就活・移住・転職の相談は、にいがたくらしごとセンター

ニイガタビト

豪雪地帯での新たなライフスタイル

2011.12.28 掲載

vol2

小佐田 美佳さん

vol2

関連記事を見る vol1 vol3

小佐田 美佳(こさだみか)
東京出身。
2004年池谷集落と出会い、
2011年4月東京の職を辞し、池谷集落に移住。
十日町市地域おこし実行委員会所属。
主に、イベント企画・運営、広報を担当。

日本有数の豪雪地での生活!

私が住んでいる十日町市は、日本有数の豪雪地です。多い時には4メートル近く積り、一般的には「雪かき」ですが、十日町市の方言では「雪掘り」と言うほど、「掘る」ほどに雪が積もります。特に、池谷集落は十日町市の中心地よりもさらに標高が高いので、より雪がたくさん積もります。私は今年の4月に引っ越してきたので、越冬は初めての経験。移住する前に、何度かボランティアで除雪を経験していますが、やはり訪れるのと住むのとでは大違いです。
 12月初め頃から、雪が降っては少し積り、そして溶け、の繰り返しでしたが、16日から本格的に積もり始めました。市道は除雪車が出動して綺麗に雪を掘ってくれますが、私が住んでいる、旧池谷分校にあがる坂道は細すぎて除雪車が通らないので、人力で掘る他ありません。最近は、分校前坂道の雪掘りだけで午前が終わってしまう、という有様です。雪がひどい時は、午前中に綺麗に掘った道も、夕方になると膝が埋まるほどに雪が積もってしまいます。
 ムラの人たちも「雪は嫌だね。冬は嫌だね」と言いながらも、一生懸命雪掘りに励んでいる姿を見ると(ムラ人のほとんどが、70歳以上のお年寄りにも関わらず!)、雪国人のたくましさを感じずにはいられません。
 と、雪の大変さばかり書きましたが、雪がたくさん降るからこそ美味しいコシヒカリを育む山清水が豊富な訳ですから、必ずしも悪いことばかりではありません。厳しい冬を一年の半分近く過ごすからこそ、きっと他の季節のありがたみが身にしみるのだと思います。特に、雪解け後の春は、雪国だからこその美しさを放っているような気がします。

池谷・入山集落の新たな一歩

 新たな年に向け、池谷・入山集落も新たな一歩を踏み出そうとしています。両集落の地域おこし活動を行い、私も所属している「十日町市地域おこし実行委員会」(現・任意団体)が、NPO法人になるべく申請をしました。
 集落の内外から「法人化をして、集落が今後も存続できる仕組みづくりをしてほしい」という要望が以前から強く、さらにここ最近で若い移住者も増えたため、中越地震を機に発足した実行委員会が、次なるステージを迎えることになりました。
「100年後も存続する、持続可能な集落」になるべく、今後も若い移住者を募るためのイベントを開いたり、集落のお年寄りから農地やお米の生産技術を引き継ぐなど、新たなことにも挑戦していく計画です。

私もセカンドステージに

 集落が新たなステージに入るのと同じく、私も池谷集落でのセカンドステージを迎えようとしています。
 元々、1年限定で池谷集落に住むという両親との約束で来ていましたが、それ以降も池谷と関わり続けるために、平日は勤めに出ることにしました。運よく、十日町市市役所で臨時職員として働けることになったので、安定した収入を得た状態で両親も少しは安心させながら、池谷・入山集落の地域おこし活動をしていこうと考えています。
 まだまだ大変なことも多いかと思いますが、ありがたいことに、私の周りには大勢の協力者や理解者に恵まれているので、一緒に頑張っていきたいと思います。

新潟県へのU・Iターンに関しての
ご相談はこちらから

新潟県へのU・Iターンに関するワンストップ窓口

にいがた暮らし・
しごと支援センター

80

銀座オフィス

〒104-0061
東京都中央区銀座5-6-7
銀座・新潟情報館 THE NIIGATA 地下1階
※地下1階へは、建物1階横の通路を奥に進み、エレベーター又は階段をご利用ください。

TEL│03-6281-9256

MAIL|こちらから

開設時間|10:30 ~ 18:30

休業日|火曜日・祝日・年末年始

銀座・新潟情報館 THE NIIGATA

有楽町オフィス

〒100-0006
東京都千代田区有楽町2-10-1東京交通会館8F
NPO法人ふるさと回帰支援センター内

TEL│090-1657-7263

MAIL|こちらから

開設時間|10:00 ~ 18:00

休業日|月曜日・祝日・お盆・年末年始

ページの先頭へ