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ニイガタビト

“しっかり休んでしっかり働く”が安全運転の秘訣
- 時短×休暇×休業でパパ・ママを応援する「新潟交通(株)」 -

2022.11.04 掲載

新潟交通株式会社 運転士

日野浦 彰さん

新潟市

経営管理室 取締役

竹内 正喜さん

\「わくわくワークにいがたキャンペーン」とのタイアップ特集!/
男性の育児休業取得促進を進める県内企業の取組と育児休業取得者の体験談をお届けします。

◎わくわくワークにいがたキャンペーンとは?
「働き方改革推進に向けた機運の醸成」と、「新潟県の働く場としての魅力の発信」を図るため、実施しているキャンペーンです。
今年のキャンペーンでは、育児・介護休業法改正の機を捉え、「男性の育児休業」をテーマに、“みんなで取り組む、みんなに「いい働き方」”に取り組みます。

【竹内取締役のプロフィール(写真左)】
長く万代シティ事業に関わり、現在は経営管理室長として働きやすい環境づくりを推進中。バス運営を核として様々な事業を展開する同社の人材採用・育成を担っている。

【日野浦さんのプロフィール(写真右)】
大型トラック運転士として約10年の経験を積み、2013年に新潟交通観光バス(株)に入社、2015年9月より新潟交通(株)でバス運転士を務める。

【新潟交通の男性育休取得促進の取組】
・育児短時間勤務の対象期間を小学校入学時まで延長
・育児サポート休暇(子が6歳になるまで1年につき3日間取得可) を導入
・男性従業員に対して連続した14日以上の育児休業取得を奨励

“しっかり休んでしっかり働く”職場づくり

【Q.男性育休の取組を始めた経緯と、その内容について教えてください。】
(竹内取締役)
新潟交通は1943年の設立から新潟市を中心に路線バスを運営し、社会インフラを支えてきました。市民の安心や安全に関わる事業ですから、社員が万全の態勢で仕事に集中できる職場環境の整備に早くから取り組んできました。特に、運転士についてはしっかり休みが取れる仕組みを作っており、5勤2休制の休前日は早番、休日明けは遅番にして休みを長く確保。長い歴史の中で「しっかり休んでしっかり働く」という風土が定着しており、運転士の有給取得は70%以上です。

加えて、2021年から全社で育児や子育てに対する支援について本格的なアプローチを始めました。定期的に社員の意識を調査するなか、今の時代らしい柔軟な制度が必要だと実感したからです。具体的には、育児短時間勤務制度の対象期間を3歳から6歳までに延長、6歳になるまで1年につき3日間取得できる育児サポート休暇の導入、男性従業員に対して連続した14日間以上の育児休業取得の奨励などに取り組んでいます。これらを「家庭と仕事の両立支援ガイド」という形にまとめて社員にメールし、社員用WEBサイトにもアップ。管理職に繰り返し働きかけて社員への周知を図り、全社で同じ価値観を共有できるようにしてきました。また試験的ではありますが、育児短時間勤務制度の対象期間を撤廃したり、同制度による勤務時間を従来の6時間から4時間まで選択可能としたりするなど、従業員がより柔軟な働き方を選択できるよう制度の見直しを進めています。例えば、子供が就学し落ち着くまでは4時間勤務にするなど、制度の活用事例が徐々に増えてきています。

第3子誕生に合わせ1か月の休業を取得

【Q.育休取得に至った経緯を教えてください。】
(日野浦さん)
私は入船営業所発着の路線、中央区や東区を走るバスを運転しています。第3子の誕生に合わせて2021年2月に育児休業を取りました。とはいえ、始めから取得を決めていたわけではありません。休みが取りやすい環境なので、上の子二人の時と同じように有給休暇をまとめて取ろうか、あるいは、育休を取ってもう少しゆっくり家にいようかと考えていると、妻は「上の二人の子もまだ小さく、そばでサポートしてもらえると助かる。ぜひ育休を。」と希望し、上司も「育休はどうする?」と聞いてくれ、気持ちが決まりました。


【Q.職場の反応はいかがでしたか?】
(日野浦さん)
1か月間取得すると決め、そのことを会社に伝えると、上司がシフトを組み直して周りの人たちがカバーしてくれ、引継ぎから復帰まで支障なく進みました。運転士が比較的調整しやすい仕事ということもあるかもしれませんが、周囲の理解を得られるよう上司が率先して働き掛けてくれて、とてもありがたかったです。そのお陰もあり、同僚からは「子どもができたら自分も取ることにしよう」「その時はよろしく」と温かく声をかけてもらって、ほっとしました。妻は友人から「1か月も!」と驚かれたと言い、自分が恵まれた環境にいることを実感しました。

しっかりと休むことが仕事の質を上げる

【Q.育休期間中の感想を聞かせてください。】
(日野浦さん)
赤ちゃんの世話は妻が行い、私は家事全般と、保育園への送り迎えなど長男長女の世話を引き受けました。普段から家事はしていたものの、自分ですべてをやるとなると時間配分が難しく、妻ほどうまくできませんでした。それでも、私がずっと家にいることで子どもたちは安心し、赤ちゃんがいるという新しい環境に慣れていきました。特別なことはしませんでしたが、家族とこんなに長く、密に過ごしたことはなかったので、かけがえのない時間になりました。


【Q.職場復帰後の働き方はどうですか?】
(日野浦さん)
無理なく休めて無理なく復帰できたので、その後の仕事も順調です。新潟交通では運転士を対象とした社内の安全運転技術大会があるのですが、私は育休を挟んで3連覇(笑)。仕事と家庭が両立できるのは、仕事上も大きなプラスです。しっかりと休むことが仕事の質を上げることを身をもって体感しました。お客様の大切な命を預かるわけですから、「しっかり休んでしっかり働く」という当社の方針をみんなで実践していきたいですね。

新潟交通株式会社

◎所在地  :新潟県新潟市中央区万代1丁目6ー1
◎従業員数 :617人
◎事業内容 :旅客運送事業・一般旅行業・航空代理業・不動産業・駐車場経営・生活関連用品の販売など

新潟交通(株)ホームページへのリンク

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