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ニイガタビト

柏崎から全国へ発信!アニメスタジオの挑戦
- 移住した柏崎をアニメの題材に! -

2022.03.30 掲載

スタジオガッツ有限会社

長澤達也さん

柏崎市

スタジオガッツ有限会社

牧野太輔さん

柏崎市

\長澤さん、牧野さんってこんな人/
◎出身など:長澤さん⇒千葉県、牧野さん⇒神奈川県
◎移住時期:長澤さん⇒2020年10月、牧野さん⇒2021年3月
◎長澤さんの経歴:東京都中野区出身→日本大学芸術学部に進学し建築デザインを学ぶ→スタジオガッツに就職→勤務8年でアニメスタジオ設立のため柏崎に移住
◎牧野さんの経歴:神奈川県川崎市出身→神奈川大学に進学→警備会社に就職→転職を経てスタジオガッツへ→勤務6年で柏崎に移住
◎暮らし:柏崎市内で一人暮らし
◎にいがた暮らしのおすすめのポイント:都会にいた時よりも時間を意識し健全な生活を送れるようになりました!
(写真:左から牧野さん・長澤さん・荒尾代表)

初めての土地での生活

 千葉県出身の長澤さん、神奈川県出身の牧野さんは、東京に拠点を置くアニメスタジオ「スタジオガッツ」のスタッフとして、現在は柏崎市で暮らしています。ONE PIECEやプリキュアなど大人気作品も制作するスタジオで働く2人ですが、新潟との繋がりはなかったそうです。そんな2人が新潟に来ることになったきっかけは、2年ほど前のこと。会社の代表である荒尾哲也さんからの話でした。
地方に新しくスタジオを造りたいと、全国に足を運び新しい拠点場所を探したそうですが、街の雰囲気が良く、海や山といった自然があることなども考慮した結果、新潟県柏崎市を気に入って決めたそうです。
「初めて聞く柏崎市という名前に茫然としたのを覚えています。でも、代表は『東京の仕事を柏崎で行うことで化学反応が生まれる』と期待したと聞いています」(牧野さん)。
全国から人を呼べるような柏崎にしたい。そんな想いが代表の荒尾さんにはありました。
「最初はあまりイメージできませんでしたが、実際に移住し生活するうちに、代表の言っていたことが理解できるようになりました。また、代表は常にここにいるわけではありません。自分たち二人にこのアニメスタジオの一切を任されているので、ルールを決めて運営していかないといけない。仕事も生活も能動的になりました。個人的には大きな成長だと思っています」(長澤さん)。

新潟県はアニメーターと相性がいい場所

 一足早く柏崎に移住してきたのは長澤さん。
「移住するにあたって、新潟県で行っているフリーランス支援(令和2年度のみ)、そして柏崎市の行っているU・Iターン補助の支援を受けました。柏崎市役所の方がとても親切にサポートしてくれました。いろいろな情報や資料をくれたり、必要な書類などに関しても適切にアドバイスしてくれました。そのおかげで、かなりスムーズに支援を受けることができ、半年後に来た牧野にも伝えることができました。また、移住してみて、この街はアニメーターという仕事には適している場所だなと実感しています。特に冬は雪が多く、周囲の雑音も聞こえなくなり非常に静か。こもって仕事をするには適していました。」(長澤さん)。
 ONE PIECEやプリキュアといったアニメの作画を担当する長澤さん、新潟の雪の多さに戸惑いはあったそうですが、雪かきもいい運動になると、上手に向き合えたそうです。

「とびだせ!柏崎」で街の魅力を発見

 2021年7月、長澤さんの監督した短編アニメーション「とびだせ!柏崎」が完成。YouTubeで公開され、多くの反響を呼んでいます。
「代表が、自分たちの好きなように柏崎を表現してみて、とショートフィルム制作のヒントをくれました。ショートフィルムは、クオリティコントロールが可能で自分たちのしたいように制作ができます。制作するにあたり、柏崎の街をあちこち回り取材しているうちに、この街の魅力が見えてきます。そして作品が完成したあとにその場所を訪れると、少し懐かしいような気分になります。いつの間にか、柏崎への愛着が芽生えていることに気が付きました」(長澤さん)。
「僕は途中参加だったため、取材には関われなくて……。でも、どんどんこの街を好きになる長澤をそばで見て、なんかいいなと思っていました。作品ができあがった後、代表には『僕たちは柏崎に人を呼びたい。だから、柏崎は楽しい場所だと発信することが必要だと思う。アニメ屋として、作品で伝えてくれてありがとう。』と言ってもらえました。次回作では、僕も取材などをして、もっとこの街を好きになりたいと思っています」(牧野さん)。

地元の小学生との交流

「高柳小学校の5・6年生に、総合学習の授業のお手伝いをしています。内容は、子どもたちが地域を調べて、探検したレポートを原作にしたアニメーションづくりです。アニメーションにすることで、中学生・高校生になったときに見返して、あらためて自分たちの住んでいる場所の魅力について考えてもらいたいと。紙よりもアニメーションのほうが見返す機会も多いし、先生方の生の声も伝わりやすいのではないか、そんな先生方の熱い想いがこもった実験的な取り組みです。完成したアニメーションを見て、子どもたちも故郷を大切に思う気持ちを感じてくれたと思います。東京ではこのような形で子どもたちと接することはありませんでした。この距離感は、おそらく柏崎に来たから可能になったことだと思っています」(長澤さん)。

楽しい!柏崎の生活

「柏崎に移住してから、早寝早起きする習慣がつきました。都会で暮らしていると、シャープで都会的な感覚というのは磨かれるかもしれませんが、一方で感じられないことや気付けないこともある。そんなふうに思うようになりました。新潟に移住して人としての健全性みたいなものが高まった気がします。荒尾が地方のスタジオに僕らを呼んだのは、きっとこういう理由もあったのだと思います」(長澤さん)。
「まだ来て間もないですが、東京にいたときよりもしっかりと仕事に臨めていると思います。スタジオで仕事を続けて遅くなってしまうと、近所のお店が閉まってしまい、買い物ができなくなってしまうんです。不便に見える環境が、僕らの生活にきちんとした時間の流れをつくってくれたことはかえって良かったところです。柏崎の生活、楽しんでいますよ」(牧野さん)。

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