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家族で選んだ I ターン。妙高のマルチワークで広がった毎日
- 暮らしの中にある“ちょうどいい働き方”を見つける移住の形 -

2025.09.17 掲載

妙高はねうま複業協同組合

佐藤 羽希さん

東京都町田市出身。父の希望をきっかけに、2024 年に毎年旅行で訪れていた妙高市へ家族全員で移住。現在は、農業・林業・酒造業・宿泊業・小売業・まちづくりなど、多彩な業種の繁忙期の仕事を組み合わせた「マルチワーク(複業)」を支援する「妙高はねうま複業協同組合」に所属し、観光業・農業・サービス業などに携わるマルチワーカーとして活動している。地域とのつながりや子育てのしやすさを実感しながら、自分らしい働き方と暮らし方を模索中。

父の思いに背中を押され、家族で妙高市へ

【Q.妙高市に移住したきっかけを教えてください】

移住のきっかけは、父の希望でした。私が小さい頃から家族で毎年妙高市へスキー旅行に来ていて、その頃から父は「いつか落ち着いたら、妙高に住みたい」とよく話していました。家族それぞれのタイミングが重なったこともあり、全員で移住することに決めました。

私自身、転勤で地方に暮らしたこともあったので、移住に対する不安や迷いはほとんどありませんでした。むしろ、自然に囲まれてのびのびと子育てできることが楽しみで、新しい生活を前向きな気持ちで迎えることができました。

【Q.妙高市で暮らしてみて、東京とのギャップはありましたか?】

雪は想像以上でした。スキー旅行などで訪れていたので雪の多さは知っていたつもりでしたが、実際に暮らしてみると、日常の積雪は思っていた以上。毎日の除雪は特に重労働で、冬の生活には覚悟が必要だと実感しました。
それでも、ふと外を見ると目に入る雪景色に「妙高に来たんだな」と嬉しくなり、その美しさに癒されることも多いです。

また、地域のつながりにも東京との大きな違いを感じました。移住当初は知り合いが一人もいませんでしたが、父が中古住宅をリフォームする際に近所の方へ挨拶に回ったことで、少しずつ顔見知りが増え、自然と会話も生まれていきました。
今では毎日のように声をかけてくれるご近所さんがいて、娘と同じ保育園に通うご家族とも仲良くさせてもらっています。家族以外にも娘を見守ってくれる人がいることに、安心感と温かさを感じながら暮らしています。

マルチワークで経験を積みながら、自分に合う仕事探し

【Q.マルチワーカーとしての具体的な仕事内容を教えてください】

2024 年に妙高市に移住してからは、「妙高はねうま複業協同組合」の紹介を通じて、これまでに 4 つの企業で働いてきました。季節ごとに異なる職場で、さまざまな職種にチャレンジしています。

1 社目は、「道の駅あらい」内の「四季彩館ひだなん」で、お土産品の陳列やレジ対応などを 3 か月間担当。2 社目は、「神の宮温泉 かわら亭」でフロント受付や館内清掃を 6 か月間行いました。3 社目の「米ファーム斐太」では、4〜6 月にかけて田植えのサポートや野菜の栽培補助に携わりました。
現在は、4 社目となる「赤倉観光ホテル」で、2025 年 7 月から客室清掃の仕事をしています。

原則として仕事は 3 か月ごとに変わりますが、希望すれば最長 6 か月まで延長可能です。3 か月に一度、「妙高はねうま複業協同組合」とのミーティングがあり、「今の仕事の様子」や「次に挑戦してみたい職種」などを相談しながら、自分に合った働き方を組合と一緒に考えていける仕組みになっています。

【Q.マルチワークという働き方を選んだ理由は何ですか?】

妙高市にはどんな仕事があるのか、また子育てと両立できる働き方があるのかを探る中で、「さまざまな仕事にトライできる」というマルチワークの仕組みに魅力を感じました。

もともと父が「妙高はねうま複業協同組合」に所属しており、現在は組合員(派遣先)の建設会社に就職しています。そんな父の姿に背中を押され、私もいろいろな職場で働きながら、自分に合った仕事を見つけたいという思いが強くなり、マルチワークという働き方を選ぶ決め手になりました。

最初は、派遣先での人間関係やマルチワーカーという働き方が自分に合っているのかといった不安もありましたが、同じく組合に所属している方が派遣先にいることも多く、自然と仲良くなれたおかげで、今では安心して楽しく働けています。

これからもマルチワーカーとしてさまざまな経験を積みながら、自分の将来の選択肢を広げていきたいと思っています。

I ターンで得た、新しい暮らしと働き方の形

【Q.妙高暮らしの魅力を教えてください】

最も魅力に感じているのは、「子育てのしやすさ」です。移住前は、娘が新しい環境に馴染めるか不安もありましたが、地域の方々が温かく声をかけてくださり、まるで地域全体で子どもを見守ってくれているような安心感があります。おかげで、娘ものびのびと、私自身も安心して暮らせています。
また、妙高市には大きな公園がいくつもあり、自然を身近に感じながら過ごせるのも魅力です。東京に住んでいた頃は、自然とふれあう機会が少なかったので、こうした環境のありがたさを日々実感しています。
なかでも最近のお気に入りは「万内川砂防公園」。芝生広場や川があり、夏には水遊びが楽しめるのが魅力です。日常の中に気軽にリフレッシュできる場所があるのは、本当にありがたいですね。

【Q.地域とのつながりを実感できた瞬間はありますか?】

妙高市は地域のお祭りやイベントも豊富で、そうした機会を通じて地域とのつながりを深く感じることができます。
たとえば、毎年夏に開催される歴史イベント「みょうこう景虎物語」では、戦国武将・上杉景虎を偲ぶ祭り「山城の陣」に参加させていただきました。今回が初参加だったのですが、なんと主役である景虎の奥方・華渓院の役を演じるという、まさかの大役をいただきました。とても緊張しましたが、なかなかできない貴重な体験で、心から楽しむことができました。
ただの見物客ではなく、自分がイベントの主催者側として関われる。そんな体験ができるのも、移住して暮らしているからこその魅力だと感じています。

まずは“知る”ところから。地域と出会う第一歩を

【Q.I ターンを考えている方へアドバイスはありますか?】

I ターンを検討している方には、まず「その土地を実際に見て、感じてみる」ことをおすすめします。自治体が実施している移住体験ツアーなどがあれば、ぜひ参加してみてください。とても良いきっかけになると思います。
妙高市でも 1 泊 2 日の移住体験ツアーがあり、私たち家族も参加しました。空き家物件の見学だけでなく、近所のスーパーや生活に必要な施設も丁寧に案内していただき、「この地域で暮らしたら、どんな毎日になるのか?」を具体的にイメージすることができました。
私は特に、娘の保育園が気がかりでしたが、ツアーの中で詳しく話を聞けたことで不安が解消され、「ここでなら暮らしていける」と前向きに思えるようになりました。結果として、家族全員で移住を決断する大きな後押しになりました。

【Q.I ターンを考えている方にメッセージをお願いします】

「仕事が決まったら I ターンしよう」と考えている方も多いと思いますが、必ずしも先に仕事を決めなくても、移住してから「どんな働き方が合っているかな?」と考えるのも、ひとつの方法だと思います。I ターンを検討中の方には、マルチワーカーという働き方も、ぜひ選択肢に入れてみてほしいです。3 か月ごとに職場を変えながらさまざまな仕事を経験できる仕組みなので、得意なことや苦手なこと、好きなことを知り、自分に合った働き方を探ることができます。
地域によっては、これまで想像もしなかった職種や働き方に出会えることもあります。「まずはその地域を知ってみる」という気持ちで始められるマルチワークは、I ターンを考えている方にとって、心強い一歩になると思います。

妙高はねうま複業協同組合へのリンク

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