2022.02.24
新潟県
「にいがた暮らし」を検討している方のための情報キュレーションWebマガジン、にいがた暮らしINDEX編集部です!
少し前から「リモートワーク」という働き方が話題になっていますが、先日、ヤフー株式会社が2022年4月から従業員約8千人の居住地の縛りを撤廃し、リモートワークの回数制限やコアタイムをなくすなど、どこに住んでいても正社員として働ける制度を発表しました。
いつかは新潟で暮らしたい、住みたい、戻りたい。でも、転職はハードルが高い、そんなことを考えていた方も多いと思います。しかし、リモートワークで今の仕事が継続できるのであれば、仕事のやりがいや給与はそのままに、新潟での暮らしを手に入れることができるのです。
今回は、新潟移住×リモートワークを実現している実践者をご紹介します。
※記事出典:ニイガタビト(にいがた暮らし)
記事の内容はニイガタビト取材当時の内容です。
最初にご紹介するのは、長岡市へIターンした木下 博貴さん。北海道札幌市出身、奥様も広島出身と、新潟にはゆかりがなかった木下さんですが、長岡市への移住を通じ、東京よりも便利だと思える生活環境を手に入れることができたそうです。
(記事本文はこちらから:https://niigatakurashi.com/people/55252/)
長岡市への移住するきっかけは、木下さんの勤務先である株式会社KUNOの代表取締役・佐藤 傑さんのUターン移住でした。長岡市出身の佐藤さんは「故郷である長岡に貢献したい」という思いのもと、2020年に長岡支店を開設。同年にフルリモート勤務を始めた木下さんは、いつかは地方に移住をしたいと思うようになり、長岡市への移住を本格的に検討したそうです。
初めて長岡駅に降りたった時は閑散としていると感じた木下さん。しかし、郊外へ出てみると自然豊かな街並みに加え、徒歩圏内にスーパーマーケット、大型のショッピングモールや病院もあり、東京よりも便利なのではないか、と感じ、移住を決断したそうです。
移住先では知り合いがほとんどいない状況でしたが、近所の方々が何かと気にかけてくれ、話を聞いてくれるというのは、東京の生活では経験したことがなく、よかったことのひとつだそうです。
コロナ禍での社会の動きもさながら、今後の働き方のスタイルの変化について木下さんはこう語ります。「大好きな会社に勤めながら、もっと幸せに暮らすために住居を遠くに変えただけ。私の長岡移住は珍しいスタイルだと思いますが、会社との良好な関係性を築けてさえいれば、きっとこのスタイルは定番化し、地方で暮らす人も増えるのではないかと思っています。」
現在は、より多くの人にリモートワーク移住に興味を持ってもらえるよう、情報発信に力を入れて活動されているそうです。
▼木下さんのnoteへのリンク
https://note.com/babo_chan
▼勤務先である株式会社KUNOのWebサイト
https://kuno-corp.com/
次にご紹介するのは、新潟市へUターンをしてマーケターとして活動する田中 啓子さん。
(記事本文はこちらから:https://niigatakurashi.com/people/40216/)
新潟市出身、東京のIT企業に転職した田中さんは、新潟に戻ってくることは考えていなかったそうです。気持ちが変化したきっかけは「東日本大震災」を経験したこと。大災害のあと、自宅の近くには知り合いもおらず、東京でのひとり暮らしに心細さを感じる中で、実家や友人が身近にいる新潟へのUターンを意識するようになったそうです。
その後、新潟で出会ったパートナーと結婚し、新潟で生活を始めお子さまにも恵まれます。最初は新潟県内の企業で働いていたそうですが、知人の紹介で東京のマーケティング会社の仕事を手伝うようになり、その後、フルリモートでの正社員として雇用してもらうことに。
手探りの中始まったリモートワークで困ったことのひとつがコミュニケーション。基本的にはリモートワークは1人での作業、仕事以外で誰かと話せる「居場所」になったのは、新潟市内のカフェや書店だそうです。何度かお店に行けば顔を覚えてもらえる距離の近さが新潟の魅力とのこと。
また、実家がある新潟市で暮らすことは、子育て面でもメリットがあるそうです。リフレッシュのために近くの両親に子どもを預け、自分だけの時間を作ることもできるように。休みの日には、登山や海水浴、大きな公園など子どもを連れて行ける場所がたくさんあることもお気に入りのポイントだそうです。
フルリモートで東京の仕事を進めつつ、両親と協力しながら子育てと、良いとこ取りができる新潟暮らしは、仕事もプライベートも充実させたい方にはぴったりの働き方かもしれません。
最後にご紹介するのは、長岡市でシステムコンサルタントとして活動する星野 智久さん。
(記事本文はこちらから:https://niigatakurashi.com/people/44382/)
星野さんが勤務する株式会社ジョイゾーは、業務システム開発サービスのkintone(キントーン)の開発などに携わっています。2017年に転職して以降、長岡で暮らしながらフルリモートワークで働くスタイルを続けています。普段は、長岡市内の自宅からリモートでZoomやkintone等のWebサービスを使い、お客さんとの対話や、上司や同僚とのミーティングをこなしているそうです。
コロナ禍以前は、IT系のセミナーや発表会に参加するなど東京にも頻繁に顔を出していたそうですが、最寄りの浦佐駅から東京までは新幹線で約90分とアクセスがとても良いので不便さは感じていなかったとのこと。
リモートワークがあたりまえになると、どこにいても仕事ができることを実感、海外でのワーケーションも試し、刺激を受けたそうです。
フルリモートで働くことのメリットとしては、ミーティング等の予定を除けば比較的自由に時間を使えること。子どもとの時間を作るため、16時過ぎには仕事をやめる事もしばしばだとか。やるべき仕事があれば夜に対応するそうです。
星野さんは、同じようにUターンを検討している方に向けて次のように語ります。
「これからの時代は、仕事の場所や方法を “自分で見つける”、“自分で作る”、“自分で探す”ことが大切になると思います。私は結果的に、自分にあった生き方のできる会社に入り、地元で生活しながら楽しく仕事ができています。Uターンしてきて自分の思い通りに生活や仕事をしている人はたくさんいます。Uターンを考えている人は、あまり悩まないで経験者に相談してみてください。そういった人の経験を聞いて、自分にあったUターンの選択肢を増やしていくことが大切だと思います。」
自分らしい暮らしを自分で作るには、フルリモート正社員として働きながら、好きな街で暮らすという選択肢があることが分かります。フルリモートであれば、東京の企業だけでなく海外の企業で働くこともできます。オフィスの場所に縛られない暮らしを実現するチャンスと言えるでしょう。
地元に戻るUターンでも、初めての土地に行くIターンでも実践者の方に共通する重要なポイントは、そこでの生活を楽しめるかどうかということ。新潟では、生活環境が整った都会的な暮らしも、中山間地域での豊かな自然に囲まれた暮らしも、求める暮らしのスタイルから選ぶことができます。
時間のメリハリがつきやすいフルリモートでの仕事だからこそ、仕事以外のコミュニティや子育て環境、余暇の過ごし方なども考慮しながら住む場所を選びたいですよね。
自分に合う理想の暮らしとは?
どういう場所で、どんな人たちに囲まれて生活したい?
そんな疑問を抱いたら、まずは移住相談窓口までぜひご相談ください。ご希望を伺いながら、実践者の方の事例なども踏まえ、いっしょに整理していきましょう!
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