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ニイガタビト

孫ターンという移住のカタチ

2015.09.18 掲載

農業

刈屋高志さん

33歳 長岡市栃堀在住

 長岡市出身。幼少期を東京、高校までの学生生活は新潟市で過ごす。高校卒業後2年間中国へ留学。帰国後、都内の大学へ進学。2009年に震災復興支援員として長岡市太田地区を担当。一年半の支援員経験後、28歳の時に以前から考えていた農業をスタート。農薬を使わない栽培に取り組み、「刈屋さんちの安心野菜」として販売。

孫ターンなのです

 実は母親が栃尾市(現長岡市)出身で、里帰り出産をしたので、私も弟妹も栃尾市生まれということになります。小さい頃は、東京都小平市に住んでいましたが、母の田舎である栃尾市によく遊びに行っていました。私の場合、UターンやIターンとは若干ニュアンスが違うので、自己紹介する時は「孫ターン」とお話することにしています。祖父母が住んでいる場所で農業を始めることに、あまり不安はなかったと記憶しています。

復興支援員としてこの地域を知る

 子どもの頃から度々訪れていた地域でしたが、復興支援員として実際に生活することで、田舎での作法を知ることが出来ました。2009年に復興支援員として地域に入り、2011年から兄弟で栃尾に移住して農業をはじめたのですが、復興支援員の時にお世話になった皆さんとは今でも親交がありますし、農業のこと、地域の習慣など教えてもらえる先輩として、とても感謝しています。今年から、弟が青年海外協力隊の一員としてベネズエラに行っているので、しばらくひとりですが、家族の手も借りながら頑張っています。
 

農業について

 2011年から農業を始め、5年目の今も、まだまだ試行錯誤の日々です。農薬や化学肥料を使わない有機農業を行っていて、主に枝豆などの穀類を中心に、路地で野菜をつくっています。私たちは、自分たち家族が安心して美味しく食べられる野菜を、そして私たちの野菜を食べて欲しい人たちのために野菜を育てています。種の頃からゆっくり見守られ、適切なタイミングで手がはいり、また時には静観されて育った野菜は本当においしいです。自分で育てたものを食べる喜びは格別です。今は個人への販売のほか、長岡市や新潟市の直売所や飲食店、新宿伊勢丹の伝統野菜コーナーにも卸しています。時々ですが、食べてくださった方から「おいしかった」との嬉しい言葉をいただくと励みになります。

田舎で暮らすこと

 特別なアドバイスはできませんが、私自身は祖父母が住む場所で農業をしたいと考え、この地を選びました。自分が一番住みやすいと思える場所、慣れ親しんだ場所で生活できるのが一番だと思います。親から離れて別の場所で生活することで成長できますし、「生きる」ということを考える場面にも出会います。
地方の方は、一度都会に出てみるのもいい。若いうちの経験は何物にも代えがたいと思います。最後は自分自身が育った街で、自分のやりたことを見つけられると一番いいですよね。
 今の世の中、欲しい物はインターネットで手に入れられるし、どこに住んでいてもそんなに困ることはありません。田舎では都会から移住をしてきたというだけで注目してもらえ、いろいろなチャンスをもらえますよ。
これから準備を始めるのですが、地域の子どもを対象とした「寺子屋」をつくる計画を、妻が進めています。そこでは、勉強だけではなく、地域のことも子どもたちに伝えたいと考えています。子どもたちに、地元に関心を持ってもらい、好きになってもらえたらと思っています。

刈屋さんちの安心野菜へのリンク

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