2022.01.13 掲載
株式会社 LB.Housing
重信 翔さん
新潟市
\LB.Housing 重信さんってこんなひと/
◎出身など:長野県長野市、新潟市西区在住
◎移住時期:2020年8月
◎経歴:長野県の高校を卒業→大学進学のため上京→アパレル会社に就職し配属先として長野に戻る→3年勤めその後森林組合への就職→奥様の妊娠を機に、奥様の故郷・新潟へのIターンを決意→2021年に空き家を有効活用して地域貢献を行うことを主目的としたハウジング会社を設立。
◎暮らし:奥様、二人のお子さんの4人暮らし
◎にいがた暮らしのおすすめポイント
交通の便がよく、ほどよく都会なところ
長野県から新潟県にIターンをされた重信さんは、長野県の高校を卒業後、青山学院大学への進学のため上京。卒業後はアパレル会社へ就職されたそうです。
「軽井沢にあるアウトレットモールへの配属となり、地元の長野県に戻ることになりました。販売員として勤めた後、3年後、会社を退社してご縁があって知り合った長野県の森林組合に勤めました。リフォームやリノベーションなどに使用する木材を取り扱うのが主な仕事でした。このころから町を歩いているときなどに空き家を見かけることが多く、せっかくの土地と建物に機会損失が発生していることに問題意識を感じていました。地域を活性化させる目的で、空き家を有効活用できないかと思い始めていましたね」。
そんな重信さんが新潟にIターンしようを思ったのは奥様の妊娠がきっかけでした。
「妻の子育ての負担が大きくなるため、実家が近い新潟に住もうと思いました。そこで、リフォーム・リノベーションなどを勉強するためにと工務店に就職しました。しかし、当初聞いていた内容と実際の業務にギャップがありました。実際は土建の業務が多く、自分のやりたかった空き家事業の業務に関わることに専念したかったので退社し、その後2か月の準備期間を経て自ら起業することにしました。会社を立ち上げることは一生に一度の経験。せっかくなら、司法書士や弁護士に頼らず、すべての書類手続きなどを自分で行いました。その結果、思っていたよりも法人化するまでに時間がかかってしまいました」。
こうして、重信さんは、2021年5月20日、古民家の再生事業を中心に不動産業も行う自らの会社、LB.Housingを立ち上げました。
「開業して半年ほどがたち、徐々に受注件数も増えてきました。色々大変なこともありますが、お客様からの感謝の声をいただけると力になりますね」。
奥様の有紀さんは重信さんのIターンについてこう話します。
「純粋にうれしかったですね。やっぱり子育てするにあたって、車で20分程度の距離に実家があるというのは精神的にも違いますし、いざというときは子どもの面倒もみてもらえる。長女のときにはなかったそういう安心感が大きいなと思います。(旦那さんは)初めての仕事に臨んでいますが、アパレル時代に培ったコミュニケーション能力を生かして、見知らぬ土地の新潟でも、きっとうまくいやっていってくれると信じています」。
Iターンしてきた重信さんに新潟の印象を伺いました。
「妻の実家は西蒲区にあるのですが、田んぼや畑が延々続いているのが印象的でした。ただただ遮るものがなくて、遠くまで見渡せるあの感じは山に囲まれた長野県にはありません。それから、新潟はとにかく道路もきちんと整備されているし、バスや電車の便もしっかりしている。そして万代や古町など商業施設も多くて、長野よりも都会という印象ですね。食べ物もおいしいし、海も山も近くにある。子育てするにはこの上ない場所だな、というのが新潟の印象ですね」。
プライベートでは二児のパパである重信さん。
「独立しようと考えた一つの要因に、働く時間の融通がきいて自由な時間が確保しやすいというのがありました。やはり子どもとの時間は多く取りたいので。仕事が終わってから19時くらいまでには帰宅して、一緒にご飯を食べたり、お風呂に入ったりしています。また休日は、市内の鳥屋野潟公園にあるこども創造センターに行って、絵を描いたり、体を動かして遊んだりしています。子どもたちの成長を見ることで、仕事への活力も湧いてきます」。
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