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上越をITエンジニアの活躍の場に
- 子どもの健康が移住の決め手 -

2022.09.02 掲載

フリーランスエンジニア

太田 昌幸さん

上越市

◎太田さんのプロフィール
・出  身:新潟県上越市牧区
・移住時期:2020年10月
・経  歴:高校生まで上越市で過ごす
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      進学のために上京
       ↓
      都内でWEB制作会社などに9年間勤務したのち
      フリーランスのITエンジニアとして独立
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      2020年春の帰省をきっかけに10月に完全移住
       ↓
      現在は東京の顧客のWEBサービスをリモートで受託開発

◎現在の暮らし
 妻と4歳の長男と3人暮らし

◎にいがた暮らしのおすすめポイント
 暮らしが便利で、かつ海や山が近い。
 ちょうどいい都会感があるところ。

移住の決め手は『リモートワーク』と『子どもの健康』

【Q.Uターンを決めたきっかけは?】

もともと東京にこだわりがあったわけではなく、いつか新潟に帰ってもいいかなとは漠然と思っていました。とはいえ、フリーランスでITエンジニアをしていたので、クライアントや他のエンジニアとのつながり、家族のことを考えると決めきれない状況が続いていました。

そんな中、本格的にUターンを考え始めたきっかけは、新型コロナウイルスの感染拡大でした。会議や打ち合わせが次々とリモートに切り替わり、私も会社員だった妻もリモートワークが中心になりました。息子が通っていた保育園が一時的に休園になると聞き、「それならその間、みんなで新潟へ」と、2020年の春、2週間くらいのつもりで上越市牧区の実家に帰省しました。

子どもも楽しそうだし、両親も喜んでいる。私たち夫婦も仕事をしつつも余裕のある毎日を過ごしていました。滞在を伸ばして1か月がたったころ、子どものぜんそくの発作が出ていないことに気づいたんです。鼻水もくしゃみも出ないし、調子がいい。空気や環境が変わると、こういうことが起こるのかと驚き、移住しようと決意しました。調べてみると、新潟県にフリーランス移住応援金制度があったので、新しい暮らしのスタートに役立てました。

新幹線は安心材料だった

【Q.Uターン先を上越妙高駅前にしたのはなぜですか?】

今はリモートワークだけど、いつか対面に戻るのではないかという懸念も捨てられなかったので、拠点はJR上越妙高駅前に決めました。上越市が行っているサテライトオフィスなどの家賃補助を活用した仕事場も自宅も、それぞれ駅から徒歩3分です。とはいえ、移住から約2年で私が仕事で上京したのは1回だけ。フルリモートで何の支障もなく、むしろ効率的に仕事をしています。


【Q.奥様は移住後どのようにお過ごしですか?】

不動産会社で事務をしていた妻は、移住をきっかけに事務職から念願の営業職へ転身。移住から半年間は大宮の会社まで通勤していたので、彼女にとって新幹線はマストでした。今は、上越市の移住イベントにゲストとして出たり、移住希望の方の家探しの依頼を受けたりと上越・妙高を新たな拠点にしようと活動中です。仕事とは別に、個人で高田駅近くの古民家を購入して何やら計画中です(笑)。

確かに、高田駅前の商店街や雁木は魅力的に見えます。子どもの頃に見た印象とは違うんですよね。「一度外に出ると故郷の特徴や良さがわかる」とよく言われますが、まさに本当だなとしみじみ実感しています。

上越市の移住支援制度一覧はこちらへのリンク

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【Q.移住から約2年、生活は変わりましたか?】

ぜんそくの発作から解放された息子は、すっかり地域になじみ、元気よく過ごしています。希望どおりに近くの保育園に入れられましたし、アパートと違って階下の人を気にすることもなく、庭でも思い切り遊ばせられるので、私たちものびのびと子育てができます。わざわざ遠出をしなくても広い公園や里山があり、海や山へ行くのにも30分もかかりません。

都会育ちの妻は「田舎への移住は不安じゃなかった?」と聞かれるたびに、「ぜんぜん!」ときっぱり答えています。もともとポジティブで、「デリバリーサービスがないから節約できる」、「何かのついでではなくスーパーに行くという目的を持って行くから買い忘れがなくなる」と言っていますし、仕事も生活も楽しんでいます。気負い過ぎないことが大事らしいです。


【Q.今後の目標を教えてください。】

生活が落ち着いた今、上越にITエンジニアを増やし、彼らが経験できる場、つまり仕事を増やしていきたいと思っています。コロナ禍でDX化が加速する今はチャンス。都会で働いているエンジニアたちが帰って来られる環境をつくっていくのが私のこれからの目標です。

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