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ニイガタビト

「20代の働き方のままでは難しい」と思ったその時に
- キャリアアップと家族の絆に丁度いい「Jターン転職」 -

2025.01.21 掲載

長岡こども福祉カレッジ 介護福祉科 教員

小林 恵太さん

新潟市西区出身。千葉県の大学の総合福祉学科で学び、介護福祉士の資格を取得。不動産や鉄道、スポーツ施設、福祉介護施設など多角的な事業を展開するまちづくり企業に就職し、有料老人ホームと老人保健施設で延べ8年勤務。もし親に何かあった時にすぐ側にいたいと思い新潟へのJターンを決意し、2024年から長岡こども福祉カレッジで教員として活躍中。趣味はスポーツ観戦。

親孝行を胸に、Jターンを決意

【Q.10代で新潟を離れた理由を教えてください。】

高校時代、福祉分野に興味を持ち、福祉を学べる大学への進学を目指しました。検討する中で、新潟からアクセスのいい関東圏の千葉県へ進学。在学中にボランティアでイベントのお手伝いに行った施設から誘いを受けて、介護福祉士としてそのまま千葉で就職しました。
最初の4年間は有料老人ホームで利用者さんの生活の介助やイベント企画などを担当して、その後は老人保健施設でさらに4年間勤務しました。


【Q.Jターンのきっかけを教えてください。】

一番はもし親に何かあった時にすぐ側にいたいと思い、新潟に戻ることを決心しました。しかし、実はその1年ほど前から働き方には悩んでいて…腰痛や夜勤の体への負担なども重く、現場を長く続けるのは厳しいなと思っていました。

このような事情が重なり、父に「新潟に戻ろうと思う」と話したところ、父が「戻ってくれてありがとう、安心したよ」と言ってくれました。この時にかけられた言葉が私にはとても大きく、親孝行をしようと改めて心が固まりました。30歳の時です。

移住先を決める上で大切にしていたことは、「やりたい仕事=福祉について教える仕事」に就けること。そこで新潟県内で実家から車で1時間以内という基準で移住先と転職先を探し、2024年の7月に長岡へのJターンを決めました。

※Jターンとは
地方出身者が一度都市部に移住して生活や就労を経験した後、出身地ではなく、出身地に近い地方都市や地域に移住して生活や就労することを指します。

経験を生かして、福祉のプロを育てる先生に

【Q.現在のお仕事について教えてください】

今は福祉の専門学校で、国家資格取得に向けたコミュニケーション分野の授業を担当しています。具体的な内容は、福祉の現場における利用者の方との接し方の指導です。高齢者、車椅子の方、麻痺がある方など、一人ひとりの状態に合わせたコミュニケーションが大切なので、前職の経験を生かしたり事例も用いながら、適切な対処方法を解説しています。生徒が積極的に授業に参加できる工夫を凝らすなど、徐々に自分の授業スタイルを確立しています。


【Q.現在のお仕事はどんなところにやりがいを感じますか?】

まだこの仕事に就いて3ヶ月ですが、教えることはとっても楽しいですね。特に生徒たちの模擬試験の結果で、教えた科目の平均点が高いときは喜びもひとしおです。
福祉施設で後輩に指導していた時は基礎的な部分は習得していることが前提でしたが、専門学校ではまずこの基礎の部分を教えないといけません。現場では感覚で行っていたことを確かな知識として再確認できるので、授業の準備をすることが自分自身の復習にもなる良い機会だと感じています。
まだまだ駆け出しなので、まずは教員として一人前になれるよう頑張りたいです。

移住後の仕事の不安は専門機関に相談

【Q.移住に当たり頼りになったサービスはありますか?】

転職活動中に存在を知ってとてもお世話になったのが、銀座にある「にいがた暮らし・しごと支援センター」です。自分の希望する職種を伝えると、たくさんの情報や企業の紹介をしてもらうことができて、興味を持った企業には間に入ってアポを取ってくれます。現在の職場の求人自体は自分で見つけましたが、担当の人が間に入って調整してくれました。とても親身な対応で、非常に満足のいくフォローでした。

【Q.長岡での暮らしについて教えてください。】

Jターンを決めた時は、正直とても不安でした。上京以降の10年間の新潟の様子を知らないし、雪道の運転も自信がありません。趣味でよくスポーツ観戦に行っていたので、そういった楽しさを蹴って新潟に戻ることは勇気がいりました。
今も趣味を模索中ですが、8月には人生で初めて長岡花火を見て、長岡の大きな魅力を知ることができました。これからもっと長岡のいいところを知りたいです。

にいがた暮らし・しごと支援センターのホームページへのリンク

後悔しない移住に大切なことは「目的ときっかけ」

【Q.Jターンして変化したことや気づいたことはありますか?】

千葉にいた頃のようなスポーツ観戦をしなくなった分、お金を使わなくなりました。最初の1ヶ月は、オフの時間をどう過ごしたらいいか悩みましたが、先述のように新潟ならではの楽しみを探していきたいと思っています。
生活面全般では真面目になったというか(笑)、教員という仕事柄、プライベートでも「生徒の見本にならないと」という意識を持って過ごすようになりました。
あとはやはりお酒のおいしさですね!関東ではなかなか日本酒を飲む機会がありませんが、今の職場の飲み会でお酒を教えてもらい、おいしさを知りました。

【Q.U・Iターンを考えている方にメッセージをお願いします】
「新潟に戻りたい」「新潟で暮らしたい」という意思を大切にするべきだと思いますが、中途半端な気持ちで移住してしまうと多分後悔するでしょう。後悔しないためには、何かきっかけや大きな目標が必要だと思います。私自身、地震というきっかけがあったから戻ってくることができました。
U・Iターンを前向きに検討しようと思うのであれば、「にいがた暮らし・しごと支援センター」はおすすめです。新潟の最新情報が手に入るし、まだ迷っている状態の時でも誰かに相談することで、背中を押してもらえたり、何かきっかけを得ることがあるかもしれません。

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