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ニイガタビト

新卒でUターン就職が、一番イイトコどりかも

2017.10.26 掲載

会社員(東京海上日動火災保険株式会社 勤務)

南菜穂さん

長岡市

1994年、長岡市生まれ。養護教諭に憧れて、大学進学を機に上京。
在学中は東京生活を満喫するものの、「何をするにもお金がかかる」ことなどが気になり、Uターンを決意。
進路を一般就職へ見直したこともあり、新潟県内の転勤に限られるエリア採用をしていた企業へ就職。
2017年から生まれ育った長岡市で、気心知れた人たちに支えられ、社会人生活をスタートさせた。

養護教諭を目指して、あこがれの東京へ

長岡市で生まれ育ち、高校卒業まで実家で過ごしました。高校時代に、保健室の先生がつくる和気あいあいとした雰囲気や、悩みのある生徒の心の拠り所となっている姿に憧れて、養護教諭になりたいと考えるようになりました。兄が大学で東京へ出ていたので「自分も東京で暮らしてみたい」と思っていたのと、心理学に興味があったことから、東京家政大学人文学部心理カウンセリング学科に進学しました。

初めての東京生活はすごく楽しかったです。特に入学当初から始めた飲食店のバイトは学生バイトのチームワークがすごくよくて、仕事だけでなくプライベートでもいろんなスポットに遊びに出かけました。新潟にはないおしゃれなカフェに行ったり、ファッションを楽しんだり。また、高校時代には野球部のマネージャーをしていたので、プロ野球観戦など気軽にスポーツ観戦できる環境は嬉しかったです。

いろいろと遊び場が多くて楽しんでいた一方で、「東京は何をするのにもお金がかかるな」と感じるようになりました。

大学3年生で進路を見直し、一般就職を目指す

養護教諭になりたくて大学に進学したのですが、「保健室の先生」はすごく狭き門だということがわかりました。保健室は各学校に一つしかなく、すごく倍率が高いんです。教員免許を取っても、採用試験に受からなかったり、長く臨時採用で頑張っている人がたくさんいたりという話も耳にしました。実際に同じ志を持って入学した同級生も、保健室の先生を目指す人が4分の1、養護学校の職員を目指す人が4分の1、残りの半分は一般企業に就職するといった具合です。

私は卒業したらすぐに働きたいという希望があったので、将来のことを考えるようになった3年生の夏に進路を一般就職に切り替えました。個人的に、グローバルや、全国転勤ありで高い給料をもらってバリバリ仕事をするという働き方は選択肢になかったので、エリア限定の職で就活をしました。

将来性も、経済性も実は「地元就職」の方が有利!?

実家が首都圏にない私は、東京で働くとなると一人暮らしになります。ただ、家賃補助を出してくれるような企業は、そう多くありません。そうなると、初任給だけでは東京の高い家賃、ケータイ代、生活費を考えると貯金もできないし、かなり厳しいと感じました。

東京生活は楽しかったですが、それはあくまでも遊ぶのが楽しいのであって、仕事をしながら東京生活することを考えたら「?」が浮かびました。通勤ラッシュの満員電車には乗りたくないと思っていましたし。実家に住めれば、家賃や食費などの生活費もかなり節約できるので、経済的には助かります。もちろん、新潟は東京に比べれば企業の選択肢は少ないです。けれど、「いつかは新潟に帰りたい」と思っているのであれば、新卒のほうが新潟の就職先の選択肢は多いと思います。

また、将来的にどうしても「東京に行きたい」と思ったら、東京は企業の数もいっぱいあるので再チャレンジしやすいと考えました。新卒で新潟に帰って来たいと両親に言ったら「あなたは絶対帰ってこないと思っていた」と言われましたけど(笑)

情報収集はお早めに!東京で開催されたUターン向けイベントに参加

新卒で新潟に帰ってこようと決めたのが早かったので、早めに情報収集をスタートすることができました。3年生の10月に東京・秋葉原で新潟県へUターン就職を考えている学生向けのイベントがあり、企業情報を集めることができました。また、実際にUターン就職した先輩社員たちとざっくばらんに話せる機会があり、就活中の交通費のことや、「就活中はバイトできませんよね?」など、リアルな話が聞けて良かったです。

東京採用の企業も受けていたのですが、応募者も多いからなのか分かりませんが、対応が淡白という印象。新潟採用の企業は、応募する学生もほとんど新潟に縁のある人だからか、社員さんが「地元ネタ」を振ってくれるんです。就活中の学生はすごく緊張しているので、温かみのある対応がすごく嬉しかったですね。

新潟で開催された合同説明会にも足を運んではいましたが、大学にも新潟の企業が説明に来てくれたりして、今は東京にいながらも新潟の企業情報を収集しやすいのではないでしょうか。

「にいがたで働く」へのリンク

エリア採用で、損害保険会社に就職

私の学科から一般就職する人は金融系へ進む人が多く、私も金融業界を中心に就活をしました。その中で、東京海上日動火災保険株式会社のエリアコース従業員として内定をもらい2017年4月から働き始めました。

私は、全国に支店がある会社の関東エリアの採用ですが、転勤の可能性は新潟県内のみ。入社してから6月末まで関東で研修を受けた後、長岡支社に配属されました。現在は、当社が扱う自動車保険や、火災保険・地震保険、事業活動などの損害保険を販売してくれている代理店の営業支援担当として外回りをしています。代理店さんに当社の損害保険サービスを説明したり、保険プラン設計の支援をしたり。

まだまだ働き始めたばかりですが、地元での仕事なので土地勘もあってお客さんとの共通の話題も多いですし、家に帰ったらご飯があるなど家族のサポートもあり、安心して働けています。今は新潟にいる予定ですが、会社の制度の中で今後希望を出せば関東エリアに異動できるコースもあります。今後、挑戦できる環境を会社が整えてくれているのはありがたいです。

「人」とのつながりがあるから、長岡が好き。

東京から新潟に帰ってきて不満に思ったのは「化粧品」です。欲しいブランドがなくて。通販だと送料がもったいないなぁ…と。洋服は思ったより困らなかった。私は身体を動かすのが好きなので、バッティングセンターに行ったり、ランニングをしたり。

「遊び場がない」という人も多いですが、あまり不自由はしていません。友達とお茶するなら長岡市でもお店はあるし、ドライブが好きなので、軽井沢とかまで遠出したり、夏は海を見に行ったり。この秋は湯沢町・苗場スキー場「ドラゴンドラ」に紅葉を見に行く予定です。両親の自動車を使わせてもらっているのですが、それも実家の良さですね。東京にはたまに遊びに行ければ充分だと今は思っています。

高校生までは地元については好き・嫌いを考えたことはなかったのですが、東京に出てから初めて長岡市のことを客観的に見ることができました。改めて長岡を見ると「人」に恵まれていたことを実感しました。私は、地元に残っている友人が多く、気軽に会えるのも嬉しい。また、実家のご近所さんは私のことを「外孫」と言ってかわいがってくれ、夕食のおかずも持ってきてくれたりと、温かい人達に囲まれています。公私共に、大変な時に支えてくれる気心知れた人たちがいることは、本当に心強いですね。

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