2014.07.09 掲載
新潟県中小企業団体中央会勤務
小池哲也さん
28歳 新潟市在住
札幌市出身。高校卒業まで札幌で過ごし、大学進学を機に新潟へ。
4年間の学生生活後、地元に戻ることも考えたが、新潟で就職。現在、新潟県中小企業団体中央会で中小企業からの運営相談や地域の中小企業の人材確保・定着支援事業を担当している。
母親の地元が新潟で、まったく記憶にありませんが、1歳まで新潟に住んでいました。
その後、父の仕事の関係で高校まで札幌で過ごしました。生まれたのが新潟なので、Uターンとも言えるかもしれませんが、生活した記憶がないので自分自身では、Iターンだと思っています。高校時代に中小企業のコンサルティングに興味を持っていたので、経営を学びたくて、加茂市にある新潟経営大学に進学しました。母親の地元ということもあって、子どもの頃、夏休みやお正月には、祖父母の家に遊びに来ていたので、新潟の大学を選ぶことに抵抗感はありませんでした。
大学時代の4年間、新潟で過ごしている中で、友人関係ができたことや新潟県の食べものの美味しさや自然の豊かさに魅力を感じ、このまま新潟に住んでもいいかなと思ったのが、新潟に残ろうと思ったきっかけでした。また大学が加茂市だったので三条市の地場産業を知ったことも大きかったと言えます。県内には魅力的な企業がたくさんあり、様々な企業と接点を持つことができる仕事に就きたいという気持ちもあって、新潟県中小企業団体中央会に入ろうと決めました。
県内の中小企業を支援する機関へ就職することになったのですが、大学4年間という短い期間しか新潟という土地を知らないことと、地場産業における知識が少なく不安を覚えました。ですが、就職して1年後に、中小企業大学校 三条校に3年間、出向。そこで経験させてもらったことが大きかったです。仕事は、中小企業の経営者や従業員の皆さんへの大学校の研修プログラムに参加していただくよう、中小企業を回りました。相手先のニーズを把握して研修プログラムを勧める必要があるので、事前に相手先の情報収集をし、直接企業訪問を行ったことが、今の職場に戻った時に自分の宝になっていたことを実感できました。
現在は中小企業が集まって組織する「組合」という組織の立ち上げの支援を行っています。具体的には平成27年春に北陸新幹線が開通しますが、併せて上越妙高駅が出来ます。
その駅ができることで様々な仕事が発生します。例えば新駅周辺の植栽、整備、清掃など。
そのような業務を地元地域企業で請け負うため、地元企業が集まって「組合」という形態組織をつくります。県の許可が必要ですが、そのお手伝いをしています。
また、学生と地元企業を、就職を通じて結びつけるための仕事もしています。新潟県内には学生の皆さんの知らない企業がたくさんあります。そんな企業を知って、県内学生には新潟に残ってもらい、県外に進学した学生の皆さんには新潟で働こうという気持ちになって欲しいと考えています。
地元企業の方から、特に県外に出られた学生さんに期待が大きいと聞きます。親元を離れて一人暮らしを経験していることで、自活できる力やなんらかの苦労の経験が、仕事をするうえで役立つと考え、積極的にそういう学生を採用したいという企業も多いようです。
身体を動かすことが好きなので、フットサルをやったり山登りをしたりしています。フットサルは月2回程度ですが、音楽を聴くことも好きなので、音楽を聴きながら家事をしたりしています。毎年なにかしらの音楽フェスにも参戦しています。昨年は「フジロック」。今年は「音楽と髭達」に行く予定です。
新潟のラーメン文化も凄いと思います。遠くまで友人と出掛ける時もあります。学生時代から新潟で生活を始めて10年が経ちますが、まだまだ新潟の魅力を知りたいし、伝えたいと思っています。
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