2015.03.18 掲載
株式会社ジョイフルタウン勤務
馬場智子さん
ふるさとへの愛着、人とのつながり、地元に関わる仕事など、新潟へのUターンやIターンをした理由は人それぞれです。しかし、そこに共通しているのは「新潟への思い」ではないでしょうか。今回は、新潟へUターンし、希望する仕事に就くことを実現させた「株式会社ジョイフルタウン」の馬場智子さんにお話を伺いました。
新潟市出身。東京都内の大学を卒業後、Uターンをして、(株)ジョイフルタウンに入社。現在は、タウン情報誌「月刊にいがた」などの企画・取材・編集を担当。
「大学生時代、「人」と「人」、「人」と「こと」をつなぐ仕事がしたいと思い、出版・広告業界への就職を希望する一方で、卒業後は新潟に戻りたいとも思っていました。しかし、就職活動を始めた当初は、就職活動と学業の両立が大変だったことや、地元の求人情報を知る機会の少なさから新潟での就職は難しいと感じていました。
そのようなとき、先輩からの助言で新潟市のハローワークで情報を探し始め、そこでタイミング良く現在の会社の求人を見つけました。無事に採用されることとなりましたが、採用試験では、「このチャンスを何としても逃したくない」という気持ちが強く働き、他の企業の時にはないほど緊張したのを覚えています。「新潟に帰ってきたい」という思いと自分が希望していた仕事がリンクした形となり、縁を強く感じています。」
「幼い頃から新潟が大好きな私ですが、タウン誌の編集という仕事を通して「まだまだ自分の知らない新潟の魅力がある」と感じています。そして、それは他の新潟に暮らしている人たちにも言えることなのではないでしょうか。もちろん、県外の人にも新潟の良さを知ってもらいたいのですが、それと同じように、「新潟に暮らしている人にこそ、新潟のことをもっと知ってもらいたい」と思っています。
だからこそ、取材などでいろいろなところに出かけた際には、まず自分が新潟についての知識を深められるように心がけています。そうして得た情報を自分の手を通して多くの読者に伝えられることに、やりがいや幸せを感じています。」
「新潟に戻ってきて、改めて気づかされたことは「新潟は住みやすい」ということです。特に強く感じるのは、人の温かさや人と人とのつながり、そして、食べ物がおいしいこと。どれも、生活していくなかでとても大切なことです。このように、仕事や日々の暮らしのなかで感じた新潟の良さを多くの人に知ってもらい、「新潟っていいよね」と思ってもらえるよう、また、新潟での暮らしをより豊かにしてもらえるようにこれからも頑張っていこうと思っています。
新潟へのUターンを考えている人へのアドバイスは、「戻ってくることをあきらめないで欲しい」ということです。大手就職サイトからの情報だけでは情報量が多くなるばかりで管理しきれなくなり、その一方で、地元の情報が少なく不安に感じるかもしれません。そのようなときは、大手ばかりに頼るのではなく、新潟のハローワークを活用するなどして視野を広げ、地元の情報をキャッチすることが大切だと思います。最後まであきらめずに頑張り、是非、新潟へのUターンを実現して欲しいと思います。」
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