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ニイガタビト

特別企画・ニイガタビト座談会「新潟の出会い・結婚・住まい編」
- 私たちこうして出会い、結婚しました! -

2020.06.08 掲載

新潟でパートナーを見つけたみなさん

新潟の恋愛・結婚事情は、U・Iターン検討者が実は気になっているコト。「新潟に出会いってあるの?」「結婚後の住まい事情は?」といった疑問に答えるべく、ニイガタビト初の座談会をオンラインで開催!新潟で出会い結婚に至った3組のカップルに、出会い・デート・結婚生活についてお話いただきました!

【登壇者プロフィール】
A美さん
●出身:大阪府
●年代:20代半ば
●結婚した年:2017年
●移住のきっかけ:インターンシッププログラム「イナカレッジ」に参加
●在住地:長岡市の中山間地
●仕事:会社員
●住まい:夫の実家の敷地内に一戸建てを新築

B男さん
●出身:東京都
●年代:30代前半
●結婚した年:2019年
●移住のきっかけ:地域おこし協力隊として着任
●在住地:長岡市の市街地
●仕事:団体職員
●住まい:2DKアパート

C子さん
●新潟県内出身、在住
●年代:30代前半
●結婚した年:2019年
●在住地:新潟市の農村部
●仕事:アルバイト
●住まい:3DK平屋の借家

司会/ニイガタビト編集部

出会い編「趣味の近い人が集まるお店で出会いました」

――まず、C子さんの出会いについて教えてください。

C子:夫との出会いは、新潟市にあった全国からお客さんが集まっていた名物本屋さん(現在は閉店)でした。はじめて友だちに連れて行ってもらった日に、たまたまレジ当番をしていたのが夫でした。
その本屋界隈の人たちは、読書会や参加者同士でごはんをつくって食べる会、語らい付きの映画上映会といったコミュニティ活動が好きな人たちで、横のつながりがありました。友人に夫への印象を話したら本人につないでくれ、直接連絡を取るようになったんです。そこからお付き合いに発展。そして結婚しました。

A美:地域の交流イベントで若い人たちのコミュニティとつながると、そこからの横のつながりの広さに驚きますよね。私は、Iターンしてから、長岡市でやっている「のも~れ長岡」や「シェア飯」という交流イベントで地元の人や学生、社会人などと知り合い、地域のことを教えてもらったり、仕事につながったりもしました。

B男:出会い優先なら地域の婚活イベントもおすすめ。地域おこし協力隊の時に婚活イベントの運営に関わりましたが、魅力的な方がたくさん参加していましたよ。

出会い編「地域の飲み会で意気投合しました」

――A美さんは、インターンシップで滞在した地域で出会いがあったんですよね?

A美:私は、酒造り・米作りを体験する「にいがたイナカレッジ」のプログラムで、1年間中山間地域に滞在しました。受け入れ先の地域営農組織にいたのが今の夫です。地域では、農作業の打ち上げや集落行事などで飲み会があるのですが、その時に私が美大出身でアートに興味があると話したら意気投合。一緒に美術展やアートイベントに二人で出かけるようになり、結婚に至りました。ちなみに、年齢は20歳年上の人です。

B男:私が地域おこし協力隊として着任した地域は「早く良い人をこの地域で見つけて欲しいけど、若い人がいないから紹介できないんだよね…」という感じで、地域で知り合う30代前後の女性は結婚している人がほとんどでしたね~。

――そんなB男さんは、出会いのためにどんなことをしたんですか?

B男:婚活用のマッチングアプリを使いました。東京にいた頃は自分も周りもそういったアプリを使っていたので、自分の感覚では普通の選択肢でした。ただ、居住地で相手を検索してみたら市町村単位まで指定できなかったんです…。

C子:新潟県は広いですもんね。新潟の端から端までは東京―愛知と同じくらいの距離らしいですよ(笑)

B男:僕の場合はたまたま近所の人が見つかってよかったです。実際に会って話をしていく中で、妻は自然が好きで、僕もやってみたいと思っていたキャンプ経験者でした。「新潟暮らし」で思い描いていた山や海を感じながらの生活が、妻と一緒なら叶えられそうだと思ったんです。

――みなさん、新潟で自分に合う人に出会えたんですね。

デート編「日本海を眺めるリラックスデート」

――B男さんはアウトドアデート派ですか。

B男:そうですね、よく海へ行きました。日本海沿いをドライブして、柏崎市や出雲崎町へ行くことも。あとは、山や温泉も。ショッピングよりも、自然を楽しむことのほうが多かったです。
新潟に移住を決めたのも、東京と違って自然がすぐ近くにあってのんびり過ごせるのと、食べ物がめちゃくちゃ美味しかったからです。なので、特別な何かをするよりも、雄大な景色を眺めながらのんびりと話をしたり、ピクニックみたいにご飯を食べたりするのが楽しいです。

デート編「アートな新潟県!アートスポットデート」

――A美さんはどんなデートを楽しんでいましたか?

A美:お互い美術好きなので、「大地の芸術祭」の常設展によく行きました。お気に入りは、好きな彫刻家の作品である光の館という宿泊型の施設です。

C子:大地の芸術祭はアートに詳しくない人でも楽しめますよね。自然も気持ちいいし、地域の郷土料理なんかも食べられますし!

A美:県内にある美術館に足を運ぶことも。私は、一人行動も好きなんですが、二人で出かけると「この作品がよかった」と感想を話せることがやっぱり楽しいです。好きなジャンルが違い、着眼点も違うので、理解しがたいこともありますが、面白い発見もあります。

デート編「お互いの好きなスポット巡りデート」

――C子さんはどんなデートをしていましたか?

C子:私も夫も、食べること、のんびり過ごすことが楽しみなので、お互いの好きな飲食店や、景色の良い展望スポット、雑貨店などを車で巡っていました。新潟には店主の個性が光るお店や、地域の人が整備している広場などがけっこうあるんです。

A美:新潟にはゆっくりくつろげるカフェがたくさんありますよね。関西にいた頃は人気のカフェにしか行ったことがありませんが、並ばないと入れなかったり、混んでいたり、何だか落ち着けなかった思い出があります。

C子:自分好みのお店を見つけて通ううちに、店主と友だちになれることもありますよ。

結婚生活・住まい編「家賃と周辺環境に大満足の新生活」

――結婚後の暮らしについて聞きたいんですが、まずB男さんから教えてください。

B男:まずは二人で暮らそうとアパートを探しました。本当は住みたいエリアがあったのですが、賃貸物件がなかった。

C子:アパートの多いエリアと、全然ないエリアははっきり分かれていますよね。

B男:そうなんです。アパートの少ないエリアだと家賃も割高だったりします。
結局、妻の職場へのアクセスを優先しました。2DKで駐車場2台とインターネット込みで50,000円の家賃。東京では考えられないくらいの好条件です!

A美:街なかはスーパーが近くていいですよね。

B男:スーパーは家から自転車で5分、ショッピングモールも車で5分ほどなので生活はとても便利です。十数分も車を走らせれば海や山がある環境は最高。田舎がなかった僕が移住する前に思い描いていた自然と近い暮らしが実現しているなと、最近しみじみ感じているところです。

結婚生活・住まい編「自然豊かで人とのつながりがある、念願の田舎暮らし」

――C子さんの住まい探しと今の生活について教えてください。

C子:私は緑の多い田舎で暮らしたいけれど、夫は交通の便がよいところや街なかに住みたかった。そこで、いくつかの候補地を歩いて、近隣の商店を利用しながら、これから二人でどんな暮らしをしたいかをすり合わせていきました。最終的には、知り合いがいて、自然が多くてゆっくりできる場所という理由で、今の住まいに決めました。夫の通勤時間は5分から30分に伸びるにも関わらず、私の意見に合わせてくれました。

B男:物件はどうやって探したんですか?

C子:知人に空き家を紹介してもらえたんです。3DKの平屋で駐車場込み。建物にはそれなりの傷みがありますが、家賃は1万7千円です。

A子:えっ、安い!

C子: ここでの暮らしは、ふらっと地域の人が野菜を持って来てくれたり、近所の友人家族たちと一緒に田んぼや畑をやったり、貰い物をおすそ分けしあったり。スーパーがもう少し近いとありがたいなとは思いますが、私たちを気にかけてくれる人たちがいる、ここでの暮らしに満足しています。

結婚生活・住まい編「アトリエもある、思い通りの家づくり」

――A美さんは、最近家を建てられたんですよね?

A美:結婚して2年半ほどは夫の実家で暮らしましたが、私の実家は核家族だったので、同居のイメージがわかず、夫の家族との距離感がわからなくて戸惑いの日々でした。そこで、住まいを分けて暮らしてみようと、敷地内に新しく家を建てることにしたんです。

――家づくりは、地元の大工さんに依頼したそうですね。

A美:同じ地区内にある知り合いの工務店にお願いしました。こちらの意見も伝えやかったですし、提案もたくさんあって思い通りの家づくりができたと思います。個人的にこだわったのは以前から欲しかったアトリエスペースです!

B男:僕もいずれ妻の両親と同居しても良いなと考えているんですが、アドバイスはありますか?

A美:人それぞれ自分に合っている生活は違うので、自分に無理のないことを大切にするのがいいと思っています。私たち夫婦は隣に家を建てることになりましたが、改めてお互いにちょうど良い関係を築いていけたらいいなと思っています。

まとめ「新潟でよいご縁がありますように!」

――最後に、新潟県へのU・Iターンを考えている人たちへのメッセージをお願いします。

B男:新潟は地域ごとのイベントや交流活動などを通じて、人と知り合う機会や人付き合いは多いですが、普通に暮らしていても恋愛対象と出会えるとは限りません。人との縁を大切にしながら受け身にならず、自分から動くことできっと良い出会いがやってくると思います!

A美:特に中山間地域だと、結婚は本人同士の関係だけでなく、周りから「○○家の嫁・婿」と見られることもあります。挨拶や、地域ごとの生活ルールを守ること、集落の共同作業などにちゃんと協力するなどの配慮も必要です。とは言え、頑張り過ぎに注意。自分に無理のない生活をしていくことが一番大事だと思います。

C子:新潟は、共通の趣味のコミュニティなどは横のつながりがけっこうあります。同級生や職場の人間関係だけでなく、自分の興味のある分野のコミュニティに参加したりすることで、人間関係を広げていけば出会いのきっかけも広がっていくと思いますよ。

――新潟でよいご縁がありますように!みなさん本日はありがとうございました。

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