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ニイガタビト

お互い様の文化が育む、誰もが働きやすい職場
- くるみん認定を契機に、人材確保と働きやすさ向上へ -

社会福祉法人 かがやき福祉会 事務局長

樺澤 隆一さん

介護福祉士

水野 直也さん

「わくわくワークにいがたキャンペーン」とのタイアップ特集!
国や県の企業認定制度(くるみん・えるぼし・ユースエール等)を取得した県内企業の声をお届けします。

各認定制度の詳細はこちらから!
( リ ン ク 先 https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/shigototeijyu/nintei-info.html)

◎わくわくワークにいがたキャンペーンとは?
「働き方改革推進に向けた機運の醸成」と、「新潟県の働く場としての魅力の発信」を図るため、実施しているキャンペーンです。
今年のキャンペーンでは、「企業認定制度活用促進」をテーマに、企業及び労働者双方への働きかけの強化に取り組みます。

\樺澤さんのプロフィール/
●2021 年入社(中途入社)
前職を定年退職後に、社会福祉法人かがやき福祉会へ入社。事務局長として人事採用や働き方改革に携わり、働きやすい環境づくりを推進。その一環として、規定の改定や各種認定の取得などにも取り組んでいる。

\水野さんのプロフィール/
●2020 年入社(中途入社)
保育士や接客業の経験を経て、2020 年に入社。3 年間の実務経験を重ね、2024 年に介護福祉士の資格を取得。培った知識と技能をもとに、現場にて利用者の生活支援に尽力している。第一子・第二子の誕生時には、2 度の育児休業を取得。

(かがやき福祉会の働きやすさ)
・安心して休暇を取得できる職場環境を整備し、男性の育児休業取得率 100%達成
・子育てと仕事の両立を支援するため、時短勤務制度の対象範囲を拡大
・子どもの学校行事に参加できる休暇制度を新設
・2025 年には「くるみん」認定取得

地域と共に歩む総合福祉サービスを展開

【Q.かがやき福祉会について教えてください】

(樺澤さん)
私たち社会福祉法人かがやき福祉会は、「大切な自分の家族を入れたいと思う福祉施設の創造」を理念に掲げ、地域に根ざした総合福祉サービスを展開しています。特別養護老人ホーム「かがやき苑」を中心に、保育や障がい児支援を行う「かがやきこども園」、障がい者の自立や就労支援を担う「協働作業所かがやき」など、多世代・多分野にわたる施設を運営しています。2015 年の開設以来、ショートステイや児童発達支援、放課後等デイサービスなど事業の幅を広げてきました。さらに体育館やグラウンドも備えており、日常の支援にとどまらず、地域交流や災害時の避難拠点としての役割も担っています。

【Q.取り組んでいる職場環境の整備について教えてください】

(樺澤さん)
従業員一人ひとりが働きやすいと感じられる環境づくりに力を入れています。特に重視しているのは、仕事とプライベートの両立をサポートすることです。具体的には、男性従業員の育児休業取得や、子育て中の従業員が安心して働ける仕組みづくりを大きなテーマとして掲げています。制度の整備だけでなく、実際にその制度を利用しやすい雰囲気や職場文化をつくることも重要だと考えています。そうした取り組みの成果として、今年「くるみん認定制度」を取得することができました。

働きやすさを見える化し、人材確保につなげるための認定取得

【Q.「くるみん認定制度」を取得したきっかけを教えてください】

(樺澤さん)
慢性的な人手不足の解消を図るために、認定取得を目指したことがきっかけです。もともと当法人は子育て中の方にとって働きやすい職場環境が整っていましたが、その魅力を採用活動の中で十分に伝えられていませんでした。そこで、厚生労働省が実施する子育て支援に関する認定制度「くるみん」を取得することで、働きやすさをより分かりやすくアピールできると考え、取り組みを進めました。

【Q.認定取得に向けて、具体的にどのような取り組みをしましたか】

(樺澤さん)
主に制度の見直しと新設を行いました。もともと休暇を取得しやすい雰囲気はあったものの、制度として十分に整備されていない点が多くありました。そこでまず、子の看護休暇の対象範囲を「小学校3 年生までの子を養育する社員」へと拡大しました。今年 4 月の育児・介護休業法改正により、子の看護休暇は「子の看護等休暇」へと名称が変更され、対象年齢も小学校 3 年生修了まで拡大されました。また、取得事由も入園(入学)式や卒園式など、幅広く活用できるようになっています。当法人では、こうした法改正に先行して対象年齢の拡大を進めるとともに、「子の看護等休暇」とは別に、授業参観や発表会など学校行事への参加を目的とした休暇制度を新設し、就業規則に明文化しています。

「お互い様」の雰囲気で休みやすい職場環境を実現

【Q.水野さんが実際に利用している社内制度はありますか】

(水野さん)
はい、育児休業制度と子の看護等休暇制度を利用しています。育児休業は、第一子の誕生時に2週間、第二子の誕生時には 3 ヶ月取得しました。最初は「休んでもいいのだろうか」と不安もあったのですが、施設の方から「制度があるし、先輩社員も 2 ヶ月取得したことがあるよ。どうする?」と声をかけてもらい、安心して相談できました。結果的に快く取得を認めてもらえて、本当にありがたかったです。

子どもが成長してからは、子の看護等休暇制度がとても助かっています。当法人では子ども 1 人につき 5 日間まで有給で取得できるのですが、現場には子育て中の職員やベテランママさんも多く、いつも『お互い様』という雰囲気があり、休みを取りやすいです。制度面でも職場の雰囲気の面でも、仕事と子育てを両立しやすい環境だと感じています。

【Q.育児休業制度を使っている男性社員は多いのですか】

(樺澤さん)
現在、当法人の男性育児休業取得率は 100%です。令和 6年には 4名の男性職員が育児休業を取得し、それぞれ 2 週間・2 ヶ月・2 ヶ月・3 ヶ月と、比較的長期の取得が多いことも特徴です。

男性が安心して休業を取得できるよう、配偶者が出産予定の職員に対しては、制度に関する疑問や不安を事前に確認する面談を行いました。その結果、安心して制度を活用できる雰囲気が整い、もともと周囲の理解がある職場環境とも相まって、スムーズに育児休業取得率 100%を達成することができました。

制度を活用してかけがえのない時間を大切に

【Q.仕事と家庭の両立を目指す企業に向けてメッセージをお願いします】

(樺澤さん)
「制度をつくること自体は比較的容易ですが、それを継続的に運用していくことこそが大切」ということです。そのためには、制度を利用しやすい雰囲気を整えることが欠かせません。お互いに支え合う“お互い様精神”を組織全体に浸透させ、チームで業務をカバーできる環境を築くことが重要だと考えています。

当法人では現在、育児短時間勤務を利用している職員が 3 名、産前産後休業中の職員が 2 名、育児休業中の職員が 1 名おります。利用者からは感謝の言葉をいただくことも多く、復職率は100%を維持しています。復職後も皆が高いモチベーションを持って業務に取り組んでおり、制度が働きやすさと意欲の両立に役立っていると実感しています。

今後も職員一人ひとりの声に耳を傾けながら制度の改善を続け、子育て中の方はもちろん、これから家庭を築いていく方にとっても安心して働ける職場づくりを進めていきます。

【Q.仕事と子育てを両立して働いていきたい方へメッセージをお願いします】

(水野さん)
働く環境によっては、「現場に負担をかけてしまうから制度は利用できない」と思い込んでしまう方もいるかもしれません。ですが、まずは会社に相談し、「どうすれば制度を活用できるか」を一緒に考えてみてほしいと思います。そのためにも、日頃から職員同士でしっかりとコミュニケーションをとり、お互いに助け合える関係を築くことが大切です。制度の整備を会社任せにするのではなく、現場から「誰もが働きやすい文化」を作っていくことも有意義だと思います。
また、「自分が前例になる」という気持ちを持つことも大切です。私自身も、過去に育児休業を取得した先輩がいたことで安心感を得られ、実際に制度を利用できました。子育ての時間は本当にあっという間に過ぎてしまいます。特に赤ちゃん時代は想像以上に短く、かけがえのない時間です。だからこそ、自分が前例となって多くの方が制度を利用し、この幸せな時間を大切にしてほしいと思います。

社会福祉法人 かがやき福祉会

◎所在地:〒959-2205 新潟県阿賀野市寺社甲 3848-212
◎従業員数: 106 名(2025 年 8 月時点)
◎サービス内容:特別養護老人ホーム かがやき苑、障がい者就労支援施設 協働作業所かがやき、児童保育 かがやきこども園、屋内遊戯場 わくわく Hills、リハビリ施設・地域交流施設 体育館・グラウンド

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