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ニイガタビト

私のノマドワーク・スタイル

2014.08.13 掲載

vol2

栗原里奈さん

長岡市在住

vol2

 千葉県出身。結婚を機に長岡市に移住。東京・六本木にある“生産者とお客様、地域と都市をつなぐ”レストラン「六本木農園」スタッフ。消費者が生産地を巡り、料理人がその場で生産物を調理するツアープロジェクト「にっぽんトラベルレストラン」と、新潟の未来の価値を引き出すメディア「新潟まいふうどチャンネル」の事務局も行っている。また、中山間地域の魅力を発信する活動「移住女子」の活動や、長岡の農×食プロデュース団体「おもいのほか」の活動も行っている。
新潟県生産者・生産物の開拓と、地域の魅力の掘り起こしをし、新潟県の魅力発信に取り組んでいる。東京の視点を持ちながら、地域に眠る、暮らしの文化価値の発信に努めている。

ノマドワークスタイル

 新潟に移住してから本格的にフリーランスとして活動を始めました。時にイベントプロデューサーであったり、ライターであったり、WEBディレクターであったり…。 “新潟の魅力を発信するお仕事か”という軸をもって働いています。
そんな私の主な仕事場は家とカフェ。事務所はありません。さまざまな場所で仕事をする、いわゆる「ノマドワークスタイル」という働き方を実践しています。
スケジュールは自分で自由に組み立てます。大体朝起きて家事をした後、パソコンに向かいます。メールチェックをして、企画書づくり。ブログを書くこともあります。夜通し仕事をする忙しい日もあれば、まったくパソコンを開かない日もあります。平日日中に遊びに出ることもあれば、土日を仕事にあてることもあります。
休日の日を定めているわけではないので、時間管理が重要です。「自由にできていいね」なんて言われることもあるのですが、自由がある裏には責任があります。締め切りや仕事のクオリティにプレッシャーを強く感じ、大きな仕事の前には気分が悪くなることも多いです。
 室内での仕事以外には、3か月に1~2回、イベントやツアーがあるので現場対応をします。打ち合わせで外に出ることもしばしば。色々な場所で仕事をするのは、気分転換にもなり、新しいアイディアが閃くことも多々あります。

新潟ノマドワーカーの必須道具

 私が仕事をする上で必ず必要なものがあります。まずは『車』。新潟県は広いです。伺うことの多い生産者さんがいらっしゃる場所は、決して交通の便が良い所ではありません。また、長岡を拠点としながら、村上市や関川村に行くこともあれば、津南町まで行くこともあります。私の仕事に車は欠かせません。
 次に必須なのは『パソコン』。パソコンがないと仕事ができないと言っても過言ではありません。私の仕事の全てが詰まっています。手元にパソコンがないとそわそわするほどです(笑)
最後の道具は『Wi-Fi端末』。ネット環境がとても重要で、これがないと大変困ります。仕事するつもりでカフェに行ったのに、Wi-Fi端末を忘れた時の絶望感と言ったらありません。東京から新潟に引っ越してきたばかりの頃、東京で一番早かった端末が新潟でまったくつながりませんでした。どこに行ってもつながり、速度の速いものを吟味して契約。つながることは仕事ができること、速度の速さは仕事の速さです。今では快適に仕事をしています。

新潟ノマドワーカーの困りごと

 東京のカフェや飲食店でパソコンを開いている人は珍しくありません。しかし、長岡のカフェやファミリーレストランはそうではありませんでした。パソコンを開いて仕事をしていると、他のお客さんにチラチラ見られます。何だか気になって仕事どころではありません。引っ越してきた当初は外で仕事ができる場所探しに苦戦しました。
さらに、東京の飲食店ではWi-Fi環境が整い、充電のできる場所が多くありました。長岡や新潟ではそういった場所はまだまだ少なく、外での長時間仕事は難しい環境です。
そういった環境でも良い面もあります。充電が切れるまで集中して作業をすることができるんです。ばっちり充電したパソコンとWi-Fi端末をもって、お気に入りのお店にいきます。パソコンの充電が切れたら、そこでお仕事終了。美味しい紅茶と共に、仕事が進んだご褒美にケーキを食べる。至福の時間です。

東京から対価を得て、地方で働くモデル

 私は東京から新潟へ引っ越してきた時に、有難いことにお仕事を頂いた状態で移住することができました。そんなことができたのは、お世話になっていた東京の会社が新潟でプロジェクトをもっていたためです。私はそのプロジェクトを引き継ぐかたちで、東京から新潟に働く場所を移すことができました。対価は東京の会社から頂いています。
 そんな仕事のかたちはまだ珍しいと思います。かなり変わっているし、恵まれているとも思います。これをただ「運が良かった」でとどめるのではなく、こんな働き方がモデルケースとなればと願っています。
それは、現代が自分の生き方が自由に選択できる時代だと思うからです。よりそういった傾向が強くなっていくとも思います。『上京して東京で暮らすのが夢』『大学を出て大企業に就職』という話は昔のこと。私のような働き方はメジャーではありませんが、「そんな働き方をしてもいいんだ」「そんな働き方もあるんだ」という固定概念を崩す、誰かの気づきになればと思います。


※ノマドワーク(nomad work)                                        《ノマドは遊牧民の意》自宅や会社のオフィスではなく、喫茶店やファーストフード店などでノートパソコンやタブレット型端末などを使って仕事をする人》

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