教室なのか、レストランなのかは漠然としていてまだわかりませんでしたが、なにかを自分で作りたいと思っていました。

新たな夢への第一歩

料理教室での経験を積んで、2014年に神奈川県の当時の自宅で少人数制の料理教室「Margarita」を始めました。
外国人に日本料理を教えたり、日本人に外国の料理を教えたり。知らない文化を知るって楽しいですよね。小さな料理教室ですが、自分のやりたいことを詰め込んだ楽しい仕事でした。
毎月のメニューを考え、テーブルデコレーションを考え、どうやったら生徒に楽しんでもらえるかを毎日考えていました。忙しくも充実した日々でした。

介護が始まる

そんな充実した日々が突然の父の危篤の知らせとともに一変します。
父は一命を取り留めたものの、介護が必要になりました。離れて暮らす私は、ケアマネージャーさんに相談し、ヘルパーさんの手配、ショートステイの手配に奔走しました。
夫の理解もあり、月の半分は新潟で過ごす日々が始まりました。1か月の前半は新潟に帰り、後半は神奈川に戻る二拠点生活の始まりです。夫も父の介護に積極的に参加してくれ、一人っ子の私は頼れる兄弟もいませんので、本当に助かりました。ケアマネージャーさんやヘルパーさんにもたくさん助けて頂き、介護生活にも慣れていきました。

せっかく新潟にいるんだから、新潟でも料理教室をしよう!

自宅で料理教室を始めて2年経った、さあこれからという時に介護生活がスタート…。元来クヨクヨしない性格の私もさすがに、参りました。
弱っていく父を見る辛さ、思うように仕事ができないイライラ。でも、思い悩んでいても何も変わらない!できることをしよう!と考えるようになりました。
1か月の半分も新潟で過ごしているんだから、新潟でも料理教室をしたらいい。三条市にある「三条ものづくり学校」の調理室をお借りして、「Margarita in Niigata」、月に2日だけのいわゆる「ヤドカリ教室」の始まりです。ヤドカリなので準備が大変で。食材を調達し、調理道具や皿やデコレーションに使用するもの一式を、夜逃げ?くらいの勢いで車に積み、運んでは片付ける。たった月に2日でしたが、結構な労力でした。
この二拠点生活をすることで、少しずつ20年間のブランクを埋めていったような気がします。「新潟の生徒様はどんな感じなのかな? 食材などは不自由なく手に入るのかな? 雪国の生活どんなだったかな?」こんな思いがありましたが、20年前とは違う今の新潟を知ることができました。新潟の生徒様は東京の生徒様と変わらないという印象でした。都会的で、オシャレで、いろいろな新しいことにアンテナを張っている方が多いです。スーパーの品揃えも東京と変わらないと思いました。手に入らないものはネットで買うこともできるので、不自由はありません。
心配していた雪ですが、夫は「雪かきをすると元気が出る!」と、率先して外に出て、私の出る幕がないくらい綺麗にしてくれます。私は私で、雪景色の綺麗さに感動して、写真ばかり撮っています。
「雪国なかなか楽しいぞ!」

このようにして、二拠点生活をしていたのですが、1年後、Uターンをして拠点を加茂に移すことになりました。そのお話はまた次回に!

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