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2021.01.26

湯沢町

首都圏のIT企業社員が、新潟県でリモートワークをしてみた 〜越後湯沢編 1日目〜

この記事は、首都圏在住のIT企業に勤務している社員の方に、新潟でのリモートワークを体験してもらい、その感想やメリット、デメリットなどのリアルな声を記事化したものです。

 

今回リモートワークを体験してもらったのは、千葉県在住のDさん。

 

彼は20代後半の男性で、普段は千葉県の会社でITサービスのコンサルタントをしています。

 

平日は基本的にリモートワークで、自宅で勤務することが多いとのこと。

 

休日はゲームなどインドアで過ごすことが多いそうですが、在宅勤務が増えてからは、温泉やサウナ、サイクリングや登山など外に出ることも多くなったとのことです。

 

今回は、週末から月曜にかけ、2泊3日でのリモートワークを体験してもらいました。
(2020年11月28日(土)〜11月30日(月)に実施したものです)

 

1日目
「初めての新潟出張、無茶振りからのスタート」

 

2日目
「疲れ目に効く?秘境感満載の温泉でリフレッシュ」

 

3日目
「ペレットストーブでぬくぬく快適リモート」

 

それでは、リモートワーク体験記、まずは1日目から見ていきましょう。

 

 

始まりは、いきなりの無茶振り

 

「スッコココッ」

 

聴き慣れたSlackの通知音だ。

 

 

「今週末、越後湯沢に遊びに来がてらリモートワークやろうぜ」という知人からの無茶振りが、こんな写真とともに送られてきた。

 

 

普段は千葉県に住んでいるのだが、その日たまたま出張で新潟市内に来ていたこともあり、急遽、土・日・月と越後湯沢に行きリモートワーク体験をすることになった。

 

というのも、新潟に来たのがほぼ初めてだったということと、越後湯沢は南北に長い新潟県の最南端、新潟市から帰るならちょうど中間地点あたりにあり、日中、仕事ができる環境さえあれば、もう何泊かしてみるのもいいか、と思ったからだ。

 

 

僕にとっての「仕事ができる環境」というのは、

 

・Wi-Fi、電源があること

・オンライン会議ができるスペースがあること

 

最低限この2つで、可能ならば、

 

・ノートPC用のサブモニターの貸し出しがあること

・快適な椅子やデスクがあること

 

この2つがあるとさらに快適に仕事ができる。

 

今は自宅からリモートワークすることも多く、自宅でも快適なリモートワーク環境を整えたが、たまには自然を感じながら仕事をしてみる、というのも気分転換になるかもしれない。

 

土曜日、知人が新潟市まで車で迎えに来るとのことで待ち合わせ。
今日は休日なので、仕事の予定はない。

 

知人と、今回のワークスペースとなる「きら星BASE」のオーナー、伊藤さんたちと合流した。

 

メンバーは、湯沢から車を飛ばしてきた伊藤さん(きら星株式会社の代表、女性)、伊藤さんのお子さん(2歳の男の子)、新潟愛に溢れた湯沢町在住の知人、そして僕の4人だ。

 

 

イベントで、新潟の歴史に触れる

 

まずは、僕を誘った知人(新潟愛強め)の強引な勧めにより、新潟県が主催する「ニイガタコメジルシプロジェクト」のイベント、「あなたの街を、雑誌の表紙にしてみよう!コメジルシワークショップ」に飛び入り参加することになった。

 

会場は、新潟市の関屋浜にある「Sea Point Niigata」。

 

驚いたのは、新潟駅から車で15分ほどで海まで出られること。新潟市は都市と海との距離がとても近い。

 

 

 

Sea Point Niigataは、普段はコワーキングスペースとしても利用できるようで、2階には会員限定のワークスペースがあるようだ。もちろんWi-Fiも完備。

 

冬の日本海は波が荒く風が強い…。

 

 

そんな寒空の中、会場には30名ほどの参加者が集まり、新潟の魅力はどんなところで、それをどのように発信していくかというテーマに沿ってディスカッションを行った。

 

参加者は20〜30歳くらいの方が大半。県外から移住してきた方というも多かった。新潟市内在住の方が多いようだが、新潟に住んでいない僕には聞き慣れない地名がほとんど。

 

 

今回のゲストであるマガジンハウスの松原編集長に会うのを楽しみにきたという方も。

 

 

今回は「あなたの街を、雑誌の表紙にしてみよう!」というテーマで、それぞれのスマホに入っている写真から一枚を選び、それを表紙のフォーマットに入れ込むイメージで、キャッチを考えるというワークショップだ。

 

これまで新潟にはほとんど縁がなかったこともあり、地元の方にとっては当たり前なことも新鮮なことばかりだった。
僕の生まれが北海道ということもあり、新潟の土地に脈々と残る数百年前の文化が印象深かった。

 

特に記憶に残っているのは、「佐渡島は鬼ヶ島」というこの一枚だ。

 

 

新潟県の離島、佐渡島には鬼太鼓という伝統芸能があるそうで、島内でも地域によって踊り方や太鼓の叩き方が違うとのこと。

 

また、新潟市南区の夕焼け空の写真も印象的だった。
そもそも、新潟市がいくつもの区に分かれているということ自体もあまり認識できていなかった。

 

 

今回のイベントは下越開催ということで、中越、上越開催もあるらしい。それぞれの地域でそれぞれの当たり前の魅力があるというのは、改めて贅沢なことだと感じた。

 

 

いざ、越後湯沢へ

 

イベントが終わるとあたりはもう日が暮れかけていた。伊藤さんの車で新潟県最南端部にある湯沢町へ向かう。

 

新潟市内からは高速を使って2時間程度と、同じ新潟県内なのに結構な時間がかかるようだ改めて新潟県の広さを感じることとなった。

 

途中、同乗しているお子さんが泣き出し、知人が運転を代わるというハプニングあり。

 

湯沢町に着いたのはもう19:30。
今回のワーケーション拠点、「きら星BASE」にチェックイン。

 

 

中はきれいにリノベーションされている。
シャワーや洗面所、キッチンや洗濯機も付いている。

 

 

徒歩で温泉にも行けるそうだ。

 

https://egamionsen.com/

 

22時まで営業しているようで、仕事終わりにさっと温泉に浸かる、という贅沢な働き方もできるというのは温泉街ならではの魅力だ。

 

こちらがコワーキングスペース。

 

 

時間も遅かったので細かくチェックしていなかったが、窓際に座って仕事ができそうなテーブルと椅子、電源が揃っている。サブモニターもあるのは嬉しい。休憩用なのかハンモックもある。

 

ゆっくりと作業や会議ができそうなデスクもあり、もちろんWi-Fiも飛んでいる。

 

月曜の仕事にも支障はなさそうだ。

 

 

知人は腹が減ったようで、とりあえず夕食を食べにいくことに。

 

湯沢の町はオフシーズンということもあってか、ほとんど人が歩いていないが、ウィンターシーズンはスキーヤーやスノーボーダーで賑わうそうだ。

 

街に出たのが20:30と遅くなってしまったこともあってか開いている店は少ないようで、徒歩で知人おすすめの焼肉屋に行くことに。

 

 

きら星から新幹線の駅までは徒歩7分と近く、コンパクトな町のようだ。

 

かなり飲み食いして一人5,000円と焼肉屋にしては比較的リーズナブル。地元の焼肉チェーン店よりも肉が分厚く、コスパが高い。

 

 

新潟といえば海鮮のイメージがあったので、肉が美味しいというのは少し意外だった。

 

 

待っていた、まさかの洗礼

 

食べ終わって店を出るとめちゃくちゃ寒かった。

 

それもそのはず、外気温は3℃。スマホにも雪マークが出ている。
冬物のコートとマフラー、タイツで防寒はばっちりと思ったが、首都圏と湯沢ではかなり寒暖差がある。もっと厚着をしてくるべきだったと後悔した。

 

 

宿に帰り、部屋の暖房ストーブを付けたが灯油が切れており、寒さの中で寝ることになってしまった。
当日に急遽利用することとなったため、灯油の補充がされてなかったようだ。

 

これが越後湯沢の冬か、と思い知らされる体験であった。
(事前にちゃんと予約をしていけば灯油も補充されていると思います)

 

明日は日曜日、温泉でゆっくり温まろうと誓った夜だった。

 

〜2日目に続く〜

 

 

infomation

Sea Point NIIGATA

住所:新潟県新潟市中央区関屋1-24
Web:https://seapoint.info
 

きら星BASE

住所:新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢1831
Web:https://kirahoshibase.com

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