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新しい働き方 第61回

大切なことを学んだ街

2014.07.30 掲載

vol2

がっとこむかめだ店長

阿部和志さん

27歳 新潟市在住

vol2

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Key word

 新潟市在住、27歳。生まれも育ちも新潟市。現在、新潟市江南区にある「がっとこむかめだ」の店長をしている傍ら、地域の魅力を伝える「まちあるき」活動や「アート系のボランティア」活動など、地域を盛り上げる活動も行っている。

ターニングポイント

 先回は、私の自己紹介を含めて書きましたので、今回は、もう少し具体的な活動内容と、ターニングポイントとも言える出来事について書いてみたいと思います。つたない文章ですが、お付き合い下さい。

 現在、私が店長をしている「がっとこむかめだ」は、地域の居場所と新潟市江南区の伝統工芸品を販売するアンテナショップを主の活動としています。しかし、その他にも、まち歩き活動、地域のお祭りへの参加、商店街のイベントへの参加などを行っています。
 
 先回も亀田のことについて少し書きましたが、まち歩きや居場所を通して多くの方々からお話を伺う機会に恵まれ、亀田についての知識を貯えてきました。そして、私自身これらの活動を通して、直接お金に繋がることではありませんが、生きていく上で大切なことをたくさん学ぶことができました。

アート亀田で出会った人

 その1つが、2011年から続く「アート亀田」というイベントです。このアートイベントは、亀田出身の彫刻家である村木薫氏の作品展示と、商店街の店舗の前に亀田の古い写真を展示するという内容で、色々と大変ではありましたが、写真や映像の勉強をしていたこともあり、とても充実した日々を過ごすことができました。特に、この「アート亀田」では多くの印象的な場面に出会うことが出来ました。1つは、会期が真冬の2月中ということもあり、最初は「お客様なんて来るのかな?」と思ったりもしましたが、始まってみると驚くことに多くの方々にお越しいただきました。そして、何より地元の方々に楽しんでいただきうれしかったです。
 
 1つの写真を前にして、偶然通りかかった人達が話をして盛り上がっている姿、写真を前にして娘さんとお孫さんに思い出話を語っている姿、そして、亡くなった旦那さんが写っている写真があるので、是非とも写真をコピーしてもらえないかという連絡をいただいた時は、本当に関わって良かったという喜びでいっぱいでした。全国からみれば本当に小さな地域の1つですが、その小さな地域にもちゃんと「過去」があり、その過去が積み重なってやっと「現在」があり、この現在も「未来」へ繋がっていくのだと、心の底から実感することができました。

震災のあの日

 そして、この「アート亀田」に関してもう1つ印象深いことがあります。それは、会期を残すところ、あと1週間になった金曜日、あの「東日本大震災」が起こったことでした。急遽、「アート亀田」も自粛になり私が所属するNPO法人でも、被災者支援の活動が始まりました。余談ですが、この時の一生懸命な代表の姿は、今でも忘れることが出来ません。
 
 そして、被災地の岩手県へ瓦礫撤去のボランティアへ伺った際に、私の価値観が180度変る様な出来事がありました。
 それは、個人の方のお宅で瓦礫撤去のお手伝いをしていた時、瓦礫の中からいくらかのお金が出てきました。それをお家の方にお渡しすると「あなた達、遠い所からせっかく来てくれたんだから、持っていきなさいよ。」とおっしゃり、その言葉に衝撃を受けました。しかしその後、瓦礫の中から一枚の汚れた写真が見つかり、その写真を御家族の方に見せると涙を流して喜ばれていたました。この写真を見つけた方に、何度もありがとうありがとうと御礼を言う姿に、さらに衝撃を受けました。
 
 「お金よりも大切なものがある」という言葉を、身をもって感じることが出来た瞬間でした。また、別の被災者の方からは、地域のお祭りが人と人とを繋ぐ大切なことなのだと気づかされた、というお話を伺うことができました。亀田も長年途絶えていた「大岩万燈」というお祭りを地域の方々が必死になって復活させた歴史があります。

心の足し

 少し話は変わりますが、皆さんは「文化は腹の足しにはならないが、心(精神)の足しになる。」という言葉を聞いたことがありますか? 
 実は、2011年の6月に当時所属していた団体を一先ず卒業することになったのです。これから先どうするかを考え悩んでいました。正直、福祉系NPOスタッフとして活動していたのですが、全然福祉に向いていない自分に将来性が見いだせなかったのです。
 そんなある時、たまたま知り合いになった先生から、上記の言葉を頂きました。当時の私が置かれていた状況に直接かかわる内容ではなかったのですが、それでもこの言葉を聞いて私は決心しました。
「私は、これまで活動していた団体の代表の様に志を持って福祉に取り組める人間ではない。かといって、お金を稼ぐ様な生き方も出来ないだろう。しかし、文化にかかわりそれを守っていく活動がしたい。すぐに成果は出ないかもしれないが、それでも絶対に価値のあることだ。」と、私は「心の足し」選んだのです(笑)

 そんな出来事があり、私は今の道を選び暗中模索をしております。
 きっと、必要最低限のお金を稼ぐこともやっとだと思いますが、後悔はしていません。世の中、たくさんの人間がいるので私の様な者がいても良いのかな?と開き直っています。(笑)
 これから先、まだまだたくさんの壁が待ち構えていると思いますが、そのことについては、また次回書きたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 最後に、東日本大震災にて被災された方々、被災地の一日でも早い復興を心より御祈り申し上げます。

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