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新しい働き方 第42回

『飛べ!ダコタ』をきっかけに

2013.10.17 掲載

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佐渡地区農山漁村体験推進協議会スタッフ

鈴木恵美さん

佐渡市在住

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埼玉県出身。佐渡市内のケーブルテレビのアナウンサーとして来島。ケーブルテレビ退社後は、地域のイベントや結婚式の司会、世界遺産を目指す相川金銀山周辺の街並みガイドなどを行う。2年前より、佐渡地区農山漁村体験推進協議会のスタッフとして、新潟県内外から訪れる子ども達の自然体験や民泊体験のサポート、グリーンツーリズムなどの事業に携わる。

「歩け!ダコタ」のむらあるき

 2013年10月5日、2年間撮影を続けてきた、佐渡の高千地区を舞台にした映画「飛べ!ダコタ」が全国公開になりました。新潟県内には、先行上映でご覧になった方々もいらっしゃるかもしれません。
地元では、舞台となった現地を歩く観光ツアーが開催できないか話し合いをしてきました。そして、ダコタ不時着事件のことを勉強してみようかな〜と思う地元の方々と、勉強会も開きました。今回はそのガイド勉強会のご紹介をしたいと思います。

 「飛べ!ダコタ」は、佐渡で起こった英国軍機不時着事件の実話を元にしています。この事件は、第二次世界大戦の終戦から5ヶ月後の昭和21年1月、佐渡の高千村北立島集落の海岸に、イギリスの軍輸送機「DC-3ダコタ」がトラブルのために不時着したというもの。中にはイギリス人11名が乗っており、全員無事でした。しかし、村人の中には英語を話せる人はほとんどおらず、つい半年前まで「鬼畜米英」と教えられ、家族や親類を戦争で亡くした人も多かったので、初めは抵抗を持ちます。ですが、高千村の人々はイギリス人達を温かく迎え入れ、宿を用意し、もてなしをしました。政府からの指示も届かない中で、村人達は飛行機の修理を手伝い、村人総動員で海岸に手作りの滑走路を作り、最後は見事、飛行機を飛び立たせることに成功しました。

映画は、佐渡島民のエキストラやスタッフなど、たくさんの人達の協力のもとで制作されました。映画を見た人々は思わず涙・・・感動の作品となりました。映画を見て「高千に行ってみたいな」と思う人達が出て来るだろう、その人達のために、勉強せんかっちゃ!と、地元集落の有志が勉強会に集まってくださいました。

ダコタは奇跡の場所に降り立った!

 舞台となった高千地区北立島・入川集落は、こぶし大の石が散在する直線の海岸が続いています。そのため、ダコタは着陸の際、車輪が埋まるかもしれない砂の海岸よりも、石の海岸の方がダメージは少ないことを考慮したと推測されます。飛行機が緊急着陸するにはココしかない!と機長は判断をしたのでしょう。そして、不時着現場がちょうど村役場の目の前で、村人が素早く対応できたこと、英語を少し勉強していた学生が冬休みで帰省しており、辞書片手に通訳できたこと、機体を修理できる場が村の中心地であり、客人を泊める旅館や部品を直す鍛冶屋もすぐ近くにあった等々・・・勉強していくと、ダコタがいかに条件のよい場所に降りたかということが分かってきました。

記憶を引き出しながらの勉強会

 勉強会に参加している方の何人かには、事件が起きた67年前、ダコタの滑走路作りを手伝った方や、飛び立つ前に操縦席に座らせてもらった経験のある方もいます。そのため、勉強会ではその頃の記憶をたどり、思い出話が弾みます。
 しかし、当時は終戦直後ということもあり、イギリス人を助けた事実は語られることなく、資料類も全て処分したため記録が残っていないのです。ダコタ物語は映画化がなければ、世に広まることなく静かに人々の記憶の中から消えようとしていました。だからこそ今、次世代に受け継いでいくべきだと思っています。

hospitality お・も・て・な・し

 決して裕福とは言えない時代の中で、人種・宗教・国籍・話す言葉の壁を越え、村人は困っている人にやさしく手を差し伸べました。そして当時のイギリス人達は、村人達の「hospitality(ホスピタリティ、おもてなし)」に感謝の気持ちを述べたといいます。村人の中には、現代人の想像を遥かに越える苦労や心の葛藤があったことでしょう。それでも、全員が一致団結して困っている人達を助け、おもてなしをしたのです。

 2013年の高千に住む人々にも「ホスピタリティ」の心は受け継がれています。「よぅ来てくれたのぅ!」都会のようなサービスではありませんが、素朴で何となく懐かしい雰囲気で迎えてくれることでしょう。ぜひ、高千の人々と交流してみて下さい。映画をきっかけに多くの人々が高千地区を訪れることを願っています。

佐渡地区農山漁村体験推進協議会(子ども農山漁村交流プロジェクト)へのリンク

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