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新潟で夢にチャレンジ 第116回

互いの顔が見える地域の交流がありがたい
- 小さな地域コミュニティを循環させるための新事業構想 -

2018.11.19 掲載

日比野音療研究所代表取締役、作曲家・サックス奏者

日比野 則彦(ひびの のりひこ)さん

新潟市

前回のインタビューでは、新潟との出会いや移住するまでの経緯を話してくださった作曲家であり、サックス奏者の日比野則彦さん。2回目となる今回のインタビューでは、新潟の子育て環境のよさ、学校や地域住民による子どもたちの見守りなどについてお聞きしました。また、これまでの新潟での暮らしの中からヒントを得たという新たな事業構想や、新潟への移住を検討している方へのアドバイスもいただきました。新潟市北区での穏やかな暮らしの中で、地域の未来を見据え次なる目標に向かってアグレッシブに活動する日比野さんの声をお届けします!

人間が人間らしくいられる場所だと実感

奥様が新潟出身だったこともあり、新潟で暮らし始める前から、仕事やプライベートで時々新潟を訪れ滞在していた日比野さん。新潟人の優しさを感じる一方で、豊かな自然環境にも魅せられたといいます。「珍しく市内にも大雪が降った年だったのですが、私は毎日のように福島潟に出かけて、降り積もった雪の中を散歩していました。本物の自然の中に身を置けるということに大変感動しましたし、人工的な音がまったく聴こえず、鳥の鳴き声だけが響く冬の福島潟は、心が浄化されるような場所だと感じました。また、そういった環境に身を置けたことが、その後の凛舟(りんしゅう)の制作にも、非常によい影響を与えてくれていたのも事実です」。
加茂の桐たんす職人と長い月日をかけ試行錯誤を繰り返した凛舟の制作でも、新潟の人の正直さを目の当たりにしました。「関西人の場合、仕事を受けられるギリギリの最低金額を最初から提示してくる人なんていませんし、そこにいくらか上乗せした金額を出すのが当たり前(笑)。ところが、加茂の職人さんは本当に正直で、探り合いなく最初からギリギリ利益が出る金額で仕事を受けてくれたのです。そういった実直さを知った時は感動すら覚えましたし、大袈裟でなく、新潟という場所は、人間が人間らしく暮らし、過ごせる場所だと思えたのです」。

みんなの顔が分かる地域の交流

現在は新潟市内で奥様と娘さん、そして奥様のご両親とともに2世帯住宅で生活をされています。東京と比較すると土地の価格は大きく違うことから、ゆとりを持った敷地面積で、住居を構えることができるのも新潟だからこそだと言います。そして、何より新潟での暮らしの中でよかったと思えるのは、子どもを育てる環境が非常に整っていることだそうです。「娘が通っている小学校は児童数がかなり少なく、娘の学年は12人だけ。担任の先生がしっかりと全員のことを見ていられる人数ですし、児童のことだけでなく我々保護者や各家庭のことまでを、ちゃんと把握してくださっています。また、ボランティアなどで小学生の安全を守ってくださる地域の方々も、非常にたくさんいらっしゃって、そういったみなさんの顔もちゃんと見えるんです。いい意味で、学校と地域がきちんと連携できていますし、ご近所同士の顔と顔を合わせた交流があります。すべての県内の各地域がそうなのかは分かりませんが、私たち家族が暮らしている新潟市北区にはそういう環境がありますし、小さな子どもを持つ親世代にとって、家族以外の近所の人や学校関係者が親身になって、自分の子どものことを気にかけてくれたり、目を配ってサポートしてくれるのは何よりも嬉しいことです。自然に恵まれた環境の中で、子どもたちにのびのびと真っすぐ成長してほしいという気持ちがあるならば、その場所として新潟県はよいところだと思います」。

地域を循環させる新事業構想

新潟での暮らしの中で人のあたたかさと、自然の豊かさを実感し、特に不便さや困ったことなどはないと話す日比野さん。しかしながら、時々県内の各地域でシャッターだらけの商店街を目にすると、寂しい気持ちになると言います。ライフスタイルの変化による商店街の衰退や若い世代の人口減少に歯止めをかけること自体は難しいかもしれませんが、日比野さんはこれから訪れる高齢化社会に対して、新潟の持つ地域性や環境面のポテンシャルが、よい影響をもたらすような仕組み作りを考えています。「音楽の仕事とは離れますが、私自身が中心になって社会福祉施設や社会福祉法人、地元の企業などと連携して、小さな保育園と高齢者が快適に暮らせるシニアレジデンスを建設しようと計画しているのです。シニアレジデンスには、例えば現役の時はミュージシャンをしていたとか、演劇をやっていたとか、プロスポーツ選手だったとか、そういった人たちに住んでもらって、その経験や技術を小さな子どもたちに伝えてもらうんです。子どもたちにとっては、何かの才能を見つけるチャンスになり、レジデンスに住む高齢者にはそのことが生きがいになる。企業にとっては安心できる保育園のおかげで良い人材の確保ができるようになる。そうすることで、小さな地域コミュニティが循環すればいいなと思っているんです。私がそんな発想に至ったのも新潟で住むようになったからですし、今の北区での地域や近所の人との近い距離での暮らしがヒントになっているのも事実です」。

東京との違いをいかに楽しめるか

日比野さんの知人にも、東京から地方に移り住んだ方がいます。ですが、中には地方の暮らしになじめなかったり、仕事がうまくいかなかったりという理由から、東京に戻った人もいました。「ひとつの目安として、3年の壁というのがあるように感じます。100人いれば100通りの、移住をしたい理由と事情があると思います。もちろん、人それぞれで差はありますが、3年間過ごせればそのまま地方で暮らしていけるのではないでしょうか。やはり、まず大事になってくるのは仕事であり収入ですよね。そのために、首都圏から地方への移住を考えている方には、仕事の面での“自分だけのスペシャリティ”を持つことが重要だと思います。自分にしかやれないことや技術があれば、東京でなくても仕事は続けられます。世界を相手にした仕事であればなおさらです。今はインターネット環境も充実していますし、私のように音楽を仕事にしていても、例えばニューヨークのスタジオと直に繋いで指示を出したりなど、遠隔で仕事ができるわけです」。
 また、いかにして東京と地方での生活レベルの変化を受け入れて、楽しみに転換できるかもポイントだと言います。「高級車に乗って、ブランドの洋服を着て、賑やかな街に出掛けて買い物をする――そんな暮らしを新潟でしようと思ったら、東京と新潟の収入面を比較しても無理な話です。けれど、新潟には、都内にはどこにもない大自然があるわけだから、それを自分の生活の中にうまく取り入れて、楽しみと捉えられる人であれば新潟での暮らしをおすすめしたいし、3年の壁は優に超えられると思いますよ」。

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