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教えて先輩! 第137回

世界レベルのものづくりに携わりながら、地元に貢献!

2019.02.08 掲載

株式会社東陽理化学研究所 技術開発部

西澤 智彦(にしざわ ともひこ)さん

弥彦村

 1994年生まれ。弥彦村出身。小中高時代を弥彦村で過ごす。新潟工業高校を卒業後、神奈川工科大学へ進学し、ものづくりに関わる仕事がしたいという思いから、2018年4月に燕市に本社を構える㈱東陽理化学研究所に就職。現在は弥彦村にある弥彦工場の技術開発部に所属し、機械の設計や作業の自動化に携わる。

 また、実家は彌彦神社前にあるお土産物屋さん。弥彦村の村おこしに積極的な父の影響もあり、Uターン後は彌彦神社氏子青年会や消防団に入り、自身も地域活性化に励む。

新潟を離れて、一人暮らし

 もともと機械を作ることに興味があった私は、高校での勉強を通してさらに興味が深まり、「もっと知りたい」という気持ちが強くなっていきました。

 そして、何より県外で一人暮らしをしてみたいという気持ちが大きかったので、高校卒業後の進路について考えた時に、最初から県外の大学にしぼり、さらにものづくりへの理解を深めることができる神奈川工科大学の機械工学科へ進学しました。

 大学時代に一番苦労したのが、何よりも、掃除や洗濯、炊事などの家事でした。高校時代までは親に任せきりだった家事を自分で行うことで、改めて親の大変さを身にしみて知ることができました。新潟に戻ってからは積極的に家事を手伝うようにしています。

世界レベルのものづくりが行われている燕市

 大学在学中に就職を意識し始めた時、まず新潟で働くか、このまま県外で働くかを考えました。その時に、ものづくりが盛んな燕市のことが頭に浮かんだのです。

 さらに就職活動を通して、ものづくりにおいて燕ほど高い技術を持つエリアは他にないと改めて確信し、自分が学んできたことを生かしながら新潟で働こうと決心。燕市内のいくつかの企業を研究しました。その中で東陽理化学研究所は、日本の有名メーカーのみならず世界の有名メーカーの製品を手掛けていることや金属製品を一貫して製造しているところが魅力的だと感じたのです。

 ひとつの部品を作ったり、一部分の加工をするだけでなく、製品を最初から最後まで作るには高い技術と充実した設備が必要です。この会社なら多くのことを学ぶことができると思い、入社を希望しました。

新しいことを学ぶ楽しさと同期との絆

 現在、私は東陽理化学研究所の技術開発部に所属し、大学時代に学んでいたCADを生かしながらパソコンで機械の設計を行っています。その業務の中で、高校や大学で得た知識以外に入社後に新たに学ぶことが多くあり、今は機械と電気の関係性について勉強しています。電気については学び始めたばかりの分野で、先輩に教わりながら日々知識を身につけています。

 部内で私が所属しているのは、簡単な作業のロボット化を推進する自動化チームなのですが、ロボットを動かすためのプログラミングが少し苦手で、まずはそれを克服したいと思っています。いずれはひとつの製品に最初の設計部分から携わる事ができるまでに成長し、一日も早く、安心して仕事を任せてもらえるような人間になりたいと考えています。

 また、私と同じように新卒で入社した同期の社員もおり、ともに切磋琢磨しながら働きつつ、プライベートでも仲良くしています。出身高校や地元の話で盛り上がれるのは、地元就職ならではのメリットだと感じます。

弥彦村を盛り上げる地域活動

 仕事と両立しながら、彌彦神社氏子青年会や消防団に入り、地元を盛り上げる活動にも積極的に参加しています。青年会では弥彦村の夏の風物詩である「弥彦燈籠(とうろう)まつり」を主催しています。

 青年会に入って初めての燈籠まつりでは、燈籠を担いで村中を回りました。大きな燈籠も大人数で担ぐと意外に軽いんです。燈籠を担ぐ体験や祭りを主催する側に立つことは、地元に戻ってきたからこそできた貴重な体験でした。

 また、今年の1月には消防団にも入団。消防団員としての本格的な活動はこれからですが、もし災害があった時には地元の力になりたいと思います。

弥彦村のために尽力する父の背中

 地元のために活動したいという気持ちを持つようになったのは、弥彦村のために尽力していた両親の背中を見ていたからという理由もあります。私の実家は弥彦村で土産物屋を営んでいます。

 特に父はお店を切り盛りしながらも、弥彦のボランティアガイドとして活動したり、弥彦村議会の議員も務めていました。誰よりも弥彦のことを知っている父の知識量にはいつも驚かされますし、多くの人に弥彦の魅力を伝えようと活動している父のことを尊敬しています。

季節を感じられる新潟で自然を満喫

 プライベートでは、新潟の自然を満喫しながら充実した休みが過ごせています。地元の友達といつでも会えるところも、地元に戻ってきて良かったと感じる部分です。新潟は都会と比べると娯楽施設などの遊ぶ場所は限られてくるかもしれませんが、自然をフィールドに都会とは全く違う視点で遊べるのがいいところだと思います。

 バーベキューやスノーボードなど自然の中で遊ぶ機会が以前よりもずっと多くなりました。今は、季節を感じながら遊ぶことができる新潟に戻ってきて、本当に良かったと感じています。

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