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ニイガタビト

男性の育児参加
- 妻の安心感のために -

2014.12.17 掲載

株式会社ジェイマックソフト 勤務

富樫誠一郎さん

「子育て」は人生のなかでも大きなイベントの1つです。最近では、積極的な男性の育児参加も見られるようになり、「イクメン」や「カジダン」などの言葉も耳にします。今回は、2度の育児休業を取得した「株式会社ジェイマックソフト」の富樫誠一郎さんにお話を伺いました。

育児休業を取得

 村上市出身。県内の大学を卒業後、システム開発を行う株式会社ジェイマックソフトに入社。その後、結婚し、3人の子宝に恵まれる。第二子誕生後は2ヶ月間、第三子誕生後は1ヶ月強の育児休業を取得するなど、積極的に家事・育児に参加。職場復帰後も、仕事と家庭を両立。
「結婚後は、妻の実家がある三条市内で暮らし始め、しばらくして、第一子が産まれました。ただ、当時は、東京都内での仕事を抱えていたため、平日は東京に滞在して、休日だけ帰宅するという生活でした。実際、物理的に家事・育児に参加することが難しく、妻にとても苦労をかけていたと思います。
 その後、ようやく長岡市で腰を据えて勤務できるようになり、一昨年に第二子、今年は第三子が産まれたので、思い切って育児休業を取得しました。私の両親は村上市に住んでいましたし、妻の両親も現役で仕事を持っていたため、自分達でこなさなければならない状況だったこともあります。しかし、一番の理由は、私が家事・育児に参加することで妻の安心感につながると考えたからです。」

会社や周囲の反応

 「会社では、これまでに男性が育児休業を取得した例はありませんでしたので、上司に伝える時は、少し緊張しました。しかし、いざ伝えると、こちらが拍子抜けするほど、すんなりと受け入れてもらいました。ちょうど、「イクメン」という言葉がメディアに取り上げられ、世間に認知されるようになっていたことや、会社が仕事と家事・育児の両立に力を入れ始めたタイミングだったこともあると思いますが、とてもありがたかったです。
 実際、育児休業の開始時期を考慮した仕事内容やスケジュールに調整してもらうなど、会社の上司や同僚から、とても温かい支援をしていただいたと感じています。
 こうした職場環境を友人に話すと「うらやましい」と言われますし、私自身、本当に恵まれていると思っています。」

自分から進んで動く

 「育児休業期間中は、会社から仕事の連絡はなく、メールで事務手続き上のやり取りをしただけだったので、100%家事・育児に専念することができました。
 私は学生時代に一人暮らしの経験があり、何でも一通りはできたので、できるだけ妻に聞かずに、自分で考えて動くように心掛けていました。
 家事・育児は、それほど苦ではなかったのですが、おむつ替えや子どもが汚した後片付けなど、次々とやることが出てくるので、1日があっという間に過ぎていきました。慌ただしい毎日でしたが、妻からは「とても助かった」と感謝してもらえたので、とても良かったと思います。」

男性の家事・育児の参加

 「私の場合は、1~2ヶ月間だったので、復帰後の不安はありませんでしたし、身体も復帰してから2~3日すれば、すぐに慣れました。ただ、仮に女性が1年間育児休業を取得してから職場復帰となると、精神的、体力的にとても大変だろうなと感じます。
 しかし、だからこそ男性が家事・育児に積極的に参加しながら、お互いが安心して仕事と家事・育児を両立できる環境作りが重要だと思います。そうすることで、女性が2人目や3人目を産もうと思えるようになり、良い循環につながっていくのではないでしょうか。」

株式会社 ジェイマックソフトへのリンク

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