2021.09.13
新潟県
「にいがた暮らし」を検討している方のための情報キュレーションWebマガジン、にいがた暮らしINDEX編集部です!
新潟に魅せられて、新潟で暮らしたい。戻りたい。せっかくだから、自分のやりたいことを納得がいくまで極めたいという方には、フリーランスとして活躍することがおすすめ!今回は、新潟県内でフリーランスとして働く女性たちにスポットを当ててご紹介します。
※記事出典:ニイガタビト(にいがた暮らし)
記事の内容はニイガタビト取材当時の内容です。
最初にご紹介するのは、子育てをしながら第二の故郷で独立した髙橋 友美さん。
(記事本文はこちらから:https://niigatakurashi.com/people/39938/)
石川県出身の髙橋さんは、長岡造形大学に進学したことで新潟との縁ができました。卒業後のキャリアをどうするか迷った末、金沢市のPC周辺機器メーカーに就職。デザイン課で、プロダクトデザインを担当し、USBメモリーや外付けHDD、DVDドライブ等のデザインを手がけてきました。
就職してからは柏崎出身の彼(現在の夫)に会いに、週末を新潟県内で過ごすという2拠点生活を4年半続けていたそう。彼の転勤話が出たところで、金沢でのデザイナーとしての仕事と人生のパートナーとの生活を天秤にかけ、結婚して新潟に移住することに決めました。その後、夫が転勤になり単身赴任をしていたそうですが、東日本大震災を契機に、夫の単身赴任先である静岡県富士市へ移住することに。お子さんを授かり、家族一緒に暮らす拠点として柏崎に戻ることを決めたのは、夫の両親や多くの友人がいるという「人とのつながり」が大きかったとのこと。
「人は必ず死ぬ、じゃあ、それまでいかに充実して過ごすか?」という死生観が、フリーランス活動する原動力になっているそうです。自分で選んだこの新潟の地で「存分に人生を楽しもう!後悔のないように、思い切って何にでもチャレンジしよう!」という気概を持ちながら、「デザインアトリエ・m・」の屋号で、レジンを使った作品作り、ワークショップ&手芸教室などに取り組んでいます。
次にご紹介するのは、新潟市にIターンをした野澤 知子さん。
(記事本文はこちらから:https://niigatakurashi.com/people/22524/)
青森県出身の野澤さんは、東京で人材、ITベンチャー、大手グルメサイトの運営会社で主に企業広報の仕事をしていましたが、同僚だった夫の新潟転勤についていくという人生の決断をします。退職し、お子さんにも恵まれた野澤さんは、2015年に新潟へ引っ越しました。
知らない土地で2人の娘さんの子育てをしながら過ごす。そんな急激なライフスタイルの変化がありながらも、新潟市で新しく出会った人のあたたかさに、心が軽くなったと言います。赤ちゃん連れの野澤さんに地元の方々が優しく声をかけてくれ、サポートしてくれたというエピソードは、知らない土地での子育てに不安を抱える方にとっても勇気付けられるものではないでしょうか。
野澤さんが個人事業主(フリーランス)になった理由は、自身も子育て中で、夫が転勤する可能性もある中で、自分の経験を活かせる求人に出会えなかったためとのことです。「どうせゼロ地点なら、人に喜ばれて、かつ自分の経験と強みを活かせることを仕事にしよう!」と、企業広報とライターの事業で起業しました。
開業してから一度も営業をすることなく、すべて紹介や過去の人脈で仕事をしており、同じ境遇で新潟に移住したママ友からの紹介など、新潟でできたつながりからの仕事も生まれたとのこと。
転勤や、結婚、出産など、様々なライフステージの変化も、フリーランスならしなやかに対応できそうですね。
一部ライティング業務を受託していました。
最後にご紹介するのは、三条市で農家とデザイナーの半農半Xをする長野 美鳳(ながのみほ)さん。
(記事本文はこちらから:https://niigatakurashi.com/people/43118/)
取材当時は、会社員をしながら半農半Xで農業とデザイナーの活動をしていた長野さん。地元・三条市にある実家の畑や、農業女子ユニット「農業crew(クルー)」での共同の畑を活用して作った野菜の生産販売などを経て、キッチンカー御飯号の開発と飲食事業への展開、2021年7月からはフリーランスのデザイナーとしても活躍しています。
地域の農家さんのように、作付面積を多くして収量を増やし、たくさん売るというとことは技術的にも時間的にも難しいと判断した農業crewは、育てた野菜が消費者の口に入る過程にこだわることに決めたそう。長野さんはデザイナーとしてのスキルとキャリアを生かし、製品のブランディングやマーケティングに関わっています。お米や野菜のパッケージデザインをし、日々の活動をInstagramで発信することで、いろんな人に存在を知ってもらいながら通販につなげるなど実績もつくりだしています。
プライベートでも、音楽イベントの主催をするなど精力的に活動している長野さん。「つくる側、仕掛ける側に立ってみて、人生が豊かになりました。自分で暮らしを楽しくできている手応えがありますし、プライベートの活動でできた人脈や経験が、仕事にもすごくプラスに働いています。」と言います。
フリーランスや自営業は、自分たちで仕事のペースやリズムが作りやすいというところもあって、環境が変わりやすい若い女性たちにとっても、自分たちらしい生活が体現できる方法であると言えそうです。
一般的に、地方でのフリーランスの仕事は、首都圏のように受注金額が大きくないと言われていますが、人と人とのネットワークが新しい仕事につながりやすいというメリットもあります。
「新潟で起業したい、個人事業主になりたい。フリーランスとして独立したいけど、なにから始めたらよいかわからない」という方、まずは県内各地域にある「スタートアップ支援拠点」へ相談することをオススメします。
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