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ニイガタビト

積み重ねた経験を活かしながら

2014.12.04 掲載

ART DIRECTION PICT代表

佐藤克昌さん

40歳 三条市在住

 高校卒業後、新聞社の奨学金で専門学校へ進学。卒業後、出版系のデザイン会社に就職。健康雑誌や旅行雑誌、ゲーム関連の雑誌を中心に担当。15年間勤務後、独立し会社を設立。3年間経営し、2年前に故郷の三条に戻り、ディレクターとしてあらためて三条市を楽しい街にしたいと活動中。

独立心が強かった

 小さい頃から絵を描くのが好きで、デザイナーになろうと専門学校に進学しました。親から離れたい、田舎から出たいという気持ちよりも、今考えると旅行気分だったのかもしれません。しかし独立心が強かったので、自分で新聞社の奨学金制度に応募。親には、学校、勤務先がある程度決まってから進路を報告。3人兄弟の末っ子ですが、上は姉二人なので、なんとなく自立心が強かったのかもしれません。台東区清川の新聞店で新聞配達をしながら、学校へ行き、3年間の学生生活を経て、都内のエディトリアルデザイン事務所に就職。そこでは、ゲーム雑誌のエディトリアルデザインを多く行っていました。バブルも終わって、世の中は不景気でしたが、さまざまな家庭用ゲーム機がヒットして、新作ゲームもどんどん発売されていました。そんな時期に15年勤務し、その後、都内で35歳の時に独立しました。


※エディトリアルデザイナー
雑誌、書籍といった出版物の各ページのデザインをする仕事。出版社の編集者と誌面のデザインについて話し合い、その内容に沿ってデザインを行います。エディトリアルデザイナーは雑誌、本、カタログ、マニュアル本等、文章が多めの編集記事のデザインを担当。誌面の美しさと読みやすさ の両方を要求されます。

経営者として

 独立することに関しては、前の職場からも応援されていました。スタッフも私を含めて3名と少数でしたが、仕事も増え、順調に業績もあがっていたのですが、ちょっとした出来事をきっかけに会社を閉めました。まだまだ頑張れたとは思うのですが、疲れていたのだと思います。学生時代から数えて約20年間の東京生活にピリオドを打って、約2年前に三条に戻ってきました。
 帰って来て実際に仕事目線で、初めて三条市を見たときに市に足りない部分を感じました。自分が出来ることや可能性は見えてきたのですが、18歳で地元を出たので、仕事に関して知り合いがいないことが、自分にとって致命的なことにも同時に気づきました。40代になろうとしている自分を知ってもらうには、どうすればいいのかを真剣に悩みました。
 たしかに年齢的なハンデは感じていたのですが、高校時代の友人に連絡をすると、意外なほど社内での立場が高く、経営者になっている者や決定権を持っている人が多かったことに気づかされました。自分が年を重ねているのは実感しているけれど、友人たちも同じように社会の中で様々な経験をし、地域の中で活躍しているのだと思いました。
その中の何人から、三条市がおこなっている起業塾や若手経営者の集まる会にも顔を出し、自分を知ってもらう機会を増やして行きました。
妻と出会ったのも、市が行っていた経営者の集まりだったので、その点でも良かったと言えますね。

知ってもらうことで、広がりが

 地域の中小企業の経営者たちの集まり「守成クラブ」を紹介され、そこで多くの経営者とお話できる機会を得ました。さまざまな会に参加させてもらいましたが、そこでの多くの方たちに出会うことが出来、少しずつですが仕事に繋がってきました。年齢的なハンデは、逆に経験豊富と捉えて「自分自身が動いていけば、道は開けると思います」
 最近は、三条市内で行われているイベントを見に行ったり、スタッフとして参加したりしながら、もっともっと三条市が楽しい街になるようなアイディアを考えています。さまざまな人と地域の出会いの中で、自分なりに街をデザインできたらいいなと考えています。
 まだまだ、知らないことがたくさんありますが、その気になれば、なんでもできるのが、生まれ育った街で、地元ってそういう場所なのだと思います。生まれ育った場所は、居心地がいいでしょう。それは実家もそうかもしれませんが、地域全体に流れる空気が暖かく感じられる。帰れる場所がある。戻る場所があるということに、今はとても感謝しています。とにかく三条周辺でおもしろいことを始めたいと考えている方、ご連絡ください。

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