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教えて先輩! 第117回

地元で夢を表現する

2017.03.26 掲載

鍬とスコップ 代表/公益財団法人 山の暮らし再生機構 職員

佐藤瑞穂さん

24歳 小千谷市在住

 小千谷市片貝町生まれ。物心つかない頃から兄に連れられ、片貝まつり(※)に遊びに行き、山車引きや祭囃子として参加。各町内の中でも「自分の町内が一番!」と思うほど楽しんでいた。高校を卒業した後は京都の大学に進学したが、祭りの時期に合わせて帰省し、大学4年間の夏休みは地元片貝町で過ごす。卒業後は、東京に引っ越すも「自分のやりたいことは片貝町にある」と気付き、2015年9月にUターン。公益財団法人山の暮らし再生機構職員として働きながら地域づくりを学び、東京で幼馴染と立ち上げた「鍬(くわ)とスコップ」の活動をしながら地元片貝町を盛り上げている。

※片貝まつり:三尺玉花火発祥の地の片貝町で、四百年の伝統を誇るこのお祭りは、「筒引き」「玉送り」等の伝統行事や世界最大とされる四尺玉の打ち上げなど町中が花火一色で熱狂的になることで知られる。

片貝まつりが一番

 「片貝まつりが一番面白い!」と言っちゃうんです。小さい頃から兄に連れられてよく祭りに行き、山車の飾りつけや引っ張る係をしていました。中学生になると笛を始めるんですが、私の町内は人手が少ないこともあり、小学3年生から始めて、もう15年くらいやっています。20歳くらいから親方として年下の子どもたちに教えるようになり、今は自分が教えてもらった先輩たちの子どもに教えています。このサイクルが続いているから、親になったときに子どもを練習に送り出してくれるし、積極的に祭りに協力してくれるんだと思います。
 祭りの準備や練習が嫌だと思ったことはありませんでしたが、小千谷のサッカークラブチームに所属していたので、夏が近くなると練習がかぶっちゃうんです。どっちも楽しいから出たいのに、どっちかしか出れない…そういう葛藤はありました(笑)。そのくらい片貝まつりが大好きなんです。

「感情の揺れ」を表現したい

 地元が大好きでしたが、大学は県外に行こうと思っていました。古典文学を勉強したかったので、昔の都があった関西圏に漠然と惹かれていたし、祭りが大好きなので祇園祭や時代祭、岸和田だんじり祭りなど魅力的な祭りを知ってみたいとも思いました。進学の際は、兄姉が2人とも県内にいたこともあり、両親からは反対されませんでした。
 京都の大学生活は楽しかったけれど、今思ったらもっとできたことがあったのかなと思います。あの頃は今みたいな地域活動は全くせず、本とバンドと片貝まつりが大好きな大学生でした。日頃からちょくちょく帰省していたし、長期休みになるとまるまる新潟にいるような4年間で、実は夏の京都を体験したことがありません。夏は片貝まつりの準備があるので、即!帰っていました(笑)。
 大学では中国古典を専攻し、大学の枠を超えた詩人や小説家を目指す人たちが集まるコミュニティによく参加していました。恥ずかしながら私も執筆していて、1度ある雑誌で作品を評価していただいたことがあり、こんな世界(夢)もあるんだなと思って勤しんでいたことも。バンドは、ジャズ研究会と軽音をやっていて、既成のものをアレンジして仲間と楽しんでいました。どちらも表現方法という共通点が自分の中ではあって、両方好きでしたが、重きを置いていたのはどちらかというと本でした。
 表現したかったことは、やっぱり片貝町のこと。子どもの頃から、祭りが行われる2日間の熱狂と、それ以外の何もないいつもの町との興奮の振れ幅、感情の揺れといいますか…そんな気持ちを子どもながらに感じていて、それを表現したかったんです。そしてそれを小説にして世に出したら、社会的に影響があると思っていたし、それが片貝町を表現するベストな方法だと思っていました。

ありのままにアウトプットすることがベストな表現方法

 そんなことを考えながら、大学を卒業した後は仕事も決めずに上京し、浅草で暮らしていました。4畳半風呂無トイレ共同、風呂は基本濡れタオルでたまに銭湯。よくある小説に出てくるような生活に憧れていたところもあってこんな生活をしていました。苦じゃなかったし、むしろけっこう楽しかったです。仕事は、ご縁があって神保町の中国古書店で働くことになりましたが、お客さんは専門書を買い求めに来る中国人バイヤーやマニアックな方が多かったので、友人はほとんどできず、近くに住んでいた幼馴染とよく会っていました。
 幼馴染と話すことは片貝町のことばかりで、「自分の町内が衰退するのを黙って見ていられない。片貝町でしか感じられない感情の揺れや興奮を伝えられないかな」って、そればかり話していました。私は、ずっと京都や東京で「小説」という方法を使ってそれを表現したいと夢見ていましたが、幼馴染と話すうちに、わざわざ京都や東京じゃなくても、表現方法が小説じゃなくてもいいんじゃないかと気付いたんです。
 片貝町で感じる感情を、ありのままにアウトプット(表現)したい。それがベストな表現方法なんだな、と自分の中で腑に落ちました。

「鍬とスコップ」につながる仕事

 2015年5月、東京で「片貝町をなんとかしたい」と話していた幼馴染と「鍬(くわ)とスコップ」という任意団体を立ち上げました。団体名は、「年中、足元(片貝町)にあるものを掘り起こして楽しいことを見つけたい」という意味を込め、鍬で土を掘り、スコップで雪を掘るというイメージで名付けました。
 そして同年9月、片貝町にUターン。上京した時と一緒で、仕事は決めずに帰ってきてしまいました。東京にいた時は全然稼いでなかったので、それよりは稼げるだろうと(笑)。実家で家賃がかからないというのも心強かったですね。帰ってきてからは、ネットで「長岡 小千谷 求人」と検索しました。せっかくだから新潟らしい仕事をしたいなと思って、最初は伝統産業や酒造りを探していたんです。とはいえ、私のベースは「片貝まつり」と「鍬とスコップ」なので、祭りの準備や地域のことに関わる時間が取れる仕事がよかったんです。
 そんな時に、たまたま山の暮らし再生機構の募集をハローワークで見つけました。稼ぎつつ、実践的に地域づくりを勉強できる。しかも2年という期間限定。小千谷市ではこういうことはしていなかったし、ここで働くことは鍬とスコップの活動にもいい影響があると思って、これだ!と思いました。

公益財団法人 山の暮らし再生機構へのリンク

1本のムービーから始まった夢を叶える

 鍬とスコップはメンバー8人で、東京在住1名以外は、みんなUターン組です。片貝町の窓口になりたいと思って、東京の友人を連れ、ムービーをつくったところから活動が始まり、その時に夢見たことがひとつずつ叶ってきています。
 片貝まつりは全国から観光客が訪れるのに、宿が1軒もなく、終わったらすぐ帰らざるを得ないんです。せっかく足を運んでもらっているのに、ディープな祭りの楽しさを伝えられないなんてもったいない!と思い、東京にいた時から祖父母の家のリノベーションを考えていたんですが、それが今年動き出しそうです。
 というのも、前述したムービーがきっかけで連絡をくれ、20歳から祭りに参加することになった男の子が、この春から地域おこし協力隊員として、私の町内に赴任することになったんです!
 鍬とスコップのこれからの1年間は私自身すごく楽しみにしていて、地域おこし協力隊員の受入れと、米作り講座など様々なことに挑戦したいと思っています。町のみなさんの協力があって、若いのにいろいろやらせてもらえ、本当にありがたいと思っています。私の夢はここ片貝町で表現したいと思います。

鍬とスコップFacebookへのリンク

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