2008.02.07 掲載
新潟綜合警備保障
酒井菜名さん
22歳 阿賀野市
阿賀野市生まれ、東京都内の大学を卒業後、Uターンし、平成19年より新潟綜合警備保障に勤務。教員をめざしていたが、途中で一般企業への就職に切り替えた。現在は両親と同居。
大学3年の冬から就職活動を東京都内で行っていました。しかし、4年の春になっても友人たちが内定をもらっているのに、私は就職先が決まらず、精神的にも辛い時期が続きました。心配した親が「新潟に戻ってきたら」と、県内の合同企業説明会の資料などを教えてもらい、県内での就職活動をスタート。現在の会社に就職が決まり、戻ってきました。
就職先が決まらなかった、というのが一番不安でした。東京にいると、合同企業説明会やハローワークなどでも新潟の企業の情報が少なく非常に苦労しました。あまりに決まらなくて、「とりあえず、親元に帰ってアルバイトしよう」と正職員の道をあきらめかけたこともありました。
就職活動を実際に行っている学生の投稿型サイト「みんなの就職活動」や、リクナビには登録しました。あとは、新潟にいる友人や両親から県内の合同企業説明会の情報を教えてもらったり。そんな風に友人や両親とやりとりして「地元は安心するなあ」と実感し、地元のよさを再発見したのも事実です。
子どもの頃から、家から見える街の風景が大好きだったんです。学生の頃、休みで帰省した際に、私の部屋の窓から見える田んぼの景色にものすごく癒やされていました。また、街で方言が聞こえたりすると、ほっとします。自分の居場所がある、という感じを持ちますね。
個人宅や事業所などお客様から警備上のお問い合わせの電話が入ります。私はその連絡が入る「管制室」に配属されており、一日に約80本の電話対応をこなしています。先輩に比べるとまだまだ対応できる件数が少ないので、1本でも多く電話を取ることを心掛けています。受けた電話から内容を判断し、その場で解決できることもありますが場合によっては、現場からガードマンを無線で派遣するよう手配します。人間の体に例えると、心臓のような機能です。お客様もそうですが、ガードマンとも顔の見えないコミュニケーションのため的確な判断や指示が難しいことも。私がわからないことや困ったことがあったときは、逆にガードマンから助けられることがたくさんあります。これからも一日を大事にして様々なことを勉強していきたいと思っています。
両親は私に戻ってきて欲しいと思っていたため、今はとっても喜んでいるみたい。父親とドライブしながら十日町市におそばを食べに行ったり。友人とは近隣にある安田ヨーグルト工場の直営アイスクリーム屋へ出かけることが多いですね。ショッピングに新潟市内のラブラ万代やビルボード、古町に行きますが、衣料品は東京と同じような品揃えだと思いますよ。
なかなか就職先が決まらなくても、最後まであきらめないことです。私も、大学4年の11月に今の会社が決まりました。自分だけでがんばらず、家族や友人の協力も得るなど、助けを求めることも必要だと思います。
<連絡先>
新潟綜合警備保障株式会社
本社:新潟市東区小金町1-17-20
TEL 025(274)1965
http://www.nii-alsok.co.jp/
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