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ニイガタビト

業界問わず求められる「ITスキル」は武器になる
- 強みを生かした無理のない働き方がもたらす心身のゆとり -

2025.03.24 掲載

株式会社ソフト・ドゥ 開発部

種村 周平さん

南魚沼市出身。ゲームをきっかけにプログラミングに興味を持ち、神奈川県の大学へ進学後、東京のIT企業でプログラマーとして勤務。30歳の時にUターンし、魚沼市にある企業用のソフトウェア制作・自治体向けの各種システム導入支援などを行う株式会社ソフト・ドゥに転職。現在はシステムエンジニア(SE)として活躍。南魚沼市の実家で父親と同居。

「地元にIT系の仕事はない」は思い込みだった

【Q.新潟を離れたきっかけを教えてください】

現在の仕事につながる、プログラミングに興味を持ったきっかけは「メタルギアソリッド」というゲームです。プログラミング関連のエピソードがあり、IT全般がストーリーに関わっていました。ロボットやAI、プログラミング関連などが描かれる中で、次第にその分野への憧れを抱くようになりました。そして、パソコンを触ることが好きだったこともあり、プログラマーになりたいと思いました。高校卒業後はIT分野の専門性を身につけるために神奈川の大学へ進学し、卒業後はそのまま都内のIT系の企業に就職しました。
地元を離れる際、地元にはIT系の仕事がほとんどないと考えていたため、Uターンすることは想定していませんでした。

【Q.Uターンを決めた理由は?】

新卒で入社したIT系の企業では、主に金融系のお客様の会社に毎日出勤して、要望にあったシステムを開発したり、保守をしたりする業務に携わっていました。一人である程度プログラムを開発できるスキルも身につき、部門リーダーを任されるなど、充実はしていました。一方で、深夜残業やコンビニ頼みの食生活など、心身への負担を重く感じるようになっていきました。それでもIT業界とは大体こういった環境だと思って頑張っていましたが、30歳を目前に、このままでは体に良くないと感じて、家族にも相談してUターンを決めました。

東京にいる間は転職活動をせず、まずは地元に戻って体を休めることを優先し、半年かけてじっくり新しい仕事を探しました。家族がいる環境なので、安心感を持ちながら活動できたのは大きなメリットでした。
ただ、「地元にはIT系の仕事はない」と思い込んでいたため、SEの職は難しくても、ITスキルを生かせる職場はあるのではないか、など不安と期待を抱えながらの就職活動を始めました。そんな中、ハローワークで調べてみると、意外にもバイクや車で通える範囲でSEの仕事を複数見つけることができました。

少数精鋭の職場で、経験を活かしながらスキルアップ!

【Q.現在のお仕事について教えてください】

ソフトウェア開発やネットワークのサーバーの構築、WEBサイトの開発・保守などを手がける会社に勤務しています。私はSEとして気象観測システムに関わるソフトウェア開発を担当しています。前職の知識や経験を生かしつつも、まだ入社して半年で分からないことも多いので、他の社員の方に聞くことも多いですね。皆さん優しく教えてくれます。

【Q.お仕事のやりがいをどんなところに感じていますか?】

前職では大人数のプロジェクトを手掛けていましたが、現在は少数精鋭のチームです。さらに、開発はすべて自社内で行っているため、社員同士の距離が近く、アットホームな雰囲気があります。分からないことがあれば、気軽に質問できる環境なので、安心して仕事に取り組めています。今は一つの社屋で社員同士顔を合わせて仕事ができていますが、前職では毎日常駐先に出勤していたので、自社の社員との関わりが深くなれたことも嬉しいですね。
残業もほとんどなく、あっても1時間程度。一方で給与は前職からそこまで変わっていません。また以前は電車で片道1時間半かけて通勤していたのが、今は車で30分程度なので、時間の余裕を感じる生活ができることも仕事のモチベーションにつながっています。ただ、まだ雪道の運転には慣れておらず、ちょっと怖いですね(笑)。

お金にも時間にもゆとりができて、心身ともに健康に

【Q.Uターンしてみて生活はいかがですか?】

家族がそばにいる温かさ、都会のようなせわしさがない地元ののどかさ、人の優しさなどを日々実感しています。就業時間も通勤時間も短くなって、しっかり睡眠時間が取れるようになったので、体の不調はなくなりました。実家に戻ってからは東京で支払っていた高い家賃も必要なくなったため、節約できて今ではお金に余裕ができました。家族がそばにいる温かさは代え難いものがありますし、「都会に暮らすんだ!」というこだわりがないのであればUターンはおすすめです。
今は時間に余裕ができたし、友達が車ですぐ会いに行ける距離にいるので、会う機会が増えました。高校時代の友達に加えて、新しく趣味のコミュニティも広がっています。趣味のボードゲームでは、子どもから私より年上の人まで幅広く交流ができて楽しいです。


【Q.Uターンして始めたことや発見はありますか?】

都会ならではの楽しみももちろんありますが、地元でも車を使えば食事や買い物なども選択肢は増えるし、そこまで東京での暮らしとプライベートは変わらない、ということが発見です。
実家がある南魚沼市も新しいスーパーができ、交通網も整備され、高校まで住んでいた時よりも快適さが向上しています。
東京に住んでいた時も目的地まで片道1時間以上かけて買い物に行くことが多かったので、東京に住んでいた頃とUターンしてから東京に遊びに行くのとを比べても、目的地までの移動にかかる時間の感覚は大きく変わらないと感じています。
また実家で猫を飼っていますが、ペットを気軽に飼える環境も実家ならでは。都内だとペット可の物件は限られているし家賃は割高になります。

需要が高いITスキルは武器になる!技術を活かして地域に貢献したい

【Q.今後の展望を教えてください】

日々、新しい気づきと学びが得られる環境で働けることに、大きなやりがいを感じています。現在は、経験豊富なベテランの社員の方々から多くのことを学びながら業務に取り組んでいますが、将来的には自分自身も周囲を支えられる存在へと成長していきたいと考えています。また、便利で実用的なシステムを開発し、地元の発展に貢献できるようになりたいと考えています。
さらに、仕事だけではなくプライベートとのバランスがしっかり保てるような働き方を続けていきたいと思います。


【Q.Uターンを考えている方にメッセージをお願いします】

Uターンを考えるにあたり、地方でもITスキルが大きな武器になることを実感しました。リモートワークを導入している企業も多く、ソフトウェア開発会社に限らず、工場やさまざまな業界でIT人材のニーズがあります。プログラマーやSEとしての経験があれば、Uターンを検討している人は幅広い選択肢の中から仕事を探せます。
また、地元には家族や友人といった頼れる存在がいることも、大きな安心材料になります。もし帰る場所があり、支えてくれる人がいるなら、その環境を活かして新たな道へ進むのも良い選択肢のひとつではないでしょうか。Uターンという選択肢を前向きに捉え、自分に合った働き方を見つけていくことで、充実したキャリアとライフスタイルの両方を実現できるはずです。

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