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ニイガタビト

新潟の食と農の魅力を受験生に発信
- 「Uターンしようかな」と思った時が帰る時期 -

2024.03.21 掲載

新潟食料農業大学 広報課

梨本 大貴さん

燕市出身。大学進学で上京し、外国語学部で英語を専攻。卒業後は個別指導塾や教育コンテンツを展開する企業に入社。「いつかは帰ろう」の思いを実現すべく、仕事がひと段落した2020年5月にUターンし、大学職員として広報を担当。結婚を機に聖籠町に転居。

人の可能性を拓く「教育」に関わりたい

【Q. 教育分野を目指したきっかけは?】

自分自身が学校の先生方にお世話になった経験から、高校生の時には、漠然と教育に関わる仕事がしたいと思っていました。大学時代に塾講師のアルバイトをしたのですが、そこは勉強が苦手な子どもを対象にしている個別指導塾。実際に60点が80点に上がって、子どもたちが自信をつけていく姿を目の当たりにし、教育で人生の可能性を拓くという仕事に手ごたえを感じました。卒業後はその塾を運営する会社に就職し、3年間、塾での指導と教室運営の両面を経験しました。
いつかはUターンしようと思っていたので、仕事が一段落したタイミングで転職活動を始めました。新潟県へのUIターンを支援する転職エージェントに登録し、帰省時には新潟市役所で開催されたUIターン相談会にも参加しました。そこで出会ったのがNSGグループの募集でした。

【Q. 転職の決め手はなんでしたか?】

NSGグループが幅広く教育事業を展開していることは知っていましたし、私自身、中学生の頃にNSGの学習塾に通っていたので親近感がありました。これまでは小学生から高校生までの指導をしていたので、受験のゴールでもある大学で働きたいという気持ちがあり、当学を志望しました。
同じ教育分野ですが、塾での指導や教室運営と大学の広報は「異業種か」と思うくらい、仕事内容もスケールも違います。先輩に同行して一から仕事を覚えていきました。とはいえ、当学の広報課に社員は4名。入社2か月後には、一人でオープンキャンパスの運営を行うようになっていました。

オープンキャンパスの企画・運営を担っている

【Q. 現在の仕事内容を教えてください。】

2018年開学と新しく、食料産業で活躍する人材を育成するという稀有な大学なので、高校生と保護者にまずは大学について知ってもらうことが大事です。そのため、入試期間を除いて1カ月に1度、オープンキャンパスを開催します。キャンパス案内やガイダンスのほか、当学の個性や魅力を伝えられるような体験プログラムや講座などを実施しています。企画に沿って運営プログラムを練り、先生方に協力をお願いし、学内の各部署とすり合わせを行って、設営、当日の運営まですべてを担当します。
それ以外にも、リーフレットやパンフレットの制作、新潟県内はもちろん、山形・福島・群馬・富山などの近県、関東エリアの高校を訪問してガイダンスも担当しています。任される仕事の範囲が広く、やりがいは大きいです。

【Q. 大変だったことは?】

私が入社した2020年はコロナ禍の真っただ中で、大学に足を運んでもらうオープンキャンパスができない状況でした。前例がない中、オンライン形式での開催を始めたのですが、「このやり方で本当に伝わっているだろうか」と毎回が試行錯誤。カメラを持ってキャンパス内を歩き回り、施設を紹介するライブ配信も実施しました。21年にはオープンキャンパス自体を動画で配信するなどリアル感を追及。さらに、学生が講義を受ける日常の姿も紹介したので、かなりキャンパスの雰囲気を感じてもらえたのではないかと思っています。

食と農の分野に新潟から人材を輩出したい

【Q. やりがいを感じるのは?】

国内では他にはないコンセプトを持っている大学ですが、まだ新しいため、当学の認知度は決して高くはありません。広報の一番の役割は、生産から加工・流通・販売を通して食卓に届くまでのフードチェーンを一貫して学ぶことで、食・農に関わる産業の即戦力を育成するという当学の目的をわかりやすく伝えることです。
ガイダンスや個別相談会で話した高校生が「こういう大学があることを初めて知った。もっと知りたい」と言ってくれた時、また、出願時の志願理由の欄に「オープンキャンパスに参加して入学を決めた」と書いてくれた時はうれしいですし、やりがいを感じます。

【Q. これからの目標を教えてください。】

現在、学生が栽培した野菜を地域の飲食店に提供したり、地域の農家と協力して栽培を進めたりしていますが、このような地域との連携をさらに強めていきたいと思います。日本では農業の後継者不足や食料自給率の低下などの課題がありますが、逆に言えば、そこには可能性があるということ。食と農の分野に新潟から人材を輩出していくために力を注いでいきたいと思っています。

18歳では気づけなかった新潟がある

【Q. Uターンを考えている方にメッセージをお願いします。】

塾勤務と違い、現在では休日はカレンダー通りで予定も立てやすいので、ワークライフバランスが取れています。新潟の自然を活かした新しい趣味を始めたいと思い、Uターン後に海釣りを始めました。冬以外はいつでも、どこでも釣りができるので初心者も挑戦しやすく、釣った魚を食べる楽しみもあってハマっています。休日に、日の出から海に出てボーっと過ごしていると、たとえ釣れなくても、満ち足りて贅沢な時間だなあと感じます。
18歳の頃に知っていた新潟は自宅や学校の周りだけ。故郷とはいえ何にも知らなかったんだなぁと、Uターンして初めて気づきました。大人になると行動範囲が広がるだけでなく。見方や価値観も変わるので、帰ってみないとわからないこと、気づけないことがたくさんあります。もし帰ろうかなと思ったとしたら、そこには何か必ず理由があるはず。まずは帰ってみてはどうでしょう。

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