2020.02.20 掲載
フクダハウジング株式会社
遠藤峻秀(えんどうたかひで)さん
新潟市
1994年生まれ。福島県相馬市出身。高校までを地元で過ごし、大学進学で福島県郡山市へ。大学では建築を学び、ハウスメーカーへの就職を決意。新潟出身の友人とともに、新潟市で行われた合同企業説明会に参加したことをきっかけに、新潟市の住宅メーカー、フクダハウジングを知る。見事に内定を決め、新潟市にIターンし社会人としてのスタートを切った。現在は営業マンとして、お客様のニーズに応える家造りを提案している。オフではバドミントンのクラブチームに所属して活動している。
\インタビューのポイント/
●就職を考えるタイミングで新潟を視野に入れた
田舎でもなく大都会でもない新潟市が暮らす場所としてちょうどよいかも
●実際に住んでみてから分かることも多い
曇天の多さや普段の生活でのクルマの必要性を感じた
●いろんな遊び方ができるのが新潟の魅力
アーバンな面と豊かな自然の両方があるので、多彩な楽しみ方ができる
福島県相馬市で生まれ育った私は、高校時代に建築に興味を持ち、郡山市にある日本大学工学部に進学しました。在学中は建築業界への就職を視野に入れ勉強しながら、中学生から始めたバドミントンも続け選手として頑張りました。
3年生になり大学卒業後のことを考え始めた時、最初は故郷の相馬市に帰って就職をしようと思っていましたが、いろいろ考えていくうちにずっと福島だけにいるのではなく、ほかの場所で暮らしてみるのもいいかも知れないと思うようになったのです。私は次男で、兄が実家にいてくれることもあり、親からも「家のことは気にせず、好きな場所で働いていいよ」と言われていたのも、そう思うようになった理由のひとつでした。
また、大学ではいろんな県から郡山に来ていた友人がいて、その中に新潟出身の友人もいました。その友人から新潟のことを聞き、新潟市の都市規模などを考えると、田舎でもなく、あまりに大都会過ぎもしないし、自分が暮らす場所としてちょうどよいかも知れないと思ったのです。
就職活動を進めていく中で、その新潟出身の友人と一緒に朱鷺メッセで行われた合同企業説明会に参加しました。大学での学びを経て、ハウスメーカーに入って家造りをしたいと思っていた私は、そこに出展していたフクダハウジングのブースを見つけ、話を聞きました。その時に初めてこの会社のことを知ったのですが、その後、また別の機会で、郡山市の大学キャンパスで開催された合同企業説明会にもフクダハウジングの方が来られていたのです。そこで、担当の方といろいろなお話をしたことで、この会社で働きたいと思うようになり、入社試験にエントリーしました。私が試験を受けた年は、かなり狭き門だったそうなのですが、ありがたいことに採用していただき、社会人としての第一歩を新潟市でスタートさせたのです。
現在、新潟市に住み始めて4年目になりますが、引っ越して来たばかりの頃は、故郷の相馬市や大学時代を過ごした郡山市に比べると、新潟市は都会だなという印象が強かったです。新潟駅前にはたくさんのビルが並んでいますし、万代エリアにはバスターミナルやファッションビルがあり、常に賑わっています。
クルマを持つようになってからは、新新バイパスの交通量の多さにも驚かされました。最初の頃はなかなか慣れませんでしたが、何度も通行しているうちに上手に運転できるようになりました。やはり、新潟市内といっても普段の生活でクルマの必要性は感じますし、クルマを持ったことで行動範囲が広がって、快適に暮らすことができています。一方で、私の住んでいる西区から新潟駅前まではバスの本数が少なく、夜の飲み会に行く時などは、最終便が18時台で終わってしまうので、時々不便さを感じる場面があります。
また、新潟市に住んでみて初めて分かったのは、冬場の天候の悪さですね(笑)。相馬市は冬でも晴れの日が多いですし、そうでなければ雨。一年を通じて曇天というのはあまりないのですが、新潟の冬は曇り空の日がほとんどなので、驚きました。ただ、幸い私はそこまで天候の悪さが気にならないタイプなので特に問題はありません。
入社してから3年半は新築住宅の施工管理を担当し、昨年からは営業部で仕事をしています。モデルルームでのお客様対応をはじめ、建売住宅の販売、広告関連の業務などが主な仕事です。家を建てたり購入したりすることは、当然ですが人生の中で大きな買い物になります。お客様との最初の出会いから始まって、最後にお引渡しをした時に「素敵な家を造ってくれてありがとう。あなたのおかげです」と言われた時は、何よりのやりがいを感じ、この仕事をしてよかったなと思います。まだ営業職としてスタートを切ったばかりなので、今年は宅地建物取引士の資格取得に向けて勉強を始めました。常に勉強をすることを忘れずに、お客様の夢を叶える家造りのお手伝いをしたいと思っています。
プライベートでは、新潟のクラブチームに入って今もバドミントンを続けています。新潟県は全国的に見ても、社会人でバドミントンをやっている人がとても多いと言われていて、バドミントンというスポーツが盛んだと感じています。中学生から続けてきた私にとってはすごくいい環境ですし、所属するクラブチームが会社以外の知り合いや仲間を作る大切な場にもなっています。今は業務上平日が休みなので、オフの日は読書をしたり、夜7時からはバドミントンの練習をしたりして過ごすことが多いです。バドミントン人口が多いこともあって、市内には練習できる場所がたくさんあるのはとてもありがたいです。私は西区の市立五十嵐中学校の体育館で練習することが多いのですが、安価な利用料で一般開放されていて、クラブチーム所属の社会人が気軽に中学校の体育館で練習できるのはとても助かります。
新潟市にIターンをして思うのは、やはりほどよく都会で、ほどよく田舎であることです。私にとってはまさに“ちょうどいい暮らし”ができています。他県に住んでいると、ニュースなどで観る新潟の冬の風景から豪雪地帯のイメージが植え付けられていますが、実際に新潟市はほとんど雪が降りませんし、それは私自身が住んで実感しています。
でも、新潟市内から少しクルマで走ればスキー場があり、ウインタースポーツを気軽に楽しむことができます。寺泊に行けば魚の市場通りを歩きながら、おいしい浜焼きを食べることができるし、村上市の笹川流れに行けば、実に美しい日本海を眺めることができます。夏は各地で花火大会もあります。まだテレビでしか観たことのない(笑)長岡花火にはぜひ行ってみたいと思っています。
まだまだ数少ない新潟での自分の経験からしか言えませんが、県内各地に魅力的な遊びのスポットや楽しいイベントがたくさんあって、多彩なオフや休日の過ごし方ができるのは新潟で暮らす大きな魅力ではないでしょうか。私自身も、これからもっと新潟のことを知って、にいがた暮らしを楽しんでいこうと思っています。
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