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ニイガタビト

やっぱり家族や友達の近くが安心できる

2017.07.12 掲載

証券会社勤務3年目

佐藤祥平さん

24歳 長岡市在住

1993年、新潟市生まれ。大学進学を機に東京へ。経営学部で4年間学んだ後「家族の近くで暮らしたほうが安心できる」と思い、新卒のタイミングでUターン。

現在は証券会社に勤務し、両親と兄とともに長岡市で生活。気心知れた家族や友達が近くにいる、安心できる環境で、仕事もプライベートも楽しんでいる。

いずれ地元へ帰るつもりで東京の大学へ進学

 大学進学するにあたって、「大学生活は都会で好きにしたい」と思っていました。東京の私立大学の経営学部に進学し、念願の東京暮らしが始まりました。東京の生活は刺激的で楽しかったけれど「ずっと東京に住む」という選択肢は最初からなかったです。両親も、次兄も大学進学で上京し、卒業したら新潟に帰ってきていたので、「それが普通」という感覚。大学に進学した時から父親には「卒業したら帰ってこないか?」とは言われていました。自分でも、「どうせ都会が楽しいのも20代前半くらいの若いうちだけだろう」と思っていたので、就職活動を考えるようになった頃に新潟に帰ることを決めました。

 大学3年生の時に実家が新潟市から祖母の家がある長岡市に引越しをしたのですが、家を建て直した際に、卒業後帰ってきてもいいように、ちゃんと自分の部屋が用意されていましたね(笑)

地元の合同企業説明会で企業探し。証券会社の営業マンに

 大学の友人たちはほとんど東京で就職活動をしていましたが、自分は新潟県だけで就職活動をしました。周りからは「意外だね」という反応でしたね。新潟の企業のことは知らなかったので、長岡市で開催していた合同企業説明会に参加し、県内企業の話を聞きました。いろんな企業がブースを出していて直接話しを聞けるので、参考になりました。そこで業種は気にせずに興味を持った企業の採用試験にチャレンジ。新潟で就活するには、通わなければいけないので、交通費・移動時間がかかります(※)。あと、就活期間中はバイトができないので苦労しました。

 証券会社を希望したのは、「貯蓄から投資へ」という時代にお客様の資産運用をお手伝いするのは「かっこいいなぁ」という印象からです。金融業界の仕事は厳しいという話は聞いていたのですが憧れがありました。仕事内容は、個人のお客様への営業。テレアポ、訪問、飛び込み営業など、日々動き回り、約350人のお客様の資産運用をお手伝いしています。お客様は比較的年配の方が多く、田舎の人のほうが丁寧に話を聞いてくれるように感じます。ノルマも有り大変な面もありますが、やりがいを感じています。

 勤務地の長岡市には友人は少ないので、プライベートでも会社の人たちと遊びに行ったりしています。

※新潟県では、平成28年度より県内で就職活動等を行うU・Iターン学生への交通費及び宿泊費を補助しています。

U・Iターン学生就職面接等交通費助成事業へのリンク

帰ってきて気づいた新潟の良さ

 東京と比べれば、地方は遊び場が少なく、服を買うにも物足りなく、刺激が少ない。東京で特に良かったのはサッカーや野球など、スポーツ観戦が気軽にできたことです。でも、人が多すぎて落ち着かない。賑やかなのは好きな方ですが、それが日常になってしまうと疲れてしまう。今は、2ヶ月に1回くらい東京に遊びに行っていますが、それくらいでちょうどいいです。

 18歳まで新潟に住んでいたときにはわからなかったのですが、帰ってきてから、「新潟にも意外といいところがあるんだ」と思うようになりました。この前の休日には、見附市のお祭り「今町・中之島大凧合戦」に行き、バラ園がある「みつけイングリッシュガーデン」を見た後、「ほっとぴあ」で岩盤浴を楽しみました。ちゃんと探せば、新潟にはおでかけスポットや地域の祭りなど、面白いものがたくさんある!混みすぎていないのでゆっくり楽しめるのもいいですね。

 長岡花火や、国営越後丘陵公園のイルミネーションも良かったです。趣味のフットサルも個サル(「個人参加型フットサル」の略称。その日に集まった不特定多数のメンバーでプレーする形式)に参加して楽しんでいます。新潟にはまだまだ知らない楽しさがいっぱいあると思うので、これからも開拓していきたいです。

安心できる居心地の良い土地での暮らしを

 今は実家で両親と兄と暮らしています。これまでアパート暮らしだったので、自分の家と自分の部屋があるということが「新潟に帰ってきて良かった!」と思うことのひとつです。住環境はやっぱり田舎が恵まれています。

 仕事については、同世代と話しをしていても「東京だから、新潟だから」といった地域性のギャップはあまり感じません。それよりは、業種による仕事内容や大変さの違いのほうが大きい。ただ、大学の友達や、新潟から東京に出て働いている友達と話をすると、7割位が「疲れた、地元に帰りたい」と言っている印象があります。個人的には東京で楽しめるのは体力のある若い内だけで、仕事の忙しさや人の多さがストレスになってみんな疲れちゃうんだと思います。そうなると、住み慣れた地元に帰ってきたくなるんじゃないでしょうか。

 やっぱり家族の近くに居たほうが、困ったことがあるときに互いに良い事が多いです。また、昔から付き合いがあって自分のことをよくわかってくれている友達がいるのは安心できます。何気ない悩みなどを気軽に相談できるような友達は生まれ育った地元の方が多いですよね。人は安心できる環境があるからこそ、仕事も頑張れたり、プライベートも楽しめる。「いずれ地元に」という気持ちがどこかにあるのであれば、はじめから地元に帰り仕事も人間関係も充実させられるのがベターだと思っています。新卒で最初から地元に帰ってくるという選択をする人がもっともっと増えても良いのではないでしょうか。

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