2026.09.17 掲載
阪本 龍太郎さん・七星さん
大阪府出身の夫と徳島県出身の妻は大学で出会い、卒業後は関東でそれぞれIT企業と航空業界に勤務。スノーボードや釣りなど共通の趣味をきっかけに上越市への移住を決意し、2025年5月に移住。現在は、夫は大型タンクローリーの運転手、妻は建築会社で経理事務として働きながら、休日は夫婦ともにアウトドアや家庭菜園、古民家DIYなど、上越での暮らしを楽しんでいる。
【Q.上越市へ移住したきっかけを教えてください。】
(龍太郎さん)
私たち夫婦は、もともとスノーボードが共通の趣味でした。学生時代から妙高方面へ滑りに来ることが多く、その帰りに上越市で食事や買い物を楽しむ機会があり、自然と上越市に親しみを感じていました。
当時は移住を考えていたわけではありませんでしたが、関東で生活する中で、「もっと自然の近くで暮らしたい」「趣味を楽しめる環境で暮らしたい」という思いが強くなっていきました。
スノーボードだけでなく釣りも好きなので、山と海の両方が身近にある上越市は、私たちにとって理想の環境でした。北海道への移住も考えましたが、実家への帰りやすさなども含めて検討し、最終的に上越市への移住を決めました。
【Q.上越市に移住してからの仕事について教えてください。】
(龍太郎さん)
現在は、大型タンクローリーの運転手として働いています。新潟県内をはじめ、長野県や富山県、福井県などへ化学薬品を運搬する仕事で、週に1回ほど関東や九州方面へ行くこともあります。
移住前はIT企業でシステム開発に携わっていましたが、もともと運転が好きだったこともあり、「いつか挑戦してみたい」と思っていた大型車のドライバーへ転職しました。移住前に大型免許を取得し、働きたい会社を何社かリストアップした後、実際に移住してから1か月ほどかけて仕事を探しました。候補にしていた会社へ直接連絡を取り、面談を重ねた結果、現在の会社へ就職しました。
(七星さん)
私は現在、建築会社で経理事務として働いています。前職は客室乗務員(CA)でしたが、以前から事務職に挑戦してみたいという思いがあり、移住を機に未経験の業種へ転職しました。
移住前にはExcelなどを独学で勉強し、移住後に仕事探しをスタート。ハローワークや求人サイトなども活用しながら就職活動を進め、約1か月後に現在の会社へ就職しました。
夫婦ともに移住後の仕事探しとなりましたが、それぞれ「以前から興味があった仕事」に挑戦することができ、今では充実した毎日を送っています。
【Q.実際に上越市へ移住してみていかがですか?】
(龍太郎さん)
移住後は、夫婦ともに時間の使い方が大きく変わったと感じています。以前は仕事中心の生活でしたが、移住してからは仕事が終わったあとに釣りやスノーボード、畑仕事など、自分たちの好きなことを楽しめる時間が増えました。
私自身、午後には仕事が終わる日もあるので、一日を有効に使えるようになりましたし、妻もCA時代と違って、規則正しい生活が送れるようになりました。
最初は雪の多さに驚きましたが、生活してみると買い物に困ることもなく、想像以上に暮らしやすい地域だと感じています。仕事だけでなく、暮らしそのものを楽しめるようになったことが、移住して一番良かったと感じていることです。
【Q.上越市の魅力について教えてください。】
(龍太郎さん)
上越市の魅力は、自然と暮らしやすさのバランスがちょうど良いところだと思います。
冬はスノーボードを楽しみ、夏は海釣りやキャンプへ出かけるなど、一年を通してアウトドアを満喫できます。私たち夫婦はアウトドアが共通の趣味なので、休日の過ごし方に困ることはありません。友人が関東から遊びに来た時も、冬は雪遊びやスキー、夏は堤防釣りやボートフィッシングなど、その季節ならではの魅力を一緒に楽しんでいます。
また、キャンプ場が充実しているのも魅力です。私たちのお気に入りは「南葉高原キャンプ場」。市中心部から30分ほどで行くことができ、夜景がとてもきれいで施設も充実しています。気軽に自然を楽しめる場所がたくさんあるのは、上越市ならではだと思います。
暮らしてみて改めて感じたのは、食べ物のおいしさです。お米はもちろん、地元で獲れる魚や野菜、水まで本当においしくて、毎日の食事が楽しみになりました。関東では水道水をそのまま飲むことはあまりありませんでしたが、こちらでは水道水もおいしいと感じています。
さらに、自然豊かな環境でありながら、生活に必要なお店が一通り揃っていることも大きな魅力です。移住前は「雪国だから不便なのでは」と思っていましたが、実際には大型の生活雑貨店や衣料品店、映画館、水族館「うみがたり」などもあり、日常生活で困ることはほとんどありません。雨の日でも映画を観たり、水族館へ出かけたりと楽しみ方があります。
また、車で少し足を延ばせば長野県や富山県へも気軽に行くことができ、新幹線を利用すれば東京へのアクセスも良好です。自然に囲まれた環境でゆったり暮らしながら、利便性もしっかり備わっている。「ちょうどいい田舎暮らし」ができることこそ、上越市の一番の魅力だと感じています。
【Q.上越市への移住において活用した補助・支援制度はありますか?】
(龍太郎さん)
移住にあたっては、上越市の移住支援制度を活用しました。私たちが利用したのは、賃貸住宅の家賃を支援してくれる「移住定住応援家賃補助金」です。移住後1年間、毎月家賃補助を受けることができたので、新生活を始めるうえで大きな支えになりました。
また、移住前には東京で開催されていた上越市の移住セミナーにも参加しました。実際に移住した方のお話を聞いたり、市の担当者へ相談したりすることで、上越での暮らしをより具体的にイメージできるようになりました。インターネットだけでは分からない情報もたくさん聞くことができ、「ここなら安心して暮らせそう」と感じました。
現在は中古住宅を購入し、住宅取得に関する補助制度の「移住定住応援住宅取得費補助金」も活用する予定です。(※取材時点)新築や建売住宅の取得を対象とした支援制度もあり、条件によっては加算制度も用意されています。
そのほかにも、住宅リフォームへの補助や、東京圏からの移住・就業を支援する制度など、上越市には移住者向けの支援制度が数多く用意されています。制度を活用することで、移住に伴う経済的な負担を軽減でき、安心して新生活を始められると思います。
移住は人生の大きな決断ですが、上越市は相談体制も充実していて、移住希望者をしっかりサポートしてくれる印象があります。移住を考えている方には、まずはセミナーや相談窓口を活用してみることをおすすめしたいですね。
【Q.これから挑戦したいことを教えてください。】
(龍太郎さん)
今後は、夫婦それぞれが新しいことに挑戦していきたいと思っています。
私は現在、購入した古民家を少しずつDIYで改修しています。将来的には、宿やホームステイ先として活用できる場所にして、旅行で訪れた方や地域の方が気軽に集える場所をつくることが目標です。
妻は、今年から自宅前の畑で野菜づくりを始めました。近所の方に育て方を教えていただきながら楽しんでいて、将来的には自分たちで育てた野菜を道の駅などで販売できたらいいなと考えています。畑をきっかけに地域の方との交流も増え、新しいつながりが生まれていることもうれしいですね。
私自身、「人生は一度きり」という思いを大切にしています。若い頃に友人を亡くした経験があり、「いつ何が起こるかわからないからこそ、やりたいことがあるなら納得できるまで挑戦したい」という気持ちが強くなりました。だからこそ、移住も転職も古民家DIYも、「いつか」ではなく「今やってみよう」と行動してきました。
これからも夫婦でやりたいことに挑戦しながら、上越市での暮らしをもっと楽しんでいきたいと思っています。いつか「こんな暮らしもいいな」とさまざまな方に思ってもらえるような場所を、自分たちの手でつくっていけたらうれしいです。
【Q.Iターンを考えている方へメッセージをお願いします】
(龍太郎さん)
移住を考えている方には、「まずは一歩踏み出してみてほしい」と伝えたいです。
最初から完璧な移住を目指す必要はありません。賃貸住宅で暮らしてみるなど、お試し感覚で始める方法もありますし、もし自分に合わないと感じたら戻るという選択肢があってもいいと思います。
上越市は移住者を温かく迎えてくれる地域で、人とのつながりも生まれやすい環境です。実際に私たちも、多くの方との出会いに支えられて今の暮らしがあります。
不安ばかりを考えるのではなく、「やってみよう」という気持ちで飛び込んでみることで、新しい暮らしや新しい自分に出会えるかもしれません。ぜひ、自分らしい暮らしを見つけてほしいと思います!
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