2008.07.02 掲載
ホテル日航新潟 フロント
吉井 千晴さん
29歳 新潟市中央区
1979年、五泉市生まれ。平成15年から1年間、ワーキングホリデー制度を利用しオーストラリアにて日本語教師として勤務。帰国後、ヒルトンホテル系列コンラッド東京(東京)、NPO中間支援組織(新潟)などの勤務経験を積み、現職。
今まで、オーストラリア、静岡、東京と色々な地域で働いてきましたが、ゆくゆくは新潟に戻ろうと思っていました。東京にいた頃のホテルでの仕事がとても楽しくて、新潟へ帰る前にしばらくその仕事を頑張ってみようと考えていたのですが、父の看病が必要となり、当初の予定より早く新潟に戻ってきました。新潟に帰ってきてもホテルで働きたいという想いが強かったので、父が元気になったのをみてホテル業界へ飛び込みました。
仕事が見つかるかどうかが一番不安でした。そもそも新潟はホテルが少なく、求人自体もでていませんので、やりたい仕事ができるかどうか、希望した部署に入れるかが心配でした。
相談機関は特に利用しませんでした。強いて言うならハローワークでしょうか。インターネットは常に活用していましたが、決まって利用していたサイトはありませんでした。
私の場合、新潟の興味のあるホテルにかたっぱしから電話をかけたんです。求人が出ていないので、とにかく人事の方に電話をして自分をアピールしていました。
東京にいた頃はなかなか落ち着けませんでした。緑も少ないし、人も多い。みんな何でそんなに急ぐの?って思っていましたね。新潟は山、川、海と自然が沢山あるし人も温かい。深呼吸ができるところがいいですね。
お客様の受付業務や電話応対、外貨の両替まで、お客様の満足を追求する為に細かなところまで気を配っています。普段お客様の目に触れないところであれば、お客様の情報管理を徹底していますね。例えば、ご宿泊されたお客様の好みの新聞を管理し、次回ご宿泊される際は好みの新聞をすぐにお出しできるようにしています。
因みにフロントの業務は意外と歩くんです。万歩計をつけて仕事をしてみたら、6000歩も歩いていました。驚きです(笑)
通常はフロントでの受付業務ですが、G8労働大臣サミットの際は各国の閣僚級の方が多数集まります。当然、ホテルにて食事会などが開かれるわけですが、その際宴会サービススタッフとお客様の橋渡しをさせていただきました。つまり、簡単な通訳係です。東京のホテルでは毎日6割程度は外国のお客様がいらっしゃったため、その経験を生かして宴会サービスの方たちのお手伝いをさせてもらったことが大変良い経験になりました。
掃除や洗濯などの一通りの家事を終わらせたら、必ず外に遊びに行きますね。というのも外に出ないと一日が充実しない気がするんです。仕事上友人とは休みが合いませんが、一人でも必ずどこかに出かけます。バドミントンサークルに入っているのでバドミントンをしているときもあります。
私の場合、新潟を離れてみて初めて良さを実感しました。住みなれた土地で友達もいる環境はいいものです。Uターンを考えている人の中には、新潟に帰ってくることに不安を覚える人もいますが、都会で働いた経験は必ず新潟でも活かせますので安心して戻ってきて欲しいです。
<連絡先>
ホテル日航新潟
〒950-0078
新潟県新潟市中央区万代島5番1号
TEL:025-240-1888 FAX:025-240-1880
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