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ニイガタビト

地元で仕事と趣味を愉しむ

2013.03.14 掲載

株式会社アドプロダクションエム デザイナー

戸嶋直人さん

33歳 新潟市中央区

新潟市出身。高校卒業後、大阪芸術大学に進学。大学では建築デザインを学び、そのまま大阪で就職。3年間勤務した後、Uターン。現在、「株式会社アドプロダクションエム」で、デザイナーとして様々な仕事を行っている。

大阪での生活

高校卒業後の進路を決める際、多くの友人たちが関東への進学を希望する中、私は大阪の大学を志望しました。人と違うことがしてみたかったため、そして東京にはいつでも遊びに行けると思ったため、あえて大阪を選びました。両親は芸術系の仕事をしているので、県外の芸術系の大学で勉強することには賛成してくれました。
大阪での生活に不安な気持ちも少しありましたが、新潟に非常に興味を持ち、好意的に接してくれる人ばかりだったので、とてもありがたかったです。

大阪から新潟へ戻るきっかけ

大学で4年間、大学院で2年間学んだ後は、大阪のディスプレイ(展示)専門の会社に就職し、百貨店のショーウィンドウのディスプレイの仕事をしました。百貨店のディスプレイなので、作業は閉店後に始まります。そのため、完成が明け方になることも多く、結構ハードで厳しい現場でした。
そんな中、プライベートで夢中になったのがサッカー観戦です。新潟に住んでいる時も、時々アルビレックス新潟の試合を観ていたのですが、大阪に住んでからは近くに長居スタジアムがあったので、以前よりも観戦することが多くなりました。アウェイのスタジアムに観戦に来た多くの新潟サポーターと一緒に、新潟の選手たちに熱い声援を送るうちに、地元・新潟への思いが強くなっていきました。
そのような日々を過ごしながら、大阪の会社で3年間働いた後、新潟へUターンしました。現在はビッグスワンスタジアムの近くに住み、アルビレックスのホームゲームを楽しんでいます。日常生活における環境も申し分なく、飼っているゴールデンレトリーバーと広い公園で散歩ができるので快適です。

仕事について

 大阪からUターンして、現在勤めているデザイン会社に就職しました。デザイン以外にも様々なことにチャレンジできる社風なので、仕事はとてもやりがいがあります。会社の業績としては、例えば「季戸(きど)」という、花器がセットできる障子戸の開発が挙げられます。また、納豆製造会社と提携し、納豆をペースト状にした食品「ねり三昧なっ党」の商品化にも携わりました。

そして

その他、胎内市に出来た胎内観光交流センターのイメージデザインなども行っています。そもそも、デザインとは商品を消費者に伝える仕事なので、印刷物であっても、建物であっても「伝える」という意味では同じだと思っています。私自身、柔軟な方針を持つ会社の一員として、自由な発想で仕事ができていると感じます。

休みの日の過ごし方

休日は、サッカー観戦以外にも、古町界隈を夫婦でブラブラと街歩きすることが楽しみのひとつです。上古町の小路にあるユニークなセレクトショップに入ったり、西堀や東堀で堀の跡を残した石碑を発見したりと、古町を歩くと色々な刺激を受けることができます。仕事柄、様々な町並みや細い小路、雑貨屋などを見ることが多いのですが、古町はどこも個性的で、何度行っても新しく発見できることがあります。
 「学ぶ」ことに関しては首都圏の方が、環境が整っているかもしれませんが、「チャレンジできる」環境という点では、新潟は負けていないと思います。新潟でも、きっと皆さんのやりたいことができると思っています。新潟にいながら日本中へ、世界へ、勝負を挑んでいる方もたくさんいらっしゃいますし、自分にもそのチャンスはあると信じています。

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