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ニイガタビト

地域活動に目覚めて、地元を思う気持ちが180度変わりました

2013.07.01 掲載

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平田大之さん

26歳 岩船郡関川村

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1986年11月1日生まれ。新潟県岩船郡関川村在住。数年前まで、まったく地域のことに興味を持っていなかったが、あることをきっかけに、現在は仕事の傍ら地域活動に積極的に参加。地元をもっと元気にしようと、日々関川村を盛り上げる活動をしている。

自己開示 生まれてから2012年まで

田舎では、実家は長男が継ぎ、長男以外は家を出るというのが昔からの風習です。現に3歳年上の兄は結婚して子どもを2人持ち、すでに家を継いでいます。僕は次男なので、どこへでも出ていい身で、将来は東京か新潟市で暮らすつもりでした。
実際、去年の1月に僕は結婚する予定でしたが、とあるきっかけから相手と結局別れることになりました。それから3ヶ月くらいは、ボーっとする日々が続きました。
本来なら今頃は、家庭を持って、都会に住んで、バリバリ仕事しているはずなのに、なんで僕はまだ村なんかにいるのだろー・・・って。そんな事ばかりを考えている毎日で、何の為に生きているのか分かりませんでした。
都会には何でもあるのに、僕の周りには何もない。あの人はあんなに何でも出来るのに、自分は何も出来ない。周りの人たちが羨ましくて仕方なく、他人と自分の環境を比べる日々が続きました。そして結果、疲れました。結局答えは見つかりませんでした。
ですが、僕はその後、少し経ってまた考えました。一回しかない人生、今こうして生きていられるのは、必ず意味があるんだって。今度は「自分の生きる意味を見つけよう」って。今までないものねだりをしていた自分からは、いいことは何も生まれない。逆にすでにあるものって何かを探そう。それを使って、「自分の生きる目的」を探そうって。どうせなら、やったらみんなのヒーローになれるような、すごいねって讃えられるようなことをしようと思いました。
そして結論、すでに僕にあったのは、「今、住んでいる関川村」でした。この村を使って、ヒーローになれるようなことをしようと考えました。

悩んで、悩んで見つかったこと

今でこそ関川村を盛り上げる活動をしていますが、それまでの僕は全く地元に興味がなく、むしろ地元を遠ざけようとしていました。「生きる目的に辿り着くまで」は、なるべく地域の行事なんて出たくなかったし、面倒くさいと思っている自分でした。実際地域では家庭から1人、消防団に入らされるのですが、兄が入ってくれたのでほっとしているような自分でした。
ほんの少し前までは、一刻も早く村を出たい!と僕自身も考えていたので、若者の気持ちは良くわかります。そんな僕が、関川村に興味を持ったきっかけは、村の魅力ってなんだろうと調べはじめた時からでした。

生きる目的を見出してからの自分

生きる目的を決めてから、関川村については色々と調べました。
この土地に初めて人が移り住んでから約10,000年。最大約10,000人以上いた村の人口は、今では6,200人を割って、活気が低下していく様子が見てとれます。しかし2003年、隣の市との合併の話があった際、関川村は独立を選択しました。
そこで今僕は、今まで関川村を存続させてくださった村民の方々から、後世に繋ぐバトンをもらったと本気で思っています!だからこそ、この関川村が関川村として在り続ける為に、後世にこのバトンを渡すことが、僕らの使命だと思っています。

村の魅力を、たくさんの人に発信したい

現代の少子化問題と若者の村離れによって、僕らの代でこの村を終わらせるわけにはいきません。
今僕は、僕らがこの村でできることを常に考えています。緑豊かな大自然、美味しい食べ物、手作りで想いのこもった物産、集落が一丸となって楽しむお祭り、汗と感動のイベント・・・地域の方々の相手を思いやる気持ちやあたたかさ、各集落の団結力。実際関川村には、すでにたくさんの魅力があります。だからこそ、今もこうして村で在り続けています。今ある魅力はそのままに、そして大切に、さらに素敵に。
この素晴らしい魅力を活かして、村の誰もがより活き活きして、毎日笑顔と幸せで溢れ、大人が夢を持ってワクワクと輝く背中を魅せられるように。関川村をより元気に、そして関川村から日本を元気にします!
これが、平田大之の生きる目的です。


平田さんの日々の活動はこちらから 平田さんの Facebookページ
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