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ニイガタビト

知らない誰かに話しかけよう

2015.08.20 掲載

vol2

NPO法人入広瀬元気クラブ

鈴木里美さん

魚沼市在住

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Key word

 高校卒業後、教師を目指して関東の大学に進学。さらに研究者になる道を考え選び大学院に合格したが、一転、酪農家を目指して北海道へ。その後、魚沼市にUターン。現在はNPO法人入広瀬元気クラブで大白川の浅草山荘、大原スキー場、駅のえき等を運営している。

人とつながるには酒も必要

 「新潟県民は呑兵衛(のんべえ)」というのは紛れもない事実。魚沼でも昼間から缶ビール片手に談笑している姿を見かけます。先日、東京に営業回りに行きました。魚沼の魅力を多くの人に知ってもらうための営業です。その夜、反省会という名の飲み会をしました。(酔いがまわる前に反省会もきちんとしましたよ。)私の他は40~70代の方が一緒でしたが、初めて行った店でボトルまで入れて、それをあっという間に飲み干してしまいました。酔いがまわると「俺は魚沼をこうしたいんだ!」と熱く語り始め、その勢いで2次会はカラオケ。歌って飲んで朝の4時までいました。おじさん方、まだまだ元気です。歌った中に「入広瀬の女(ひと)」という曲があり、やっぱりみんな地元が好きなんだな~と思いました。
 普段は聞けないその人の熱い思いや過去の実績などを聞くことができて、この場にいて本当に良かったなと思える時間でした。お酒の力を借りると人は色んなアイデアが出てくるものです。
ここだけの話、翌日は二日酔いのため、おじさん方は営業に行けませんでした。

大白川名物?『落ち武者弁当』

 今年の『駅のえき大白川』爆発プランとして、『落ち武者弁当』といういわゆる駅弁を販売しました。初めての弁当は完売というわけにはいきませんでしたが、民宿の方々にも試食してもらおうとお届けしました。すると「今まさにその弁当の話してたんだ!」と言われ、今日初めて持ってきたのになんで知ってるんだ!と驚愕しました。他の民宿に持っていっても「これが噂の落ち武者弁当か。」と言われたり。田舎の噂が広まるスピードはおそろしや。そういう地域だからこそ、近所の人が具合悪くなったらすぐに駆けつけたり、うまいうまい(?)弁当の噂もあっという間に広がって買い物に殺到したりするのでしょう。正直に言いますとあまり売れ行きはよくありませんでしたが、大事なのは何かをやってみようと一歩踏み出すこと。普通の弁当じゃ面白くないから、大白川のB級グルメや駅のえき弁などを目指してまずは作ってみることを目標としました。そうすれば何らかの評価がくだるわけで、うまくいくかどうか考えているよりもずっと良いと思います。皆さん舌がこえてるのでまずいものは素直にまずいと言います。しかしそういう声があるからこそ、もっとこうしてみようとか発想を変えたり工夫してみようという気になるのです。最終的には大白川の人が買いまくって売り切れなんて弁当を目指したいものです。地元の人が買うということはその商品が「良い」という証拠です。

駅のえき大白川のブログへのリンク

人に魅かれる人

 まだ半年しか経っていませんが、今年は本当に色々な出来事がありました。新しい補助事業の実施準備、大原山菜園オープン、駅のえき新規出店者&商品入荷多数、山菜会館の本物の山菜を食す、魚沼の若者と一緒に新たな事業展開、東工大生と大白川との共同事業実施、年齢層幅広くたくさんの出会いなどなど。1つ1つが濃いです。そして大白川から外に出ることが多く、他の地域に目を向けることができました。新たな発見もあり、参考にすることもたくさんありました。
私は大した知識も経験もないし、偉そうに言える立場では全くありませんが、家と会社の行き帰りの日々、休みの日はごろごろしている、特にやりたいこともなく今の会社でなんとなく働いている、趣味も特にない…と言ったような姿を見ていると、本当にこのままで良いと本人は考えているのか、本当は違うことをやりたいけど動き出せないでいるのか、など様々なことを勝手に想像してしまいます。若いからこそもっとフットワークを軽く、やりたいことを見つけるためにイベントに参加してみたり、とにかく行動に移すことが大事だと思います。最初の一歩はなかなか勇気がいるかもしれません。誰かから否定されることもあります。しかしやりたいことをやって失敗する分には後悔はしません。何もせずに時間だけ過ぎていくことこそ本当にモッタイナイです。私は小さい頃から人見知りで、美容室ではおしゃべりせずに黙って雑誌を読んでいるタイプでしたが、今では自分は人見知りだと言っても誰も信じてくれないほど社交的になりました。今の環境が自分をここまで変えてくれ、こういった記事を書くようにまでなりました。
駅のえきに来てから気づいたことは、自然や名物も大事だけど最終的には「人」だということです。魅力ある人がいるからその地を訪れる。私はそもそも誰かと知り合うきっかけがあまりないので、駅ではとにかく自分から話しかけるようにしています。「誰だコイツ。何だコイツ。」と思われることが多々あるかもしれませんが、そんなことお構いなしに話していれば、「知らない人」から「知り合い」まで昇格します。知り合いになれた人が2度目、3度目と訪れたときにはもう「友達」です。決して新手のナンパではありません。そんな魅力ある人間になれるよう、私は今日も知らない誰かに一生懸命話しかけようと思います。

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