2008.08.19 掲載
一正蒲鉾株式会社
小見奈保美さん
33歳 新発田市
三条市出身。新潟大学を卒業後、一正蒲鉾株式会社に入社。現在、品質保証部品質管理課で働く。2人の子どもを出産した後も育児休暇や社内保育所などの会社の子育て支援制度を活用して、家庭と仕事を両立させている。夫と子(5歳、1歳)の4人暮らし。
新潟大学教育学部で家庭科を専攻していたので、その知識を活かせる食品関係の会社で働きたいと思っていました。当時は、インターネットが今のように普及していなかったので、自宅に送られてくる就職情報誌を頼りに就職活動をしました。就職が厳しい時期でしたが、縁あって今の会社に就職することができました。
会社のパンフレットを見て、会社内に保育所があることは知っていました。でも学生でしたから、そこまで先のことは考えてなかったですね。保育所にお世話になるようになってありがたさを実感しています。
品質管理課というところで、原材料表示に関する仕事をしています。最近、食品表示について社会の関心が高まっていることもあり、緊張感があります。
上の子の時も下の子の時も1年間育児休暇をとって職場復帰しましたが、両親が共働きで、出産後も働くのはごく普通のことだったので、辞めようとは思いませんでした。
仕事ですから辛いこともあります。でも、家庭と仕事と両方やっていることで、気持ちの切り替えができます。一日中、子どもと私だけの世界になってしまう育児休暇を終え、切り替えができるありがたさを実感しています。
上の子は1歳から4歳まで社内保育所に通い、今は家の近所の幼稚園に行っています。下の子は1歳ですが、保育所にお世話になっています。何かあればすぐ子どものところへ行けるという安心感があるので、仕事に専念できます。残業があっても午後7時までは預かってもらえますし、職場のみんなもわかっていて、早く帰るように言ってくれますので、ありがたいですね。無料なので経済的にも助かっています。
友人から未満児を預かってくれるところを探すのは大変で、保育料も高いと聞いて、すごく恵まれているなぁと実感しています。
子育ての環境という点では、自然があって、遊ぶ場所があって、新潟はバランスがいいと思います。休日は、近くにある公園「さえずりの里」や、加治川の堤防によく行きます。
公共交通機関は不便なので、車社会ですが、乗せてしまえばこっちのもの。小さな子どもをおんぶして着替えを持って、満員の電車で子どもを預けてから通勤するなんて、私にはとてもできません。
子どもを毎晩9時には寝かせることができ、規則正しい生活ができることも子どもの成長にとっていいことだと思います。夜遅くまでやっているスーパーが近くにあるので、子どもを寝かせてから買い物にいくこともできます。
それと、両親が近くにいること。いるだけでとても心強いものです。
私は、大都市に対するあこがれがなく、人混みが苦手なので、新潟以外は考えていませんでした。ずっと新潟にいるので、アドバイスできるようなことはないのですが、東京にいる友人の話を聞いていると、仕事しながら子どもを育てるのは大変だなと思います。仕事を辞めた人もたくさんいます。仕事も家庭もバランスよく生活するには、新潟はいいところだと思います。
一正蒲鉾株式会社
950-8735 新潟市東区津島屋7-77
TEL 025-270-7111 FAX 025-271-4146
URL http://www.ichimasa.co.jp
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