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ニイガタビト

今の生活から一歩外へ出てみる
- なりたい自分に近づく -

2011.07.29 掲載

 将来のキャリアデザインを構築するには、早いうちから始めることと、それが具体的であることがポイントといわれています。今の生活から一歩外へ踏み出し、どんな形であれ社会とつながってくると、漠然としていたキャリアプランが描きやすくなるかもしれません。それは会社見学、インターンシップ、ボランティア、アルバイト等々、どういった形態でもよいと思います。今回、企業インターンシップを体験された方と農村インターンシップを体験された方の体験談等をご紹介します。

古俣さんインタビュー1

 「仕事の時間は人生の大きなウエイトを占めるので働く姿を自分の目でみてから将来の職業を決めたかった。」と大学就職課を通じて(株)博進堂にインターンシップをされた古俣美紅さんにお話をお聞きしました。

(インターンシップの内容は?)
 得意先を始め多くの人と触れあえるメニューで、実務処理の補助というより考えること、創造する内容が多かったですね。実習レポートも真っ白なアルバムに自由に文字、イラスト、写真を入れ込んで仕上げるスタイル。会社の自由さを感じるとともに、いいものを創る志の高さを実感しました。

古俣さんインタビュー2

(就職活動はどのようにされましたか?)
 業種や職種を絞り込むより、この会社で何をしたいかをイメージできるところにエントリーしました。他社からも内定をもらっていましたが、社全体が一つのグループとして動いていると感じた(株)博進堂への就職があきらめきれず再挑戦し、内定、採用に至りました。 情報収集というととかくインターネットや情報誌に頼りがちになりますが、会社見学やインターンシップは会社の空気を肌で感じられ、将来の社会人としての自分をイメージしやすくなりました。

古俣さんインタビュー3

(学生さんへメッセージがあれば)
 就職は悩まず県内企業と決めていました。ただ、学校のように守られている空間ではない「働く現場」を知りたくて大学3年生時にインターンシップに参加しました。
  日頃、印刷物に触れることはあってもその制作過程は見たことがないので、創る人の思いが伝わってきたり、また、毎日が同じ繰り返しでなく、変化のある日常があるんだということを感じられ、働くことへのネガティブな意識を変えることができました。  
どんなに情報収集をしようとしても限界があります。自分の足で廻って、自分の目で見たものに大きな価値があると思います。

渡邉さんインタビュー1

 IT企業を退職後、もともと山暮らしに憧れていたこともあり、大手移住サイトで情報収集をし、長岡市で1ヶ月の農村インターンシップ((財)中越防災安全推進機構が実施)をされた渡邉智行さんにインタビューしました。

(インターンシップの内容とその後を聞かせてください)
 長岡市法末地区(旧小国町)での農村インターンシップは稲刈り、作物収穫などの農業実習のほか、グリーンツーリズムの手伝い等もさせてもらいました。現地の受入コーディネータと頻繁に会い、常に情報収集をしていたので、タイミングよく次の仕事である小千谷市「田舎で働き隊」の募集を教えてもらい申し込みをしたところ、半年間、若栃みらい会議事務局として勤務することができました。「ここでは何か成果を成し遂げる前に、この地域で生きる術を教えてもらいながら働くことが大切」と感じました。

渡邉さんインタビュー2

(農村インターンシップを生かして)
 現在は小千谷市福祉施設障害者支援センターひかり工房で職業指導員として働いています。農村インターンシップで得た知識を生かして通所者の農作業を担当しているのですが、クライアントのオーダーを受けてプログラミングしていたシステムエンジニア時代とは違い、農作業メニューを自分で考えて自分で創れることに、厳しい仕事の中にも充実していると感じています。仕事、集落行事、わかとち未来会議の活動、様々な人との出会いを通して存分に生きている実感が持てる日々を送っています。

にいがたインターンシップ推進協議会へのリンク

渡邉さんインタビュー3

(田舎暮らしを考えている方へのメッセージ)
 首都圏には緑が少ないな、山に住んでみたいなと漠然と思っていましたが、こうして今小千谷に移住しているのも、色々なシーンに顔を出していたのがよかったのかもしれません。また、中越地区には移住してきた若い人や同年代のコーディネーターがいるので一緒に行動させてもらっています。
 就農に高い関心があったわけではありませんが、通所者の皆さんと一緒に作業できること、そして、休日に自然と農作物の水やりに足を運んでいる自分を客観視すると、生活の延長上に仕事があり、自分で決めて自分で動けていることを非常に楽しく感じています。
 また、大雪や夏の虫たちの襲来等、大自然の中でメリハリのある四季を受容しつつ暮らしていたら、生きる力が自然と身に付きました。心身ともにタフになりたい方に田舎暮らしをオススメします。

企業インターンシップをするなら

 にいがたインターンシップ推進協議会専務理事(事務局長)の伊藤勝さんにお聞きしました。 
 「にいがたインターンシップ推進協議会に登録している県内企業社数は280社。新潟には世界に誇れる高い技術力を持つ企業、世界トップクラスのシェアを誇る精密部品を製造している企業などが多く集積し、新潟から世界の発展に貢献できることを示していますが、若い方々にその情報が伝わっていないために意外と知られていないこともあります。
 インターンシップはこうした優良な企業を知り、また、就業実習を行うことで将来のなりたい自分を考えるよい機会となり、主体的な職業選択が図られるといわれています。文系の学生が理系(製造業)の職に適応していると気づくこともありました。インターンシップは旅費、賃金、宿泊費等が支払われませんので、必然的に現在の住まいか、もしくは実家から通えるところを選ぶ学生が多いようです。
 重要なのはインターンシップをするかしないかではなく、広く企業に目を向けることと、そして早くから始めることです。とにかくキャンパスから一歩踏み出してみてください。自分にあっているものは何か、足りないものは何か、やりたいことは何かがみえてくるかもしれません。申込先は、各大学就職課またはにいがたインターンシップ協議会(025-234-1935)へどうぞ。」

農村インターンシップをするなら

 (社)中越防災安全推進機構デザインセンターのチーフコーディネーター阿部巧さんにお聞きしました。
 「内閣府の地域社会雇用創造事業のメニューの一つで今年度も募集しています。当法人では、新潟市や長岡市等の広範囲に渡り、年間十数人を受け入れています。実習フィールドとしては農山村が多いのですが、単に農作業をして農業技術を習得するだけでなく、キーパーソンとの出会いが大きな魅力のようです。
 住居はこちらで用意します。家賃はかかりませんが、自炊になりますので、食費(実費)が必要です。農業スキルは求められませんが、各地域に入り、1ヶ月間生活をするので、対人能力がある程度必要になります。
 新潟にインターンシップに来られる方は若い方が多いですね。今の生活から一歩踏み出したいという人に、まずは1ヶ月のプログラムに参加してもらいたいと思います。その後の選択肢は人それぞれですが、重要なのは、実習終了後にどういう方向に進みたいかを見極めることです。申込先は(社)中越防災安全推進機構復興デザインセンター(0258-39-5525)です。」

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