2012.03.27 掲載
株式会社エフエム雪国 営業企画
佐藤 侑紀さん
25歳 南魚沼市
新潟市江南区出身。高校卒業後、都内で1年間英語を学びイギリスへ留学し観光学を専攻。大学で学ぶうちに、地域活性に関心を抱くようになる。卒業後に帰国し、新潟にUターン。その後、会社の事務職、市役所の臨時職を経て、2011年12月に現職。地域活性に寄与するコミュニティエフエムの営業に抜擢される。より地域住民に愛されるラジオ局を作ることが目標。
もともと旅行が好きでしたし、国際的な視野を持ちたいという思いから留学を決めました。留学の準備として、都内の留学を斡旋する学校で英語を学び、イギリスへ渡りました。留学先の大学では、国際観光学という学問を専攻したのですが、このことが影響しています。大学では、各国の観光政策について調査研究等を行っていました。中でも、地域の魅力を見つけ活性化することに興味を抱くようになりました。地方は観光資源になり得る宝物が豊富です。しかしその魅力が伝わらず過疎化が進むところが目立ちます。なので、大学で学んだことを生かし、地域の魅力を磨いて元気にできればと考え、新潟に戻ることを決意しました。また、留学生活を通して、文化の違いに触れ、自分が日本人、ひいては新潟県人なんだということをしっかりと認識することができました。この経験も、新潟に戻ろうという気持ちを後押ししました。
イギリスの大学は概ね6月頃に卒業を迎えます。なので、就職はまわりの人より少々出遅れる恰好となりました。卒業後、就職活動を約半年行い就職できましたが、長くは持たず、退職後は市役所の臨時職として働いていました。それからの再就職はうまく進みませんでした。先の見えない不安に襲われ、気力がなくなりどんどんネガティブになっていきました。しかし、親に恩返ししたい一心で必死に頑張りました。地域を元気にする仕事につきたい-。そんな夢を諦めかけていたところ、現在の職場の募集を見つけ、ようやく就職することができました。地元に密着したきめ細かい情報を住民に伝え、地域の魅力を伝える職場で働くことができることに喜びを感じています。
営業企画担当として、番組のスポンサーを獲得することが主な仕事となります。しかし、まだ入社したばかりの新人なので、営業に回った経験はありません。現在は、社内での研修のほか、地域のイベントの取材に出かけたり、番組での原稿読み等を任せてもらっています。リスナーさんから応援の言葉をいただくのはとても嬉しいですね。自分がこの地域の役に立っている実感を持つことができます。これからもリスナーさんに喜ばれる番組づくりの一翼を担っていきたいと思います。
学生時代に観光について学んでいたこともあり、どうしても観光資源を探してしまうのですが・・。新潟は、春夏秋冬それぞれ、全国に自慢できるものを持っています。春は高田城の桜、夏は長岡の花火、秋はお米、冬は雪と、全国に誇れる資源がありますね。他県よりも、その時々を楽しめる風物詩的なものが豊富なところだと思います。来て見て楽しい、住んで楽しい。そんな魅力を持ったところです。
就活中は、人とのつながりがとても大事だと感じました。私は、家族をはじめ、就活中に出会った仲間と励まし合いながら仕事を探していました。就活には苦労しましたが、人と助け合って生きていくことを学ぶとてもいい機会だった感じています。現在の就活の苦労は、必ず自分にとってプラスに影響します。たくさんの仲間と助け合いながら夢を掴んでほしいです。
このページをSNSで共有する