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ニイガタビト

地元が好きだから、村を元気にしたい

2013.09.27 掲載

vol2

平田大之さん

26歳 岩船郡関川村

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1986年11月1日生まれ。新潟県岩船郡関川村在住。数年前まで、まったく地域のことに興味を持っていなかったが、あることをきっかけに地域活動に積極的に参加。現在は仕事の傍ら、地元をもっと元気にしようと、日々関川村を盛り上げる活動に取り組む。

なぜ関川村を盛り上げるのか?

先日、新聞を見ていたら、新潟県内の人口自然減に関する記事が掲載されていました。新潟県の現在の人口234万人のうち、聖籠町を除き、各市町村すべての人口が前年から比べると減少しているそうです。
僕の住んでいる関川村は昨年から115人減り、現在6,412人(うち外国人が25人)。僕が今ここにいる理由、生きる目的は、この関川村の人口を2025年までに1万人にすること。この生きる目的を語ると、なかにはこんな風に言う方がいます。「世の中の人口が減っているんだから、関川村だけ増えてもしょうがないんじゃない?」と。
たしかに関川村や新潟県に限らず、日本の人口は減っていく一方です。しかし、世界に視点を向けてみると、現在約72億人の人口は、統計では2050年に90億人、21世紀末には100億人になると予想されます。なぜ世界の人口に対して、日本の人口は反比例しているのでしょうか?
「世の中の人口が減っているから、不景気な今の状況はしょうがないんだ。お先真っ暗。」「どうせ頑張ったって報われないんだから、僕は頑張らないよ。周りのみんなだって頑張ってないじゃん。」でも、だって、どうせ・・・言うのは簡単です。
そして、人を批判することも簡単です。自分は責任を取らなくていいから、どうとでも言えることもあります。自分以外の人が上に行ってしまうのが嫌だから、頑張っている人を蹴落とそうとする。みんな同じ、みんな平等・・・果たしてそれは日本にとって、本当にはいいものなのでしょうか?
僕も今まで、何かあるといつも周りの環境のせいにしていました。でも、それじゃあ何も変わらないのです。

価値とは何か?

「価値」は人と人との違いに生まれると僕は思います。だからみんな違っていいですし、みんな同じじゃないから、人に魅力を覚えるのではないでしょうか。
これからの僕らが生きる上で必要なのは、だから“こそ”です。「日本の人口が減っているから“こそ”、何か行動を起こさなきゃ!」「日本の景気が低迷しているから“こそ”、元気に生きよう!」「現状を知らない人がいるから“こそ”、情報を発信して呼びかけることが必要だ。」「周りの環境が不平不満で溢れているから“こそ”、環境を変えていくことが必要だ。」
そして、言葉だけ述べるのもハッキリ言って簡単です。そこにさらに必要なのは、その言葉に対する「行動」。だからこそ僕は、関川村の人口を増やすために動く。ただそれだけです。そしていつか、「こんな小さな村で何か変な奴がいる。」そんなウワサで溢れたら、目に見える形での結果が生まれる前触れです。
時代を変えていく先駆者はいつも決まって、ワカモノ、バカモノ、ヨソモノ。僕はこの関川村から日本を変えていきます!

恩返し

なぜ、村を盛り上げるのか?それは、今までお世話になってきた方々に恩を返したいから。ですが、お世話になってきた人への「ありがとう」という言葉だけでは、本当の意味では感謝にはなりません。お世話になってきた人を本当に喜ばせること、つまり、お世話になった人を「超える」ことが大切です。
だから、僕はこの恩をただ感謝で終わらせるのではなくて、恩という名のバトンとして次の世代に繋ぎます。次世代に、もっと素晴らしい活躍をする人を増やせるように。
「心が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる。」ウィリアム・ジェイムズ(心理学者、哲学者)

The MATSURI サミット in 関川村

僕が実際に関川村で活動している団体のイベントを、今回紹介させていただきます。
10月5日(土)・6日(日)に、山形県米沢方面に繋がる国道113号線を通行止めにして、「The MATSURI サミット in 関川村」を盛大に開催します。北海道から沖縄まで、全国15団体のお祭りが集結して関川村でパレードをします。ディズニーの仲間達も、開園30周年記念のハピネスツアーで来てくれるというから驚きです。もちろん、ギネスに登録されている我らが大したもん蛇も出ます!
去年の11月から、村の同志であるプロジェクトチームで実に30回以上も会議を重ねてきました。いよいよ間近に迫ってきて、緊張と興奮と不安で、今は自分でもよく分からない精神状態です。とにかくここまで来たので、あとはこの村と同志を信じて実行するだけです。
当日は3万人以上のお客様が見込まれていて、村のキャパシティーを超えています。今までに、村でこんな大規模のイベントを開催したことはなかったと思うので、本当にワクワクしています。
たくさんの方々に支えていただいて、関川村のみんなで作り上げた「おもてなし」です。受け取ってもらえたら嬉しいです。

関川村へのリンク

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