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ニイガタビト

やりたいことがない人にチャンスが巡ってこないのは、東京も新潟も同じ。

2008.10.16 掲載

財団法人北方文化博物館

高橋健太郎さん

34歳 新潟市

旧新津市出身。高校卒業後、新潟でフリーター生活を送る中で「テレビ番組の放送作家」という職業に惹かれるようになり、東京で開催された「放送作家セミナー」に参加。修了後、東京の街を歩いている際にたまたま知り合った人がテレビの制作会社に勤めていたことから、マスコミ業界でアシスタントディレクターなどの仕事を始める。30歳を過ぎて新潟にUターン。現在は財団法人北方文化博物館で、各種イベントの企画・運営に携わる。

Uターンしたきっかけ

昔は自分がスーツ着てネクタイ締めて会社勤めするっていうのが考えられなかったんですね。そんな中で、たまたま放送作家という職業の存在を知ってあこがれるようになりました。「放送作家セミナー」に参加したりした中で、いろいろな人の出会いからテレビの制作会社で働くようになりました。同じ系列のテレビ局のオススメ番組を紹介する番組を作ったり、ドラマの撮影現場で助監督をしたりしました。忙しかったですけど、周りにいる人も面白い人ばかりで、イヤイヤ仕事をしているという人は一人もいませんでしたね。
ただある現場で腰を痛めてしまって、お医者さんからも無理するなって言われました。以前は思わなかったんですが、30歳になると、今の仕事を一生の仕事として考えた時にどうかな、と感じてしまって。また東京にいても生活費がかかりますし。それで新潟に戻ってきたという感じです。

Uターンする際に不安だったことや心配だったこと

東京でのキャリアがあったので、何とかなると思い、就職の目処もつけずにとりあえず帰ってきました。
でも、就職の際に東京での経験をキャリアとして見てもらえませんでしたね。番組づくりの関係で様々な人に電話をして企画していろいろ交渉するという仕事をしていたので、それは営業の仕事にも通じるものがあると思ったんですけどね。30歳を過ぎてからの再出発でしたので、大丈夫かなと不安にはなりました。

役に立った情報機関

いろんな人と会ったり、市民活動に顔を出してみたりしましたが、直接就職に役だったのはハローワークですね。地方には仕事がほとんどないイメージがあったんですけど、見てみるとたくさんありました。
正社員だと求人の職種は限られているという印象ですが、私にとって面白そうな仕事は、正社員よりも臨時とか期間限定の求人の方が多かったですね。その中で、臨時職員で北方文化博物館の企画営業の仕事を見つけて、就職しました。
最初は臨時職員でしたが、今は契約社員として働いています。

新潟公共職業安定所へのリンク

現在住んでいる地域の魅力

今は新潟市に住んでいるんですが、全国の地方都市の中でも発展していますよね。それが車で少し走るだけで田園地帯になって、風景や空気が一変するというのは面白いですね。また、街の真ん中を大きな信濃川が流れているっていうのは楽しい。川で分断されて発展の弊害と感じる人もいらっしゃるでしょうけど、こういう街並みは面白がった方がいいんじゃないかと思います。

仕事の内容

博物館の中でのイベントの企画・運営を主に担当しています。北方文化博物館の魅力を活かしつつ、新しいことにチャレンジすることを企画して実践しています。一度いらっしゃったお客様でも、また来たいと何度も足を運んでいただけるような企画が出来ると良いですね。企画の担当といっても事務室にこもりっきりではなく、忙しい時期には館内を回ってお客様へのご説明もします。記念写真を撮ったりすると皆さん喜んでいただけますね。
会社によっては企画、広報、運営など別々の専門部署があったりするんでしょうけど、イベントの内容を考えて、関係機関や講師の方と交渉をして、告知もするということで幅広い業務を担当できるのでおもしろいですよ。
また、館の敷地内に田んぼがあるのですが、地元の小学生に田植えや稲刈りを体験してもらったりとか、地域と関われる活動もしています。

休日の過ごし方

休みの日は本屋さんや図書館に出かけることが多いですね。情報を集めることが目的です。東京だと普通に街を歩いているだけで情報が入ってきたりするんですけど、新潟だと集めに行く必要がある。そういう違いはありますね。好きな場所はデパートかな。本屋さんもあってCD屋さんもあって喫茶店もあって、いろいろな情報に触れることができます。

メッセージ

何か面白いことをやりたいんなら、東京よりも地方の方がチャンスがあるんじゃないですか。単純に人口が少ないから競争率が低いというのもあるし、新潟だと面白いことやっている人って目立つじゃないですか。だから接触しやすいし、そこから同じように面白いことをやっている人とのつながりもできやすい。東京だと分野ごとにネットワークが出来上がっているようなところがあるけれど、新潟だと重層的というか。こんなことやりたい!と情報発信すると、官民問わずいろんな人が呼応してくれるという印象があります。新潟出身の人には、東京や他のところも見てほしいなとは思いますけど、やりたいことがない人にはチャンスが巡ってこないのは東京も新潟も同じ。東京でなければダメということは全くないと思いますよ。

財団法人北方文化博物館
〒950-0205  新潟市江南区沢海2丁目15-25
TEL.025-385-2001 FAX025-385-3929
URL. http://hoppou-bunka.com/

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