日本精機株式会社 2輪外装設計部TFT設計
豊野 陽平さん
長岡市
新潟市秋葉区出身。新潟の高校を卒業後、東京の大学で機械工学を専攻。幼少期からの車好きが高じて、就活でも新潟県内で自動車や機械に関わる技術職を志望し、2024年に日本精機株式会社に入社。自動車に搭載される液晶パネルの設計に携わる。会社の独身寮で一人暮らし。
【Q.新卒でUターン就職を考えたきっかけを教えてください。】
父の影響で子どもの頃から車が好きだったので、高校卒業後は、機械工学を学ぶために東京の大学に進学しました。大学では、圧縮空気を大型車のブレーキに応用する研究をしていました。
勉強はもちろん、野球場でのアルバイトも刺激的で、新潟とは比べものにならないほど大勢の人がいる空間に圧倒されました。
一方で、その人の多さや満員電車の生活に辛さも感じていて、卒業後の進路を考えるにあたっては新潟の方が自分に合っていると思うようになりました。自分の車を持ってドライブを楽しむ生活もしたいと思っていたので、Uターンという選択に迷いはありませんでした。
でも、たくさんの人との出会いから新たな気づきや良い刺激をもらえたので、一度新潟を離れてみたことはよかったと思っています。
【Q.東京を拠点に、どのような就職活動を行いましたか?】
就職活動で大切にしたのは、「生まれ育った新潟で就職すること」と「自動車に携わること」の2軸です。
オンラインの就活サービスを利用しながら、朱鷺メッセで開催される就活フェアにも参加して、希望に合う企業を探しました。
特に活用したのが、就活情報サイト「にいがた就職応援団」。一般的なナビサイトに掲載されていない地元企業が多数登録されているので、参考になる情報を得られました。
現在勤務している日本精機は、車載計器などの設計・製造を中心に、高い技術力でグローバルに事業展開をしている企業です。最初は「大きな仕事ができそうだ」という点に興味を持ちましたが、先輩社員のお話を伺うと、皆さんがのびのびと仕事をされている様子が伝わってきて、自分も先輩方のように働くイメージが膨らみ、入社を決めました。
【Q.現在のお仕事について教えてください。】
テクニカルセンターの二輪外装設計部に在籍しています。部署名は「二輪」ですが、四輪(自動車)のメーターやヘッドアップディスプレイ(スピードや走行距離をデジタルで表示する部分)の開発も行う部署で、私は液晶ディスプレイの設計を担当しています。
機械系の学部出身ではありますが、全く未経験の分野なので、先輩に手取り足取り教えていただきながら、仕事を覚えている段階です。お客様・サプライヤと直接お話しさせていただく場面もあり、最初は分からないことだらけで大変でしたが、少しずつできるようになってきました。
【Q.お仕事のどんなところにやりがいを感じていますか?】
液晶パネルの電気に関する知識や、データを表示させるプログラムの知識など、求められる分野が多岐にわたる点に、難しさと面白さを感じています。構造を理解すればするほど、液晶パネルに多彩な色を表示させる高度な技術に驚かされます。
自分が設計した液晶で、まだ量産化されている製品はありませんが、先輩から引き継いでかなり進展している案件もあります。乗用車に取り付けられる予定なので、今からとても楽しみです。
【Q.プライベートの時間はどのように過ごされていますか?】
Uターンした時に、大学時代から憧れていた現在の愛車を購入しました。マニュアル車で、週末はドライブによく行っています(笑)。
新潟での社会人生活を始めるにあたり、不安に思うことはほとんどなかったです。それもこの愛車との暮らしが待っていたから。
同じ寮の先輩と一緒に休みの日に車をいじったり、ドライブに出かけたりして、カーライフを満喫しています。
新潟は道路が広くて信号も少ないので運転しやすく、湯沢方面まで行ったり、日本海沿いを走ったり、あちこち足を伸ばしています。
【Q.Uターンしてから、新潟の暮らしはいかがですか?】
一番は、やっぱりご飯のおいしさときれいな空気です。お米も枝豆も、食べるたびに「いやあ、うまいなあ」としみじみ思います。
住環境の面でも、満員電車で苦しい思いをしたり、電車の時間に縛られることもなく、のびのびと過ごせるところがいいですね。新潟の人の性格も穏やかで、優しい人が多いです。
オフを過ごす場所も、新潟市方面へ行けば遊べる場所がありますし、冬のスキーも楽しめる。いろいろなことができるバランスの良い県だと思います。
Uターンとは言いながらも、地元が新潟市で、現在は長岡市に住んでいるわけですが、1時間半くらいのドライブで気軽に帰れるので、気にならない距離ですね。
トータルで、新潟に戻ってきて本当によかったと思っています。
【Q.今後の目標を教えてください。】
まだまだ勉強が必要ですが、液晶パネルは面白い分野だと思いますし、業務を通じて液晶パネルの技術者として成長していきたいと思っています。
「液晶パネル」と一言で言っても、そもそも仕様条件が厳しい上に、製品ごとに見た目が少しずつ違ったり、搭載する車車種によって気を付けるポイントが異なったりします。そういった特徴を理解しながら、より良いディスプレイを設計できるようになりたいです。
そしてオフには愛車を運転しながら、県内外へ足を運んで「日本にはこんな場所があるんだ」という発見をたくさんしていきたいですね。
【Q.新卒Uターンを検討している人にメッセージをお願いします】
就活は、とにかく動き出しが早ければ早いほどいいと思います。会社を探すだけでも早くから取り組んでおけば、あとで焦ることなく、気になる会社の見落としを防げます。
そして会社との相性を確認するためにも、興味がある企業へは実際に訪問してみてください。雰囲気や環境など、行かないと分からないことがたくさんあります。
エントリーへの返信や説明会などで採用担当の人とつながったら、直接社員の方とお話ができないか交渉してみましょう。私は5社ほど訪問して、先輩社員にお話を聞いたり、社風を肌で感じたりしながら、納得のいく就職先を見つけることができました。
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