着任して概ね１年以内の隊員を対象に、初任者向けの研修を行いました。

今年度は、座学だけでなく、現地視察も行いました。

各隊員、講師の方のお話を熱心に聴き、交流会では、日ごろの活動の状況や悩みなど、活発な意見交換が行われました。

１．日時・会場

・日時：令和6年６月26日（水）・27日（木）
・会場：松代棚田ハウス（十日町市松代5570ｰ1）
・HP：https://tanada-house.matsudai.jp/index.html?1708924270

２．タイムテーブル

＜1日目＞
13：30～13：40 開会、オリエンテーション
13：40～14：00　【講義】地域おこし協力隊に期待すること
14：10～15：40　【講義・グループワーク】先輩隊員による事例報告・ケーススタディ
15：40～16：00　休憩
16：00～17：30　【グループワーク】活動ロードマップの作成方法
17：30～18：00　【講義】地域おこし協力隊・行政の仕組みの基本のキホン
18：30～20：00　交流会
＜2日目＞
9：00～ ９：30 出発・移動
9：30～12：00　現地視察・意見交換会（終了後現地解散）

３．各プログラムの内容

<1日目>　
(1)　【講義】地域おこし協力隊に期待すること（20分）
〇目的：
・研修全体で学んでほしいこと、協力隊をサポートしてくれる人材や機会について理解する。
〇内容：
・地域で地域おこし協力隊がどのように期待されているのか
・地域おこし協力隊サポートネットワークについて
・本研修で学んでほしいこと
〇講師：
・小山 友誉　（「協力隊日本一」をスローガンに掲げる「新潟県地域おこし協力隊サポートネットワーク」代表。十日町市の中間支援組織「一般社団法人里山プロジェクト」代表理事。）

(2) 【講義・グループワーク】先輩隊員による事例報告・ケーススタディ（90分）
〇目的：
・現役の先輩隊員から、協力隊としての心構えや活動をうまく進めるためのポイントを学ぶ。
〇内容：
・3名の先輩隊員による事例報告（30分×3人）
・ぶつかった課題に対してどのように対応すべきか考えるワーク
〇講師：
・福井 拓也　隊員（上越市、R4.5～）観光スポットの魅力アップ等を広域的な地域（板倉区）で実施
・山口 匠 隊員（田上町、R3.12～）SNSによる町の魅力発信等のミッション型の活動を実施
・長井 惇子 隊員（津南町、R3.7～）秋山地区担当として地域密着型の活動を実施

(3) 【グループワーク】活動ロードマップの作成方法（90分）
〇目的：
・自分の軸を持つことの大切さを理解し、また、初任者同士でお互いのバックボーンや活動等を共有する。
〇内容：
・自分史ワーク
・活動の方針・計画づくりのレクチャー
〇講師：
・水戸 部智（柏崎市の中間支援組織「NPO法人aisa」理事長。協力隊の支援も行う。）

(4) 【講義】地域おこし協力隊・行政の仕組みの基本のキホン（30分）
〇目的：
・活動する上でネックと感じていることの裏にある行政の仕組みを理解する。
〇内容：
・協力隊として活動するために理解すべき制度や仕組みを説明し、市町村担当者には聞けない疑問・質問に応える。
〇講師：
・新潟県地域政策課地域づくり支援班　主任　田島
(5) 交流会
１日目及び２日目の講師や協力隊卒業生も交えた立食形成の交流会を行います。
任期の近い仲間や先輩隊員とお話できる機会ですのでぜひご参加ください。

<２日目>　
(1)　現地視察・意見交換会
〇目的：
・地域おこし協力隊が実現できる事業や活動を体感する。
・地域おこし協力隊卒業生等から活動のポイントを学ぶ。
・地域に入ることの本質を理解する。
〇内容：
３つのテーマに分け、先輩隊員や移住者として事業を行っている方を訪問し、現場の見学や、意見交換を行います。
意見交換には、協力隊卒業生にも参加いただきます。
〇テーマ／訪問先／講師：
【①小規模集落の維持・活性化】
訪問先：十日町市水沢当間沢地区 市ノ沢在家集会所（十日町市馬場1576-1）
講師：
瀬下雪絵（R5.4～十日町市協力隊 水沢当間沢地区担当）
原田真理（元上越市協力隊、カフェ くるみやを運営）
【②中山間地農業の担い手づくり】
訪問先：農家民宿うしだ屋（上越市大島区田麦1283）
講師：
牛田 光則（上越市へ移住し就農、農家民宿 うしだ屋を運営）
諸岡　龍也（元妙高市協力隊、農家民宿 こつぼねの家を運営）
【③ミッション型隊員の活動のポイント】
訪問先：十日町市蓬平集落 蓬平集落開発センター（十日町市蓬平396-6）
講師：
新坂 志保里（R3.12～十日町市協力隊 松代・関係人口拡大担当）
井比 晃（元十日町市協力隊、旅行会社㈱HOMEHOMENIIGATAを運営）

４．当日の様子