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ニイガタビト

育児に深く関わりモチベーションアップ
- 社員の人生の充実を応援しながら社会課題にアプローチ -

2024.11.27 掲載

藤田金屬株式会社 執行役員 管理本部本部長 総務部長 兼務

小笠原 竜一さん

三条支店 生産チームスリッター班

田中 翔太さん

「わくわくワークにいがたキャンペーン」とのタイアップ特集!
男性の育児休業取得に取り組む県内企業の従業員の声をお届けします。

◎わくわくワークにいがたキャンペーンとは?
「働き方改革推進に向けた機運の醸成」と、「新潟県の働く場としての魅力の発信」を図るため、実施しているキャンペーンです。
今年のキャンペーンでは、「男性の育児休業」をテーマに、企業及び労働者双方への働きかけの強化に取り組みます。

\小笠原さんのプロフィール/
●1998年入社(新卒入社)
2021年より総務人事・審査法務・経理財務・情報システムの4つの部門を統括する管理本部本部長として、人事制度の見直しや業務の効率化、働く環境向上のための施策立案・実施を担う。

\田中さんのプロフィール/
●2012年入社(新卒入社)
入社以来コイル状の鋼板をカットする機械・スリッターの操作を専門とするベテランで、後輩指導にもあたっている。2022年の第二子誕生時に育児休業を取得。

(藤田金屬の働きやすさ)
・男性社員の育児休業取得を推奨し、「プラチナくるみん」にも認定
・残業時間削減促進策や半日単位の有給休暇制度で柔軟な働き方を応援
・デジタル化の推進で作業員の負担及びコスト削減を実現

少子化は会社が向き合うべき社会問題

【Q.藤田金屬について教えてください】
(小笠原さん)
弊社は鉄鋼メーカーから購入したさまざまな鋼材をお客様が必要なサイズに加工し、建設業や製造業などの工場に卸売をおこなっている会社で、今年で創業132周年を迎えました。営業範囲は新潟を中心に北陸・信州・関東・東北エリアにまたがり、新潟では約5割のシェアを占めています。出荷した鉄やステンレスといった鋼材は、自動車や家電、半導体部品、医療機器など、さまざまなものに加工されています。

【Q.取り組んでいる職場環境の整備について教えてください】
(小笠原さん)
社員の待遇改善は会社にとって永遠の課題です。有給休暇の時間単位での取得や消化率の向上、時間外労働の削減など、弊社では毎年特に力を入れるテーマを決めて、顕在化している課題の解決に取り組んでいます。特に少子化は大きな社会課題であり、そのために会社ができることを考えた時に男性社員の育児休業取得は大きな選択肢の一つになると考えています。
弊社では、男性社員の育休取得は7〜8年前から始まっており、2022年の中期経営計画の課題の一つとして普及を強化した結果、2023年には対象社員の約7割が取得しました。
現在では、厚生労働省による職場における子育て支援認定制度「くるみん」の認定を受けた企業の中でも、より高い水準の取り組みを行い一定の基準を満たしたと認められる「プラチナくるみん」に認定されています。

給与ダウンの不安を解消し、男性社員の育児休業を会社の風土に

【Q.男性社員の育児休業取得促進のために工夫されたことはありますか?】
(小笠原さん)
育児休業を取得する社員にとって一番の心配は、休んでいる間に給与が減ってしまうことです。しかし、国の制度も整っており、休業開始前賃金の手取り8割相当を受けることができるので、総務部が給与シミュレーションを交えながら分かりやすく説明しています。説明の際は、該当社員の上長にも同席してもらうことで、現場との認識がずれることなく休めるように工夫しています。
また、各家庭の考えや状況に応じた対応の一つとして、取得期間は最長で1年ですが、一度に取るのではなく、4回まで分けて取得することが可能になっています。
取りたいと思う人が当たり前に取れる風土を作ることは大切であり、それは制度を整え周知することだけではなく、田中さんのようなロールモデルが生まれて、経験を発信していくことで醸成されていくのだと思います。

子どもの成長を間近で見ることの喜び

【Q.田中さんは育児休業制度を活用されたそうですね。】
(田中さん)
はい、2022年の第二子が生まれた時に、妻と子どもが退院した日から約1週間、その後1ヶ月空けてからさらに1ヶ月間の2回に分けて取得しました。
当初は育児休業で業務に穴をあけてしまうことに心配や不安がありましたが、会社に相談したところ、快く取らせてもらうことができたので本当にありがたかったですね。
育児休業中は、年子の上の子のお世話を中心に、赤ちゃんのケアや家事もたくさんやりました。
三条支店では私が男性の育児休業取得第一号でしたが、その後2人の社員が取得した際には相談に乗ったりもしました。

【Q.育児休業を取得してよかったと思うことを教えてください】
(田中さん)
家事や育児のスキルアップはもちろんですが、普段は見ることができない子どもの様子や表情を見られたことが、一番嬉しかったです!普段は終業後に帰宅すると子どもは寝ていることも多いので、育児休業の間に好きな番組やおもちゃ、絵本やキャラクターなどを知ることができました。また成長を間近で見られたことは、仕事のモチベーションにもつながっています。
そして職場復帰して一番思ったことは、快く休ませてくれた職場の先輩・後輩たちへの感謝の思いです。恩返しをしっかりしたいと思いましたし、自分の仕事を任せることで後輩も逞しくなったと感じました。

会社の制度を利用して、人生をより健やかに、豊かなものに

【Q.今後の目標を教えてください】
(小笠原さん)
引き続き、社員がみんな健やかに働ける環境を整え、向上させていきたいと思います。
男性社員の育児休業は着実に浸透してきたので、次は社員の健康づくりに力を入れていきたいと思っています。産業医の方と連携して、健康診断の結果をそのままにしないよう二次検査の受診を徹底したり、全員のストレスチェックを実施するなど、社員がしっかりと自分の健康状態と向き合うきっかけになることを願っています。

【Q.育児休業取得を検討する男性へメッセージをお願いします。】
(田中さん)
まとまった日数の育児休業だけに限らず、有給を半日単位で使える制度を使って、子どもが熱を出した時に病院へ連れて行ったりもしています。そういった暮らしを尊重できる働きやすさはありがたいですね。
男性も育児休業を取りたいと思ったら、是非、取ることをお勧めします。家族との時間が増えることで、普段とは全く違う本当に貴重な経験ができると思います。

藤田金屬株式会社

◎所在地:〒950-8588 新潟市中央区八千代1丁目7番20号
◎従業員数: 445名(2024年10月現在)
◎事業内容:ステンレス・特殊鋼、薄板、厚板、建設建材など、あらゆる鋼材の加工、販売、レンタルを網羅する鉄の総合商社

藤田金屬株式会社のホームページへのリンク

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